2013年9月12日木曜日

生後133日目(2) 小児病棟での出会い

仕事を終えて電車に飛び乗り、息子の病室に着いた時は18時半くらいだった。


手術は明日の朝一番で、入室が朝8時半。執刀医の先生の計らいで、私が聴けるように朝7時半という早朝に手術の説明をしてくださるとのことだった。

今日の日中の病棟で、妻は口蓋裂の手術を受けた子のお母様に声をかけていただいたそうだ。今度の日曜日には退院されるらしい。私が病室に着いてそんな話を聞いていたら、丁度そのお母様がみえられて、その子の1年以上前の口唇裂の手術や、今回の口蓋裂の手術について貴重な体験談を聴かせていただいた。おまけに、手術の直後は大変だからと、ドリンク剤や簡単に食べられるお菓子まで差し入れていただいた。

私が息子を風呂に入れて出てくると、そのお母様の御主人も来られたところだった。談話コーナーでそれぞれの子供を抱きながら、同じ疾病を持つ子の親どうし、1時間近く話をさせて頂いた。しっかり者のお母様と穏やかな御主人の愛情を一身に受け、二度の手術を乗り越えた一人息子さんは、私達から見るとずいぶんお兄さんに見えた。

妻は不安な気持ちをそのお母様に話すことができて、少し気持ちが軽くなったようで、私にはそれが最もありがたい。

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病院に一日駐めていた車を運転して帰宅すると、郵便受けに一通の国際郵便があった。





オペレーション・スマイル・ジャパンからの寄付金の領収書。手術前日に届くというのもすごい偶然だ。

寄付は僅かな金額だが、子供医療費の助成を受けて手術を受けられる日本の親として、途上国の口唇口蓋裂の子供達が手術をうける際の薬の一部にでもなればと思い、寄付をした。寄付の一部はこのブログに表示している広告からの収入を充てさせてもらった。つまり、このブログを読んでくださっている皆様全員からの寄付である。

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さて、明日はいよいよ口唇裂の手術だ。手術の六時間前・・・午前2時半からミルクを飲ませられなくなる。きっと、早朝の妻はぐったり疲れていることだろう。明日は休暇を取り、7時頃に病院に行く予定だ。





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