2013年6月15日土曜日

生後44日目 助産師さんからのメッセージ

息子を見ていると、最近少し笑顔の表情が出てきたかなと思う。昨晩、息子と遊んでいた娘もそう言っていた。テーピングで頬を引っ張っているから、ニッコリするにも筋力が必要だと思うけれど。

妻は昨日の健診と深夜の授乳で疲れたのか、7時を過ぎても息子と一緒に眠っている。お弁当もないのだから、ゆっくりすればいい・・・と思っていたら、娘が起きている。聞いてみると高校で土曜講座なるものがあるらしく、まる1日学校へ行くんだそうだ。さっき自分でパンを焼いて食べ、お昼は何か買うらしい。まあ、たまにはお昼に好きなものを買って食べるのもいいだろう。それにしても受験生は大変だなぁ。自分の時のことは忘れてしまったが、そういえば私達の頃は土曜日が休みじゃなかったか。

・・・

昨日の健診ではお会いできなかったのだが、息子を取り上げて頂いた助産師さんに長文のメッセージを頂いた(息子や妻の写真は、途中経過の報告時に同僚の看護師さんにお渡していた)。文面は個人情報などに配慮して一部編集している。

息子さん、本当にかわいく成長されていますね。誕生された時も天使のかわいさでしたが。順調に大きく育っていらっしゃるようで嬉しく顔がほころびました。
奥さまもお元気そうですね。

当院は出産数も多く、口唇口蓋裂を持って産まれる赤ちゃんは少なくはありません。しかし、専門の形成外科の医師や治療体制がなく、医大附属病院へご紹介させていただくことが常です。
そのため、当院を退院してからの様子はあまり把握出来ていないところが実です。

御出産の際、御主人様やご家族の皆様は「かわいい」と、お迎えになられていらっしゃいました。しかし、はじめて対面した、口唇裂のある我が子、受け入れるのに産後時間を要す方もいらっしゃいます。

また、医大附属病院へ紹介となるまでに、当院で十分なケアができているかスタッフ各々考えることもよくあります。今回の御出産を通して、ケアの在り様を今一度見直すきっかけにさせて頂きたいと思います。
この助産師さんはまだ20代半ばだが、分娩にあたっての準備、妊婦のケア、分娩介助の手際、他のスタッフへの指示など、あらゆる点においてプロフェッショナリズムを感じる優秀な方だ。しかも相当な美人さんで、そのお姿を紹介できないのが残念でならないが・・・それは置いといて・・・

これから口唇口蓋裂のお子さんを出産予定のお母様が不安に感じていることの一つは、生まれてくる子を受け入れることができるかどうかということではないだろうか。私達の場合は流産や不妊治療、激しい悪阻といった数々のハードルを乗り越えてきた経緯もあり、とにかく生きて生まれてきたくれたことが嬉しく、そして息子が可愛くてならなかった。人によって、受け入れるのにかかる時間は違うだろう。しかし、必ず「産んでよかった!」と思える瞬間が、しばらくすればやってくる。妊娠中のお母さんには、気持ちをゆったりと保って、ストレスのないマタニティライフを送っていただきたい。

テープ貼ってるとタレ目になっちゃうね~(^^;



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