さすがに10日休もうと思うと、今週はなかなかハードだった。火曜日・木曜日と客先に出向いて合計7時間くらいかけて仮納品。残りの時間で月末納期のプロジェクトの開発作業と、メンバーへの来週の業務指示。加えて、この時期なので人事考課表の記入や勤怠締めなどの雑務も多い。
そんな感じなので会社を出たのはいつもより1時間遅れ。駅で電車を待っていると、携帯に実家の固定電話から着信。何だろう。高齢の親からの連絡は少しドキドキする。どっちか倒れたか? あるいは息子の手術に関することか?
「おぉ。わしじゃ」
「何?」
「今日、『外壁を塗り直しませんか』ゆうセールスがきての。めんどくさいからお前の電話番号おしえたんじゃ。適当に断ってくれ。じゃあの」
「・・・はぁ?」(電話切れる)いや、めんどくさいって何だよ自分で断れよ・・・(T_T)
案の定セールスから電話がかかってきたが、30秒でお断り。息子の手術入院はあるし、そもそも私は私で、これから家を買うところである。実家の外壁まで手は回らないのだ。
電車が自宅最寄りの駅に着き、家まで歩いていると、線路沿いで息子を抱えた妻の姿が見えた。自宅にこもりっぱなしの息子の鬱憤晴らしを兼ねて迎えに歩いてきたということだろう。
「電車見たら大興奮よ。『キャァーッ』って」
「そうなんだ。将来は鉄男かな」だが、その数分後に通過した快速電車には大して興味を示さなかった。まさか普通電車と快速電車の違いが分かるはずもないし・・・
帰宅したら息子の食事。1口食べては部屋を1周する落ち着きの無さ(^^; だけど「食べるひと!」と言うと「あい!」と手を上げてながらこっちへ来るので楽しい。
・・・
一段落すると妻がNHKの「医療ビッグデータ」の録画を見始めた。看護師なので興味があるのだろう。私も大量データをNoSQLデータベースに投入し集計するプロジェクトに関わった・・・というか中心部分は私が作り直した・・・ので、そういう視点での興味もある。
番組を全ては見ていないが、NICUでの感染症の早期予知には興味を惹かれた。今まで活用されていなかった血圧・心拍・酸素飽和度などのバイタルデータを全て蓄積し、パターンを解析することで、感染症の予兆を発見し早期対処ができるようにする研究である。
データを蓄積するストレージの容量やコンピュータの処理能力が向上し、大量のデータを対象にした処理が実現できるようになった。その一方で、モバイル通信の技術・環境の向上によって常時どこでもデータを送受信できるようにもなっている。医療に限らず、こうした環境を利用したデータ解析は重要度を増してくるだろう。そこで必要になってくるのは、確率・統計をはじめ数学に強い人材だ。理系の学生の皆さんは、ぜひしっかりと学んで頂きたい。
さて、今日は住宅購入にあたってローンが実行される日であり、引き渡しを受ける日でもある。だから休んだわけだが、諸般の事情で息子の手術入院の直前になってしまった。その入院まであと3日。
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