妻と二人、児童相談所で面談をしてきた。
一時養育を含む、養育里親になるための第一歩。
特別養子縁組を前提にはしていない。身体や心に障害あるいは辛い記憶を持った子供たち、あるいは御両親が何らかの事情で育てることができない子供たちを預からせていただこうと思っている。
こうした思いは、息子が小さい頃からずっと持ち続けてはいたが、口唇口蓋裂とASDを持つ息子を育てることは、療育や入院、手術等で共働きの妻の負担が大きく、ずっと私一人の胸の内にしまっていた。
しかし昨冬、妻が度重なる職場でのパワーハラスメントにより体調を崩して退職したことを機に、今後について妻と相談し、息子の口唇口蓋裂の治療が一段落する次の骨移植手術が終わったら、養育里親として登録しようということになった。幸い、退職から日を追うごとに妻の体調は回復している。
そういったことを児童相談所の相談員さんにお伝えし・・・
- 私はごく普通のIT系サラリーマンで土日が休み
- 妻は看護師資格・経験ありの専業主婦
- 長女は滋賀の工場で研究職
- 長男は小学5年生(口唇口蓋裂、ASD)
といったことも会話の中で紹介した。
元々は、私の出身中学校区に児童養護施設があり、そこから通学してくる同級生と友人であったことが、いつかは児童福祉に貢献したいという思いの出発点である。もう十数年、その児童養護施設の後援会に入っているが、やっと具体的な行動に移すことができた。
これから研修・実習を経て、半年後くらいに養育里親になる(それまでに、一時保護をさせていただく可能性はある)。
私が期待しているのは、何より妻が養育里親の経験を通して、生き甲斐や幸せを感じてくれることである。難しい局面もあるだろうが、多くの人からの助言も頂きつつ、頑張っていきたい。
ついに大きな一歩を踏み出されましたね。子供達には誰もが愛情を注がれ、よりよい教育を受けられること。それが心豊かな国造りだと思っております。陰ながら応援させていただきたいと思います。
返信削除東京の老人より。
こんばんは。ありがとうございます。
削除今はとても楽しみにしながら、息子の手術と里子の受け入れ準備を(ほぼ妻が)しています。妻が元気にしているのが私にとっては嬉しいことです。