その供述が本当であれば、被害者には何の落ち度もなく、単に「殺したいから殺した」という犯人の興味本位の行動の犠牲になったことになる。これでは本人も浮かばれないし、御遺族はやりきれないことだろう。妻はそのニュースを見て、「もし子どもがそんなふうに殺されたら、時が止まってしまうわ・・・」と呟いた。
犯人の女子生徒の母親は昨年に亡くなり、父親はその後再婚。継母とあまりうまくいっておらず、それが理由で独り暮らしを始めたという報道もある。とはいえ、母親がおらず、父親が再婚したという境遇の子どもは世の中に沢山いるし、その子達のほとんどは普通に暮らしている。犯行の理由にはならない。
妻は、「育て方なのかなぁ」と訊いてきた。それもあるかもしれないが、この場合は生まれ持ったものが大きいのではないかと思える。良心や他者への共感性の欠如。反社会性人格障害(サイコパス)の疑いもあるようだ。
・・・
妻は昨日も、子育て支援センターに息子を連れていった。前回話しかけられた、言語発達を心配するお母さんとお子さんも来ておられた。今回も色々と話をしたらしい。
生後443日目 言語発達を心配するお母さん
上の子の時にほとんど外出しなかったことを反省しているお母さんは、こうしてなるべく顔を出しているそうだ。「上のお子さんは何歳?」と聞かれた妻は・・・
「何歳というか・・・ 大学生・・・(>_<)」と答えた。そのお母さんが激しく驚いたのは言うまでもない。
「32歳位かと思ってました」実年齢からマイナス10歳である(笑 まんざらでもない妻。
「ということは、もう、一人育て上げたんですね!」
「えっと、まあ、そういうことになるけど・・・。その時々にやることをやってただけで・・・」
「すごいなぁ。一番大変だったのはどんなことでした?」
「う~ん・・・ まあ強いて言えばお姉ちゃんは小学生の時に身体が大きかったから、デブとか何とか言われてからかわれたとか、かな。。。大学受験とかは主人に任せっきりで」そんな会話をしていたら、他のお母さんにも話しかけられ、コップ飲みができるのをすごく驚かれたそうである。私達とて、口蓋裂手術がなければコップ飲みの練習などまだしていなかっただろう。
息子は相変わらず高い所へ登って目が離せない。登るだけならまだしも、立ち上がって踊る。そして足元を見ていない。たぶん何回か落ちるだろう。
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どうして、
返信削除被害者ばかり、名前が写真がバンバン出て加害者は名前すらでない。加害者の過去を報道して、どうしたいのか?実母が亡くなられて気の毒だから?実父が再婚したから?ひとり、マンションへ厄介払いされたから?猟奇的な考えの女の子だから?だからって人殺していい理由にはならない。今の法律はおかしすぎ。未成年だって殺人犯じゃないか。被害者のご両親は、これから苦しみしか残らないじゃないかな?犯人の彼女と親は、ちゃんと罰を受けないとダメだと思う。報道はかばってるようにも、受け取れる…。痛ましいすぎる事件です。
仰るとおり、こうした事件の報道はかなり慎重さが要求されると考えます。報道の情報を元にした真偽不明のネット情報が流布し、それを見た同校の生徒が精神的ショックなどの二次被害を受けているとも聞きます。
削除マスコミには、できればこうしたパーソナリティ障害と思われる子供に対する理解が進むような報道をしてほしいものです。サイコパスの矯正は非常に難しいですが、低年齢から地域社会で見守り、欲求や衝動を犯罪でない方向へ向かわせることは可能である・・・といったことなどです。サイコパスの人は非常に頭脳明晰なことが多く、反社会的な行動は結局得にならないと論理的に納得できれば、犯罪の可能性を減らすことができるはずです。
犯罪を犯せば「自分にとって」損な事になるという事例を示すことが対策としては最も有効なのですが、少年法との兼ね合いからそれが難しい。困った問題です。