昨晩の夕食が終わると、妻と息子が木製の知育玩具で遊びはじめた。しばらくすると息子が立ち上がり、「作品」を持ってくる。
ものすごい真剣な表情で・・・(笑
何か自分でできて、見て欲しい時にはこうして持ってきたり、妻や私の方を見てワーワー騒ぐので、過剰なくらいアクション付きで褒めてやる。よくできたね~とか、バンザイしながらすご~いとか。「自己肯定感」メーターがあったら120%になるくらいに。
満足すると去っていく・・・(^^;;
妻はこのオーバーに褒めるのが習慣化してきていて、私が昨日の朝にちょっとだけトイレ掃除をしたら、妻から賛辞の嵐である。
「トイレ掃除してくれたのっ?」
「ん? あ~、ちょっと気になったから」
「まあ~、こりゃ~こりゃ~、ありがとうございます。『勝手にきれいになるはず無いし、しかし掃除道具を動かした形跡が無いし』って思ってたのよ」
ブラシでちょこちょこっと磨いて、ブラシは元の位置に戻しただけだが・・・こうしてのせられていくんだろうか。まあ悪い気はしない。
・・・
今朝の出勤前に、妻が唐突に呟いた。
「お姉ちゃんの時にこのくらいの余裕があったら良かったなぁ。よく怒っちゃったなぁ・・・」
「一人で二人分やってたんだから、余裕ないのは仕方ないんじゃない?」
妻はシングルマザーとして、働きながら独りで娘を0歳から中2まで育てた。
「まあそれもあるけど、何と言うか、『絶対きちんと育ててやる!』みたいな・・・変な気負い?」
「職場とかでちゃんとしなきゃみたいに言われるわけ?」
「ん~、そんな雰囲気も無くはないかなぁ。あと、親戚とかに当初はだいぶ言われた」
0歳児を抱えて離婚することに全面的に理解を示す親戚ばかりではないだろう。
「だからかなぁ。何か、よく怒ってた」
「今より全然おとなしかったのに?」
「そうなのよねぇ・・・。悪さなんかちょびっとしかしなかったのに。何であんなにイライラしてたのかなぁ」
私としては、彼女が気持ちに余裕を感じているのなら、これ以上のことはない。それに母親の精神状態は子供に大きな影響を与える。何より家庭内が平和だ(^^;
とはいえ、妻が職場復帰したりすればまた仕事上のストレスも発生するだろうから、よく話をしておかなければいけないだろう。
・・・
妻が「申し訳なかった」というお姉ちゃんだが、昨日電話がかかってきた。
「蜜柑、送ってくれてありがとう」
「いえいえ。早めに食べてね。体調はどうですか?」
「うん、元気。でね、今度のアルバイトが○ッツ・○ールトンていうホテルになったんだけど」
「そりゃまた高級な」
「やっぱそうなんだ~。面接で行ったけど、何かそういう(高級な)雰囲気」
「(まさか○ッツ・○ールトン知らなかったのか?)・・・だろうね・・・」
「で、○FJ銀行に口座を作れって言われた」
「パスポートがあるでしょ。それ持って・・・(PCで支店を検索)・・・四○烏○支店に行くことだね」
「やっぱ行かなきゃダメかぁ」
「そりゃあね。平日で授業が休みの日に、朝イチに行けば窓口混んでないと思うよ」
「はぁい」
「で、勉強の方は大丈夫?」
「ん~~~、大変デス(笑」
「まあそっちが主体なんで頑張ってくださいとしか言えません」
「はぁ~い」
日曜日に蜜柑を1箱宅配便で送っていたのだが、どうやら娘は中身より故郷から荷物が届くということ自体が好きらしい。妻は申し訳なかったというが、それなりに大学生になって一人暮らしして、アルバイトもしてる。よく育てたほうだろう。
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