2015年4月8日水曜日

生後707日目 洗濯機を通販で買ってみた

月曜日に洗濯機の洗濯槽が回転しなくなった。スタートを押しても低く唸るだけで動かない。7~8年使用している製品なので寿命とも思われる。インバーター式なのでそれが故障したのかもしれない。

昨日の夕方、途中駅で降りてリサイクルショップで妻と合流し、中古の洗濯機を見ていたのだが、妻が使いやすいスペック・・・
  • 7.0kg
  • 縦型
  • 風呂水ポンプあり
だと2台ほどで、どちらも新古品のため6万円ほどの価格であった。しかも一応中古品だから配達・設置はされない。というわけでリサイクルショップでの購入はやめることにした。

通販サイトなどで検索してみると、新品が4万円未満で、しかも配達・基本設置までしてくれる商品がかなりあることが分かった。その中から納期が早そうなものを選ぶと・・・


東芝のAW-7G2になった。公式サイトで寸法図も確認でき、設置はできそうだということで購入ボタンをポチリ。メールか電話で設置可能な日を取り決めてから発送されるようだ。この機種はとりたてて特徴のない普通の洗濯機。また7~8年使えれば、と思う。

・・・

さて、ソフト積み木の積み上げにハマっている息子だが、昨晩は7段に成功。



両親からともに、割れんばかりの拍手を受け、したり顔の息子。

だがこれで止まらない。ここからの8段目挑戦(゚д゚)


妻:「きゃぁぁ~!!」
私:「さすがに無理じゃねえ?!」



まさかの成功。

妻:「ウソぉ・・・」
私:「なんか力学的におかしい!そんな気がする!」

最近これで、少しの時間一人遊びができるようになった。静かだなぁと思ったらだいたいこの遊びだ。



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2015年4月7日火曜日

生後706日目 「口唇口蓋裂の治療は○○が一番」?

若い人の間で有名な方に最近お子さんが生まれ、お子さんが口唇口蓋裂であることをTwitter上で明らかにしておられた。父親として育児・治療に頑張る!という気合が感じられて、約2年前の息子が生まれた時の気持ちを少し思い出した。

誕生まで

とはいえ、口唇口蓋裂の治療は長い道のり。焦りすぎては疲れきってしまう。健常児であっても生後3~4箇月は戦争に例えられるほどしんどい。まして、口唇裂がある子は生後3箇月くらいで手術を受けなくてはならない。お母さんの肉体的・精神的負担はかなりのものになるので、ぜひお父さんには落ち着いて、「奥様のケア」を十分にしていただきたい。

そのお父さんのツィートに対して、ファンの方から多くの激励のリプライが付いていた。その数から、結構有名な人らしい、と思ったわけだ。全てが善意のリプライなのだが、私から見ると少し気になるツィートがあった。

「口唇口蓋裂の治療は○○病院が一番です!」

といったものだ。発言の主に全く悪意はないと思う。

だが、こうした発言は控えるべきだ。理由はいくつかある。

まず、何をもって「一番」なのかが分からない。おそらく単純に「印象」で言っているのだろうと思うが、順位付けするからには客観的な基準が必要だ。症例数なのか、瘢痕の綺麗さ(どうやって数値化する?)なのか。そうした基準なしに印象で「一番」と言っても意味が無いだろう。

そして、これが重要なのだが、治療を行う医療機関を選択するのは当事者および保護者であって、その際には、様々な事情を勘案しなければならず、他人の言う「一番」の医療機関ではない病院で治療を受けなくてはならない場合のほうが多いということだ。

口唇口蓋裂の治療は頻繁に通院・入院し、20歳前後までの長期間続くので、当然地理的な制約が出てくる。一部の人が思っているように、1~2回手術するだけで跡形もなく治る・・・のならば、「一番」の病院で治療も可能かもしれないが、実際には「普段通える範囲」の病院で治療を受けることになる。

また、口唇口蓋裂の他にも何らかの疾患を持っていて、そちらの方が緊急性や重要度が高い場合には、その疾患に熟練した医療機関で治療を受けるから、口唇口蓋裂の治療だけを基準に選ぶわけにはいかなくなる。

こうした理由で他人が言う「一番」の病院に診せられないご両親がおられたとして、その方が上記のような発言を目にしたらどう思うだろうか。そうでなくてもお母さんは、お子さんが口唇口蓋裂を持って生まれてきたことを「申し訳ない」と思っている部分がある(もちろんお母さんに責任は全く無いのだが、これは理屈抜きにそういう心情になってしまう)。そうしたお母さんに、またもや「一番の病院に診せてあげられなくてごめんなさい・・・」と思わせてしまうのではないか。もちろん気にしない方もあるだろうが。

以前、美容クリニックの院長のツィートでも同様の発言を目にしたことがある。出身校を持ち上げたくなる気持ちは分からなくもないが、医師の発言としては軽々に過ぎるだろう。

医療機関によって口唇口蓋裂の術後経過などの違いは多少あるだろうが、実際には、術後の傷痕の状態、構音の発達などはお子さんの個人差のほうがはるかに大きい。口唇口蓋裂のお子さんを授かった御両親には、「治療が無理なく継続できること」を第一優先として、治療を受ける医療機関を選んでほしい。

