コンスタントにミルクが飲めるようになり、さしあたり心配事はなくなったので、私は帰宅することにした。娘をずっとほったらかしだったし、明日からは仕事がある。
私が妻と息子を病室に残して病院を出たのが15時半くらいだった。妻からの状況報告によれば、私が病室を出た直後に100cc、それから3時間後にも70ccほど飲んだということだから、順調に慣れてきている。
病院によって微妙に異なると思うが、口唇裂手術に向けて細口哺食器やホッツ床なしでのミルクの練習をしてくださいね、と医師や外来看護師に言われると思う。でも、これがなかなか上手くいかない。今回同じ病棟に入院していた口唇口蓋裂の子のお母さん達に聞いても、手術直前まで量が飲めなかったとか、そもそも練習が全くできていなかったとか、そんな話ばかりだ。
子供にしてみれば、やっとホッツ床や口唇口蓋裂用乳首にも慣れた頃に、突然変えて飲めと言われるのだから「全力拒否状態」になるのも無理もない。
息子の場合、術前の練習は全くと言っていいほど成功していなかった。それでも手術後の深夜に2回飲めたものの、そこから1日半は全く飲めなかった(強引に口の中に入れたのを除く)。ところが日付が今日に変わった午前2時に、突然飲めるようになったので、こちらの調乳が間に合わずバタバタしたくらいだ。
結局、飲めるようになるまで、拒否されても拒否されても根気よくトライしてみるしかないということだ。10kgに満たない体重で人生初の手術。唇を切って縫った直後にミルクをゴクゴク飲めというほうが、そもそも無理な話なのだ。でも子供は親の努力に必ず応えてくれるものだと改めて感じた。手術とその痛みを乗り越えた息子を誇らしく思う。
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私が病院で付き添いをしていた間はEメールで投稿をしていました。その間、本当にたくさんの励ましのコメントを頂き、感謝にたえません。スマートフォンの小さな画面で個別のコメントへのお返事を行う余裕がなく、お返事できておりません。一括で大変失礼ですが、ここで御礼を述べさせて頂きます。まだ退院はできておりませんが、順調に推移すると思います。ありがとうございました。
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