ローンは実行されているので、私のこの銀行の通帳には必要な金額が入金されている。あとは出金依頼書を必要枚数分書いて押印する。売買代金、固定資産税の日割り分、火災保険料、司法書士報酬、不動産会社の手数料の半金など。こうして支払い項目ごとに出金依頼書を作ると、通帳に記録が残るし、いっぺんに出金するより良いのだそうだ。
あとは登記の移転手続きの委任状などに記入・押印して司法書士さんにお願いし、物件の鍵を受け取って・・・出金されるのを待つばかり、なのだが、やはり30分以上待たされた。不動産屋さんとは何度もお会いしているが、売主さんとは2回目、司法書士の方とは初対面。話題に悩むところだ(^^;;
とりあえず売主さんに話しかけて、ご近所情報を教えて頂く。私の父より6歳若い売主さんは、おろしたてのような白のポロシャツを着て、さらに若く見える。話し方は控えめで、一人称は「僕」。何のご職業だったか伺っていないが、印象は公務員のよう。
それだけで話が持続できる訳もなく、自然と話題は息子のことに移っていった。せっかくなので口唇口蓋裂の治療や手術などについて話をさせて頂いた。そして、そもそも中古住宅を購入する目的は、息子が通う病院に1mでも近いところで生活するためだということ、とか。もし知り合いに同じ疾患のお子さんを出産されるようなことがあれば、思い出してもらえるかもしれない。確率は500~800人に1人。それほど低くない。
・・・
そのうちに出金が完了し、領収書を頂いて、今回の手続きは完了した。
あとはリフォーム業者さんとの打合せとか電気・水道の手続きである。リフォーム業者さんとは今日現地で打ち合わせることに。水道局に電話すると、「元栓を開ければ使えます」とのこと。電力会社は、平日だったこともあって「2時間以内に使えるようにします」と、なかなかのスピード対応。とりあえず電気が通っていればリフォーム工事も進むはずだ。
途中昼食を挟み、ここまでで14時半。私はやりたいことが2つ残っていた。散髪と、インフルエンザの予防接種。いつものクリニックに電話すると15時からできるという。息子は寝ていたので私一人で行くチャンス。
クリニックでは呼ばれるのを待ちながら、受付で息子の予防接種の予約。口蓋裂の手術日からキッチリ4週間後は12/9。その日に
- B型肝炎
- 水痘
- 四種混合
- インフルエンザ
予防接種のあとはその足で散髪。平日なので行くといきなり椅子に座って、あっというまに終わってしまった。家に帰ると16時。妻に予約の内容を伝えて、訊いてみる。
「インフルの予防接種どうする? 今ならまだしてもらえるよ。混んでない」
「う~ん、どうしよう。退院してからにしようかな~、うつんないかも? それとも罹っちゃうかな?」
「(そりゃわからんけど・・・) 今なら(チビを私が)見とくから行ってくれば?」
「分かった。行ってくる。バラバラで来る変な夫婦って思われるわね」家族でいっぺんに接種すればいいのだろうが、今回は特殊事情である。手術を控えた息子をこの時期の医療機関に連れて行って風邪などをもらってくることは避けたい。
息子は起きていたが、ヨーグルトを食べさせたり積み木で遊んだり、教育テレビの録画を見せたりして妻が帰ってくるのを待った。1時間ほどで帰ってきた妻の第一声。
「注射した所がもう痒い~」
「アルコール消毒ダメって言わなかったの?」
「いやなんか、めんどくさくって言わなかった」
「・・・(最近めんどくさがり屋が多いな)・・・」
妻はとにかく肌が弱い。アルコール消毒もダメ(ちなみに酒も飲めない)、紫外線もダメ。ある程度息子にも遺伝しているようで、息子もテープに弱くていろいろ苦労した。
ま、ともかくこれで私たち夫婦は今年のインフルエンザの予防接種が完了した。入院で感染する確率が少しは下がっただろう。
息子の体重は変わらず11.4kg。口蓋裂手術の入院まであと2日。
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