2015年2月4日水曜日

生後644日目 べた褒め/母親の「余裕」

昨晩の夕食が終わると、妻と息子が木製の知育玩具で遊びはじめた。しばらくすると息子が立ち上がり、「作品」を持ってくる。

ものすごい真剣な表情で・・・(笑
何か自分でできて、見て欲しい時にはこうして持ってきたり、妻や私の方を見てワーワー騒ぐので、過剰なくらいアクション付きで褒めてやる。よくできたね~とか、バンザイしながらすご~いとか。「自己肯定感」メーターがあったら120%になるくらいに。

満足すると去っていく・・・(^^;;
妻はこのオーバーに褒めるのが習慣化してきていて、私が昨日の朝にちょっとだけトイレ掃除をしたら、妻から賛辞の嵐である。

「トイレ掃除してくれたのっ?」

「ん? あ~、ちょっと気になったから」

「まあ~、こりゃ~こりゃ~、ありがとうございます。『勝手にきれいになるはず無いし、しかし掃除道具を動かした形跡が無いし』って思ってたのよ」

ブラシでちょこちょこっと磨いて、ブラシは元の位置に戻しただけだが・・・こうしてのせられていくんだろうか。まあ悪い気はしない。

・・・

今朝の出勤前に、妻が唐突に呟いた。

「お姉ちゃんの時にこのくらいの余裕があったら良かったなぁ。よく怒っちゃったなぁ・・・」

「一人で二人分やってたんだから、余裕ないのは仕方ないんじゃない?」

妻はシングルマザーとして、働きながら独りで娘を0歳から中2まで育てた。

「まあそれもあるけど、何と言うか、『絶対きちんと育ててやる!』みたいな・・・変な気負い?」

「職場とかでちゃんとしなきゃみたいに言われるわけ?」

「ん~、そんな雰囲気も無くはないかなぁ。あと、親戚とかに当初はだいぶ言われた」

0歳児を抱えて離婚することに全面的に理解を示す親戚ばかりではないだろう。

「だからかなぁ。何か、よく怒ってた」

「今より全然おとなしかったのに?」

「そうなのよねぇ・・・。悪さなんかちょびっとしかしなかったのに。何であんなにイライラしてたのかなぁ」

私としては、彼女が気持ちに余裕を感じているのなら、これ以上のことはない。それに母親の精神状態は子供に大きな影響を与える。何より家庭内が平和だ(^^;

とはいえ、妻が職場復帰したりすればまた仕事上のストレスも発生するだろうから、よく話をしておかなければいけないだろう。

・・・

妻が「申し訳なかった」というお姉ちゃんだが、昨日電話がかかってきた。

「蜜柑、送ってくれてありがとう」

「いえいえ。早めに食べてね。体調はどうですか?」

「うん、元気。でね、今度のアルバイトが○ッツ・○ールトンていうホテルになったんだけど」

「そりゃまた高級な」

「やっぱそうなんだ~。面接で行ったけど、何かそういう(高級な)雰囲気」

「(まさか○ッツ・○ールトン知らなかったのか?)・・・だろうね・・・」

「で、○FJ銀行に口座を作れって言われた」

「パスポートがあるでしょ。それ持って・・・(PCで支店を検索)・・・四○烏○支店に行くことだね」

「やっぱ行かなきゃダメかぁ」

「そりゃあね。平日で授業が休みの日に、朝イチに行けば窓口混んでないと思うよ」

「はぁい」

「で、勉強の方は大丈夫?」

「ん~~~、大変デス(笑」

「まあそっちが主体なんで頑張ってくださいとしか言えません」

「はぁ~い」

日曜日に蜜柑を1箱宅配便で送っていたのだが、どうやら娘は中身より故郷から荷物が届くということ自体が好きらしい。妻は申し訳なかったというが、それなりに大学生になって一人暮らしして、アルバイトもしてる。よく育てたほうだろう。



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2015年2月3日火曜日

生後643日目 乳幼児突然死症候群(SIDS)

最近15年以内に子育てをした事がある方ならば、乳幼児突然死症候群(SIDS:Sudden Infant Death Syndrome)という言葉を聞いたことがあるだろう。字のとおり、それまで元気だった乳幼児が突然死亡するケースである。ほとんどの場合1歳未満で起きるが、稀には1歳を過ぎても起きることがある。

