口唇口蓋裂の顎裂を治療する手術として、骨移植がある。骨移植の前には、CTなどの検査を行い、口腔周辺の骨格模型を作成する。シングルマザーFさんの次女Mちゃん(写真左)も、3月の手術を前に骨格模型を作成した。私達家族3人も、Mちゃんの受診時刻に合わせて合流した。
待合室で、通りかかった馴染みの助手の方と歓談していると、Fさんが質問した。
「S先生はいつまで診てくださるの?」
子供たちを診てくださっているS先生はまだまだお元気だが、子供たちの治療はまだ10年以上かかる。良い先生だけに気になるところだ。
「お子さんたちが最後になると思います」
今はもう、新生児を診てはいないそうだ。6年前の私たちの子供が最後で、その後に口唇口蓋裂で生まれた赤ちゃんは、先生の弟子の若い先生に任せているらしい。この分野で抜群の技術を持ち、人格的にも申し分のない先生。Fさんも私達も絶大な信頼を寄せているが、いつかは引退の時が来る。技術を承継し、後進を育てた上で引退される。6年前にそこまで考えておられたとは。
さて、受診が終わったらお楽しみのランチ。今回は「露菴」。ブッフェスタイルなので心行くまで食べることができた。楽天Payが使えないのがちょっと残念だったが、PayPayが使えたのでよしとしよう。
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