1年ぶりにお会いした妻の友人Mさんは、その間に疲労が蓄積したような雰囲気だった。お子さんは高校1年になった長女、中学の長男、小学校低学年の次女。1年前にお話した時には、専ら長女のアスペルガー症候群が話題(悩み)の中心だったが、今は次女が悩みのタネらしい。
「長女は高校に入って、悪い友達と縁が切れて、すごい落ち着いたんです。勉強はついくのが大変みたいですけど・・・。でも、今度が次女がね、すごいイジメっ子になっちゃったんです」予想しなかった展開である。
まだ小学校低学年だからイジメと言っても知れている程度のようではあるが、親の立場としては困った状況だ。世の中、イジメられた子や親の体験談は多くあるが、イジメる側の親の悩みというのはあまり表に出てこない。イジメる方の子はバレないようにしていることもあるし、そもそもイジメた事自体を忘れていることが多い。
Mさんの次女は頭の回転が早く弁が立つため、同学年の子と口げんかになっても言い負けないし、リーダーシップがあるので、集団イジメの先頭に立っていると・・・。素質と才能のベクトルが違う方向に伸びたようだ。
Mさんはイジメの事実を知るたび、先方のお宅に伺って親子ともども謝罪をし、次女にイジメは悪いことだと言って聞かせているようだが、次女には今のところ馬耳東風らしい。
「どうしたら良いと思います(>_<)?」「ズバっと一発回答!」みたいなのは無い。ただ、Mさんの対応は正しいはずなので、それを地道に続けていくしかないのだろう。同じ親から生まれて同じ家庭で育った姉妹でも、持って生まれたものが違うと、必要な対応が180度異なる。Mさん大変だ。。。
・・・
昨日の会にはもう一人、看護師のIさんが急きょ参加してくださった。妻の元同僚で、年齢は少し上だそうだ。Iさんは1時間遅れで合流したが、妻とMさん、Iさんの3人が集まると、話題は職場イジメの話に移っていった。私には分からない女性の世界の、なにやらドロドロした話である。
看護師という職業特有なのかもしれないが、多くの職場に、やたらと特定の人をイジメる古株看護師が居るらしい。妻もIさんも同じ看護師に強烈にイジメられたらしいが、最終的には二人とも「倍返し」にしてから転職したようだ。
「普段おとなしいからって、反撃がないと思うなよ!」Iさんは今の職場でも、特定の看護師から、Iさんが使う心電図の機械のケーブルを入れ替える(!)などという意味不明な嫌がらせを受けていたという。しかしイジメ耐性の高いIさんは最適なルートとタイミングで正確に上司に報告し、そうした事が重なったことで件の看護師はクビになったそうである。
「あんな事私にしたって、自分のクビを締めてるだけよ。だいたい、迷惑するのは私じゃなくて患者さん。だから許さない」その看護師は、イジメる相手を間違えたようだ。
Iさんは、二人の娘さんがいらっしゃるが、次女のアレルギーが重症で10年間仕事に復帰できなかったという。その話などもあって、私達の会は午後6時まで続いたのだが、長くなるので記事を改めようと思う。
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