・・・


昨晩の息子のソフト積み木遊び。写真は5段だが、最高6段まで積み上げられるようになった。妻が積み上げにくい形状(半円柱など)の積み木をそっと隠すというアシスト付きだが(笑



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2015年4月6日月曜日

生後705日目 絵本「しずくちゃん なぞなぞひらがな」

引っ越す前は賃貸暮らしだったので、自治会というのは(家賃に入っている)会費を支払うだけの存在だったのだが、引越し後、持ち家の世帯主になるとそうもいかない。昨日は朝から公民館で本年度の自治会総会だった。

公民館に開会時刻の3分前に行くと、既にほとんどの人が来ている状態だった。来年からはもう少し早く来よう。。。

総会では決算や予算が報告されたあと、私を含む新規加入者6人が自己紹介を行った。

「C組の○○です。 12月末に引越してきました。家族は3人ですが、別にもう一人、京都の大学に通っている娘がおります。それからずっと歳は離れているのですが、来月で2歳に息子がおります。息子の病院通いが頻繁なので、病院に近くて便利なこちらに引越してきました。このあたりのことはよく知りませんので、いろいろ教えていただきたいと思います。よろしくお願いします」

とまあ、何も準備していなかったのでグダグダな自己紹介になってしまったのだが、これでその日の任務は完了。

・・・

風邪が治りきっておらず少々しんどかったが、妻の買い物に付き合うことにした。どのへんの店に行こうか?と妻に聞かれたので、古本屋さんが隣にあるお店へ、と答えた。

古本屋の絵本コーナーにはあまり在庫が無かったのだが、1冊だけ非常に小さな、ひらがなのなぞなぞの絵本を見つけた。内容はもっと年齢が高い子向きだが、息子の手にはとても持ちやすい。そのせいか息子が手放さず、結局購入となった。中古価格で300円。

検索してみると、「しずくちゃん なぞなぞひらがな①」というものらしい。

絵本の内容よりも、手に持ってめくる感じが楽しいのではないかと思うが、一度持ったら離さない。


次の休みにはどんな本を買ってあげようかな。

私が小さい頃、両親に玩具のようなものを買ってもらった記憶はほとんどない。そのかわり、月に一度くらい地元の本屋さんに連れていってくれて、本を2冊買ってもらえた。どの本を選ぶかは自分に任され、どんなに長時間悩んでも母親はずっと待ってくれていたのを覚えている。

息子がそんな風に本屋さんで悩む時を楽しみに待つことにしよう。



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2015年4月4日土曜日

生後703日目 スワンベーカリー

今朝、妻が「パンを買いに行こう」と言う。どこのパン屋かと聞くと、市の社会福祉協議会の広報誌を示して、そこで紹介されているパン屋だと。障がい者が働く店で、スワンベーカリーという名だ。

車で20分ほどで着き、店内に入ると棚に各種のパンが並んでいる。街によくある感じの焼きたてパン屋だ。店の内側では3~4人の店員さんが働いている。10個くらいのパンを選んでレジに並ぶと、「モーニング」の文字が目に入った。イートインスペースもあることだし、せっかくなのでモーニングを頼んだ。

レジ係の方は、精算のスピードや私達とのやりとりは普通以上だし、愛想も良い。レジのもう一人の方は研修中だろうか、一つ一つ先輩に確認しながら丁寧に注文票に記入していた。

モーニングは300円~400円。サンドイッチとサラダがセットで、ドリンクバー付。ファミリー・レストランならドリンクバーだけでこの金額になるだろう。私達が食べているあいだに、15席ほどのイートインスペースは8割埋まった。

息子は柔らかめのパンを食べてゴキゲン。子供用椅子の上で踊るのでヒヤヒヤものだが。

テーブルの上にスワンベーカリーの紹介文が書かれた紙が立ててあった。同様なことが以下のサイトに掲載されている。

スワンについて スワンベーカリー

日本の障がい者の数は人口の約6%、約724万人といわれています。働いている人の大半は全国に6,000箇所以上ある共同作業所や小規模授産施設におり、1カ月の給料が1万円以下という低さで自立するには、ほど遠い現状です。

福祉施設の幹部職員に経営のノウハウを伝授しなければ低賃金からの脱却は望めないことを痛感した小倉前理事長は「製品」や「作品」作りではな く、一般の消費者を対象としたマーケットで売れる「製品」創りをめざしたセミナーを1996年から全国各地で開催し、意識改革に取り組んできました。

この過程で月給10万円以上支払うことを実証し、お手本を示す必要から「焼きたてのおいしいパン」店構想に着眼しました。「アンデルセン」「リ トルマーメイド」を全国展開しているタカキベーカリーの高木誠一社長という良き理解者、協力者を得て、同社が独自に開発した冷凍パン生地を使えば障がい者でもパンが焼けることが分かり、さっそく実践に移しました。

サイトを見ると、私達の町にスワンベーカリーの店ができてから10年以上経っていることが分かった。私は、障がい者を雇用している店なら他にも知っているし利用してもいるが、このお店はその前をいくども通ったことがあるにも関わらず、普通のパン屋さん、という意識しかなかった。これからもずっと、普通のパン屋さんとしてそこに在ってほしいものだ。

・・・

帰宅して、3人で庭に出ると、前に住んでいた方が植えた春の花が咲き始めていた。カエルも暖かさに誘われて現れた。








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