自宅の郵便受けには、定期購読しているシステム開発関連の月刊誌と、税務署からの通知と思われる封筒が入っていた。税務署からの通知には、引越しに伴い所轄の税務署が変更になることと、確定申告書を移送した旨が書かれていた。
私は同一市内で引越しをしたのだが、実は市内は3箇所の税務署によって管轄が分けられている。そのこと自体は知っていたのだが、農業所得の所在地は変わらないので申告先は同じかと思って引越し元の管轄の税務署に出していたのだ。まあ、出し直しとかではなくて、管轄変更と申告書の移送までやってくれたので、親切な対応と言えるだろう。
昨晩の息子の遊びは写真のような「ソフト積み木でテレビ台の上に街を作る」的なことと、フローリングの上でダンボールに乗り、親に引っ張らせる「ダンボールそり遊び」。後者は親の体力消耗が激しい(笑
「中腰がっ、厳しい・・・はぁ、しんどい、暑い・・・・」
という妻に代わるが、私も10分位で限界に到達する。こういうとき、若い人だったらもうちょっと頑張れるのかな(^^;;
・・・
さて、ちょっと気になる記事がTwitterのTLに流れてきた。
「電車内ベビーカー」問題は、子育てへの理解不足が原因ではないと思う件(ふじいりょう) - 個人 - Yahoo!ニュース
誤解を恐れずに書くならば、その女性あるいは男性が子どもを一緒に連れて、ベビーカーで200%前後の乗車率の電車に乗らなければいけない必然性がある
事とは一体何なのか。お仕事ならばフレックスや在宅ではムリなのだろうかとか、通院ならばむしろ病状が悪化しないのだろうか、とか考えてしまう。
炎上マーケティングなら成功しそうなので、その片棒を担ぐこともないとは思うのだが、上記の引用部分に関して、頻繁な通院が必要な口唇口蓋裂の子を持つ親として一言。
口唇口蓋裂の赤ちゃんは、その月齢にもよるが、頻繁な時期は週1回以上の通院が必要になる。その時期は概ね生後1~4箇月で、当たり前だが自分では歩けない。病院での診察は多くの診療科(形成、耳鼻、口腔、リハビリ、言語・・・)を回るため、短くても数時間、通常は丸一日という長い時間がかかる。
このあたりの月齢の赤ちゃんを世話したことがない人には分からないかもしれないが、赤ちゃんとこれだけの長時間外出すると、大量の荷物も持ち歩くことになる。ミルクや哺乳瓶、お湯の入った水筒、オムツ、お尻拭き、着替え、タオル・・・など通常のお出かけ用品に加え、口蓋裂がある場合はホッツ床やその保管容器など疾病に特有の持ち物。これらの総重量は女性が手に持って長距離移動するにはギリギリ、もしくは限界をオーバーすることになる。
中には抱っこ紐に赤ちゃん、背中と両手に荷物という出で立ちで電車に乗っている逞しいお母さんもおいでになるが、普通の女性の筋力・体力ではまず無理だ。ベビーカーに赤ちゃんと荷物の半分くらいを載せるというのが妥当だし安全と言えるだろう。電車では畳めという人もいるが、その程度の荷物ならばそもそもベビーカーを使う必要がない。
そうしたお母さんが混雑する時間帯の電車に乗らなければならないのは何故か。言わなくてもわかると思うが、病院の受診予約時間に間に合わせるためである。ギリギリで試験やプレゼンに向かう会社員と事情は何ら違わない。これをずらせるものなら別の時間にするだろうし、そうしている人も多いだろうが、皆が皆希望の時間に診察予約できるわけではない。
口唇口蓋裂の治療は大病院に集約されつつある状況があり、その病院でも診察できる曜日は決まっている。いきおい、多くの赤ちゃんを連れたお母さんが長距離を移動して同じ病院の同じ曜日に殺到することになり、なかなか希望する時間に予約を入れることはできない。かくして、ベビーカーを押して満員電車に乗車せざるを得ない状況が発生する。
そして、ここまでは赤ちゃん一人の場合だ。もし年子のお兄ちゃんやお姉ちゃんもいたら? 双子だったら? お母さんの苦労が想像できるだろうか。
物書きならば、そこらへんまで調査して書きなはれ、と上記の記事の筆者には言いたい。こうした上っ面の記事が流れる事こそ、子育てへの理解不足が原因である。
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