妻はアナログ人間なのでケータイで長い文章を打つのが苦手なのだが、こと「口唇口蓋裂ママ友」とのやりとりに関してはいつも頑張って入力している。比較的重要な内容になると、私に校正を頼んでくることもある。
相手がママ友の場合に限らないが、メールの際に妻にアドバイスをしていることが2つある。
- まず相手のことを気遣い、自分と息子のことはその後に書くこと
- 「人それぞれ」を常に意識し、思い込みをできるだけ排除すること
特に「奇形」や「遺伝」という微妙な単語が聞き手によって様々な受け止められ方をすることは留意すべきだ。年齢・性別はもちろん、育ってきた環境や社会的背景によって聞き手が受ける印象は全く異なることは知っておくべきだろう。やはり、社会経験をあまり積んでいない20代前半に軽率な発言が多いように感じるが、もちろん中には非常に丁寧に言葉を選んで会話ができる若い方もおられる。
逆に、ベテラン医師の中にも、こうした相手を傷つける発言をしてしまう人がいる。例えば、難聴が疑われるお子さんのお母さんに、さらっと「今は人工内耳もあるから」と軽く言ってしまうような人だ(実話)。
基本的に、誰でも「何も考えずに話せば必ず相手に不快な思いをさせる」くらいに思っておけばいい。病気に関することなら尚更だ。
ではどんな話し方をすれば良いの? ということになるが、これはケースバイケースなのでこれと言った答えはない。ただ、言葉を発する前に一呼吸置いて、一度胸の中でその言葉を反芻してみてほしいと思う。
こんなことを書くと、病院の待合などで声を掛けづらくなる、というお母さんがおられそうだが、そこはぜひ頑張って話しかけるようにしていただきたい。相手を思いやる気持ちを忘れなければ、それは必ず伝わるものだ。
・・・
息子の現在の遊び。メントスの空き容器に円柱形のソフト積み木を入れて出す、の繰り返し。
体重は11.4kgになった。
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わかります。私も、メールを送ったり、コメントしてから、あれはいけなかったかな?とよく思います。遺伝なんて言われると、母親は自分責めてしまいますよ。私は、生まれつきの小児マヒなんで、…ひょっとしたら、こどもに影響あったのか、考え込んだ時期があります。でも、こどもの先生が、全く関係ないと、言ってくださり、こころが軽くなりました。私は、障害者、健常者という言葉がイヤですね。今のところこういう区分で分けられてて、障害者ママだから出来ないって思われがち…。でも、極端な話、虐待や、ネグレクトを起こす親は、健常者ママが多い。せっかく健常な体をもってるのに、精神を病んでしまい…これって障害者だと言えませんか?言葉の受け取りは紙一重なんですよね…難しいですが。
返信削除おはようございます。
削除この記事はある方のTweetが元になっています。御自身も口唇口蓋裂で、お子さんにも口唇口蓋裂がある方です。当事者のお気持ちも、当事者の母親の気持ちも分かる方ですが、先日病院で同じ病気の子の若い母親から配慮の足りない言葉をかけられたそうです。悪気はなかったようですが・・・
若いおかあさんは、経験もなく、いきなり口蓋裂のお子さんを持つわけですから、配慮が、ないと言えばないですね(´д`)言葉に限らず入院マナーもでしたけど。うちではないですが、別室の同室おかあさん同士が揉めてしまい、看護士さんが苦労されてましたよ。片方は、よほど耐えられなかったのか、こどもの口蓋術後4日でむりやり退院していってしまいました。4日ですよ?信じられないです。まだ何がおこるかわからないのに…。その後、ちゃんと外来にきたかは不明。
返信削除術後4日、はちょっとありえないですね。。。
削除部屋替えをしてもらって何とか乗り切るようにしないと(^^;;;
でもまあ、息子がかかっている病院でも似たような話は聞きます。。。