昼食時には、お嬢さんは自分で、フォークを持って先に刺さった鶏肉を口元に持っていくし、待合ではぬいぐるみを見せると、お母さんの発音を真似て「あんあんまん(アンパンマン)」と言ったり。帰り際には大きな声で「あいあい(バイバイ)」と言いながら手も振ってくれた。あれなら言語聴覚士の先生も(構音はともかく)発達状態に文句のつけようがないだろう。
そんなお嬢さんを毎回隣県から受診に連れてきているWさんだが、御主人はあまり協力的とは言えない。御主人は昨日休みだったそうなのだが、受診に付き合うこともなく、何と京都へ遊びに言ってしまったそうだ(ウチでそんなことしようものなら一気に家庭の危機である)。そんな御主人はWさんから「旦那」とかではなく「うちの戦力外」と呼ばれている。
Wさんのお嬢さんは中耳炎を頻繁に繰り返しているのと、聴力が弱いと診断されている(人工内耳を装着する可能性もある)。御主人が「戦力外」なこととお嬢さんの耳の件では御苦労が多いが、お嬢さんの発達は素晴らしいので、少し気が安まるのではないだろうか。
Wさんのお嬢さんの発達が良い要因の一つには、やはり4歳(5歳だったかもしれない)のお姉ちゃんの存在があるだろう。2~3歳上のきょうだいと関わりながら育つというのは重要な事だ。ウチにもお姉ちゃんは居るが、何しろ18歳上だし、県外で独り暮らしだし・・・。
しっかりしたWさんのお嬢さんに対して、息子の言語の発達は通常ラインに比べて7割程度である。今18箇月だから、言語的には1歳ちょっとくらいという感じ。リハビリのDr.には「順調な遅れ具合(口唇口蓋裂の子の遅れ具合としては普通)」と言われてはいるが、ここから取り戻せるのかという不安はやはりある。
ただ、運動や認知の発達は問題なしという判定を言語聴覚士さんから頂いている。この3箇月で気にかけてやってきたことといえば、
- ソフト積み木などで一緒に遊ぶ
- 絵本を一緒に読む
- 公園で遊ぶ
言語聴覚士さんとの面談では、△や○や□の枠に同じ形のパズルを入れるといったものがあり、これはソフト積み木での遊びと似ているので、初めて見るものでも比較的すんなりクリアできた。あと、大中小のカップを入れ子にするオモチャとか、小さな瓶に鈴を入れたり出したり蓋をしたり、というものもあったが、実力なのか運がいいのか、これも何とかクリアした。
口蓋裂の術後は、遅れている言語の発達を取り戻すのがメインテーマになってくる。身の回りにあるものの名前を私達が折にふれて認識させたり、絵本の読み聞かせをしたり、保育園などで他のお子さんと交流させたりと、そうしたことだ。
まあ、運動や認知にしても言語にしても、発達の速度は人それぞれである。息子にも私達にも負担にならないような感じで努力していきたいものだ。
他のブログもチェック→
なんとなく気持ちわかります…,が、個人的な意見ですいません。クラッパさん、焦りすぎではないでしょうか?うちの息子も話しだすのは遅く、その歳のときは積み木は積めないし、くつなんか履けませんでした。うちの自治体で集団健診が多く、同じ生まれ年のこどもが集まるので、当然遅れてる息子は何も出来ず、担当者からは、コレが出来ないとダメ!みたいなキツい言われかたもし、悩みましたが(なのでうちの自治体の集団健診対応は他のお母さんにも不評…)、1ヶ月もすれば出来たのです。保育園に入ってから靴もはけるようになりました。発達は気にはなります。隣の芝生はなんとやら?です。現在は発音も遅れてますし、運動も苦手ですが、お友達と楽しくやってて、それでいいや♪と思います。まずは手術を無事に乗り切って下さい。入院すると、どうしても運動不足になり、取り戻すには時間かかります。確かにお知り合いのお嬢さんは凄いですね。全体的に、女の子は早いですね成長。私も現在、息子の入学前までには、なんとか発音をマシにしてやりたいと焦ってはいますが、そんなときって、上手く行きません。クラッパさんも奥さんもこれから、忙しくなると思いますが、なにより息子さんが元気にかわいく成長なさってるし、心配ないと思いますよ。長々と個人的な勝手な意見ですいませんでした。
返信削除コメントありがとうございます(^^)
削除まあ、実際の行動としては内的言語を増やそうと話しかけてるくらいで、そんなに目くじら立ててやっているわけでもありません。
こういうブログなので、私がその時に感じた気持ちを正直に書くとこんな感じになりました。同じような気持ちを感じた親御さんも多いのではないかと思います。
さて、あと入院まで10日。ごくまれに咳をしているのが気になりますが、何とか予定どおりに事が運ぶように頑張ります(^^)