そんなわけで水分とエネルギーの消耗が激しいと思われるため、外れた点滴がまた再開された。量は20cc/h。
同じ病室には、昨日の朝に軟口蓋裂の手術を受けた女の子がいる。当たり前だが、手術から帰ってきてずっと泣いている。・・・息子もそうだったので、少し女の子のお母さんに声をかける。「次の坐薬までもうちょっと」「ウチのに比べたら静かなほうですよ」とか。まあそれがなにかの役に立つわけではないが・・・
ふと、誰に風邪をもらったのか考えてみる。小児病棟の大部屋だからそういうことを考えても無駄なのだが・・・。一番怪しいのは一昨日のお昼に同じ部屋に入ってきて、昨日の朝にはいなかった名前の読めない女の子。風邪ぎみで、手術キャンセルになったはずだ。これだから大部屋は困る・・・というか、入院前の診察で判定して大部屋まで来ないようにしてもらいたいものだ。部屋に入ってから症状が出た場合は仕方ないけれど。。。
そんな感じで息子は点滴状態へ逆戻りし、妻も疲労が蓄積している。左腕に「チクチクする」謎の発疹が出たり、口内炎も3つぐらいあるとか・・・
「一晩帰って熟睡してくださいな」
「ん~・・・。どうしようかなぁ・・・」
「私の定期入れにICOCAあるし。駅まで歩かないかんけど」
「遠いなぁ・・・」ちなみに病棟から駅まで徒歩20分。駅から自宅までは5分。妻は基本的に運動しない。特に長い距離を歩くのは苦手だ。
「病院の玄関前から駅までタクシーという手もありますが」
「いやぁ・・・」で、結局帰るとは言わなかった。帰っても心配で眠れないとか思ってるのだろう。帰らなくても風邪が治るわけでもないが。
看護師さんが息子に冷たい枕も出してくれたが、同じ場所にとどまっているような息子ではない。
一晩で熱が下がっているとは思えないが、ちょっとだけ期待して、そろそろ病院に出かけよう。
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