2015年3月25日水曜日

生後693日目 子ども医療費助成の調べ方

口唇口蓋裂をはじめ、入院や継続的な治療が必要な疾患を持ったお子さんの保護者の方が気になるのが医療費負担だ。手術して10日ほど入院したような場合は、医療費総額は100万超えが珍しくなく、自己負担3割とすると30~40万円の出費になる。高額療養費制度を使うと上限額は所得によってある程度決まってくるが、月に10万円近い出費になることもある。

高額療養費制度を利用される皆さまへ |厚生労働省

ところが、治療を受けるのが子どもである場合、住所のある自治体(市町村)が自己負担分の一部または全額を助成してくれることがほとんどだ。このため、「育成医療」の申請をすぐには行わないことも多い。私の息子の場合もそうだ。

お住まいの自治体でどのような子ども医療費助成が行われているかを確認するには、窓口へ電話するほか、インターネットで「市町村名 子ども医療費助成」などと入力して検索するといい。例えば、私は倉敷市に居住しているので「倉敷市 子ども医療費助成」で検索する。すると、倉敷市の場合次のようなページが見つかる。

子ども医療費の助成/倉敷市

倉敷市の場合、小学校6年生までの通院・入院について医療費の自己負担分を全額助成している。しかも所得制限がない。手続きも非常に簡単で:
  1. 出生届を出すと、申請書が郵送されてくる
  2. 申請書に記入して返送
  3. 受給資格者証が届く
受給資格証は小学校6年生の3月31日まで有効で、紛失等しないかぎり再申請の必要はない。医療機関の窓口で受給資格者証を提示すれば医療費の支払いはなし。また、市外の医療機関を受診した場合も、県内であれば使えるという便利さだ。県外の場合は一旦支払ったあとで交付申請を行う。

制度がどのように変わるか分からないが、現行のままであった場合は、小学校卒業時に育成医療へ切り替えることになるだろう。

これは全国でもトップクラスの、非常に楽なパターンだ。だが・・・

息子が通う医大附属病院では、隣県から治療に来られている方も多い。例えば広島県福山市の場合、子ども医療費助成は、就学前が通院・入院、小学校6年生までが入院のみについて助成される(所得制限あり)。ただし、以下のような一部負担が必要だ。

1医療機関につき一日500円(500円未満はその金額)を窓口でご負担ください。(ただし,同一の医療機関での1か月における窓口支払は,通院は4日まで,入院は14日まで)

県外の医療機関を受診する場合は一旦支払ったあと、上記の一部負担分を差し引いて払戻し申請することになる。口唇口蓋裂の治療は頻繁に医療機関にかかるため、この手間が負担になる。

このように市町村によって、助成対象年齢や自己負担額(定額、定率)、所得制限や申請方法がかなり異なるため、しっかりと理解して利用することが望ましい。市町村窓口で相談する際は
  • 主にかかる医療機関の所在地
  • 通院頻度・入院日数の概要
  • だいたいの所得額
を伝えると自己負担額の大体のイメージが掴めるだろう。

・・・

息子は本日、リハビリの受診だ。担当Dr.が変更になってから初めての受診で、どのような指摘があるのか興味がある。まあ言葉の遅れについては何か言われるだろうとは思うが。。。


他のブログもチェック→にほんブログ村 病気ブログ 口唇口蓋裂へにほんブログ村 子育てブログ 障がい児育児へ

0 件のコメント:

コメントを投稿

ほかのWEBサイトなど、著作物からの引用は常識的な範囲内でおねがいします。また、出典(URL、書名等)を示してください。