一方、この土日のいずれかの日には、妻が看護学校に通っていた頃からの友人の女性(Mさん)と1年ぶりに会うことになった。どっちの日にするか考え中の妻・・・
「ん~、日曜日がいいかなぁ。土曜日は焼肉行きたいし・・・。ん~・・・・」
「いっそ焼肉のお店で会えば?」
「はっ!(゜o゜; そうね!」そんなわけで今週の平日、Mさんの家からも近い焼き肉チェーンのお店を現地視察し、予約を入れてきた。ちなみに、Mさんは息子が通う大学附属病院に勤めている。
Mさんと私達が最後に会って話をしたのは、1年前の4月20日(なぜ覚えているかというと、情報処理技術者試験の前日の土曜日だったから)。臨月だった妻を私がカフェまで連れて行き、そのままお昼から夕方まで喋っていた。
その時にはお腹の子供が口唇口蓋裂だということも分かっていて、それなりに準備はしていたつもりだった。加えて、出産する病院から紹介されるであろう大学附属病院に勤めているMさんと話すことで、少し不安が軽くなるのではないかと思っていた。
胎児の障害については、なかなか人に話すということができないものだ。しかしMさんは妻の古い友人であり、大学附属病院に務める看護師である。3人のお子さんの母親で、そのうち一人はアスペルガー症候群と診断されていた。種類は違えど、障害を持つ子の母親としても、妻にとっては話しやすい相手だったようだ。
多くの悩みは、人に話すことによって、少しずつ受け入れることができるようになる。
私は、Mさんの、アスペルガー症候群のお子さんと、あまり家庭のことに積極的ではないという御主人に関する悩みについて、聞き役に徹することにした。
私は医師ではないし、アスペルガー症候群の家族を持っているわけではない。その言葉は知っているが、「高機能自閉症」という日本語訳を知っているぐらい。だからその病気に関するアドバイスはできないが、Mさんの悩みを聞くことはできる。そうしているうちに、Mさんの気持ちが少し軽くなれば良いと思っていた。
結局、ランチを食べてから夕方6時まで、大部分はMさんの悩みに妻と二人して相槌を打つ時間だった。臨月の妊婦と、翌日に国家試験を控えた夫にしては随分余裕のある行動だったが、Mさんの表情は少し柔らかくなっていて、また話をしましょうねと言ってお別れすることができた。ちなみに、国家試験にはなんとか合格することができた。
そして、今日。今度は息子を連れて3人でMさんとお会いする。どういう話になるのかな。まあアドリブは得意なので、楽しみに行ってこよう。
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