原因は分かっていない・・・というより、原因不明の乳幼児の突然死をSIDSと呼ぶのである。

統計的な調査で、うつぶせ寝、両親いずれか(または両方)の喫煙がある場合にはSIDSの発生頻度が高いことがわかっている。

乳幼児突然死症候群(SIDS)について|厚生労働省

上記のページでは「(3)できるだけ母乳で育てましょう」ともあるが、母乳がじゅうぶん出ないとか、お母さんが服薬の必要があるといった事情があることも多い。人工乳がSIDSの原因だということではないのだし、うつぶせ寝や喫煙のリスクと同列に語るべきではないだろう。

私の息子は今日で1歳9箇月になるが、1年くらい前まではSIDSが心配だったことは事実である。

口唇口蓋裂の影響で生まれた直後から入院扱いだった息子には、他の子よりも長くモニターが付けられていた。心拍やSpO2に異常があれば警告音が発せられるので、その点では安心だった。退院後に家庭でも使えるような製品がないか調べたが、その時には見つけることができなかった。

昨日、10年くらいのお付き合いになる方の知り合いの娘さんが、生後わずか1箇月でSIDSで亡くなったということを知った。授乳後お子さんが眠り、ほんの少し家事をしている間に呼吸が停まっていたということらしい。ご両親のご心痛は計り知れない。冥福をお祈りするばかりである。

日本では、年間約150人の赤ちゃんがSIDSにより亡くなっている。この数字の外に、幸い生命を取り留めたケースもあるだろうし、SIDSが心配で神経をすり減らしている親御さんはもっと多いだろう。

原因を知って予防することができないのならば、やはり心拍や呼吸の異常を即時に知ることが重要である。迅速な対処で回復する可能性がかなりあるからだ。あらためて調べてみたところ、以下のサイトのベビーモニターが目に留まった。

Sproutling Baby Monitor

日本語の紹介記事へのリンクも載せておこう。

赤ちゃんが何分後に起きるか予測するウェアラブルモニター Sproutling Baby Monitor、予約受付開始 - Engadget Japanese

【忙しいママたちの救世主登場?】赤ちゃんの体温・心拍数・起きてるか寝てるかを知らせてくれるベビーモニターがスンゴイ!! | Pouch[ポーチ]

公式サイトでは残念ながら初回分は売り切れである。「JOIN WAITLIST」のリンクから、購入可能になった場合に通知を受けるように設定することができる。おそらくこの待ちリストの登録状況も勘案して製造計画を立てるだろうから、多くの人が登録すればそれだけ早く次回分が製造される可能性がある。なので自分のメールアドレスを使って登録した。

無線を使っているので日本で使用する場合は技適の問題があり、個人輸入して使用すると最悪の場合電波法違反で摘発される可能性が・・・ゼロとはいえない。どこか日本の大手企業(ピジョンとか)が技適申請含めて代理店業務を行い、このような製品が手軽に使えるようになってほしいと思う。

・・・

昨晩の息子は、日中にほとんど眠っていなかったせいか、私が帰った頃には意識朦朧。強引に風呂に入れて眠った。体重は計れていない。



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2015年2月2日月曜日

生後642日目 「土日が楽しい」ということは・・・

「土日が楽しいわ」

先週の金曜の夜ぐらいに妻が言ったことだ。特別に遊びに行ったりしているわけではなく、ホームセンターやリサイクルショップへ出かけ、その途中でお腹が空いたら「すき家」とかで食事をとっているだけだ。できればこの時期は牡蠣を食べに行ったりしてみたいものだが、何かと用事が多くて実現できずにいる。

また、土日が楽しいということは、裏を返せば平日は息子の面倒を一人で見ていて大変だということだ。1秒でも目を離すと何をやらかすかわからないので疲れると思う。

昨日もカーテンを注文しにホームセンターへ行き、お約束どおり3輪車の玩具に乗せる妻。だが、まだ買わない。リサイクルショップにあるだろうし(笑、外で遊ぶ玩具はもう少し暖かくなってから、だ。

ちなみに息子の前髪は妻が適当にハサミで切った、所謂「ぱっつん前髪 」だが、余計に女の子っぽくなってしまった気がする。

ホームセンターではカーテンの他に「モーターレンチ」を購入。モンキーレンチのようなものだが、違いは可変になっている「アゴ」の移動方向が柄と平行になっていて大口径に対応できる点だ。分岐水栓の取り付け時に使おうと思っているので、アゴがアルミ製(軟かいため対象物に傷がつきにくい)のものにしてみた。水道工事関係では、よく使われている工具らしい。

私は自動車が趣味だったり、一時期実家の仕事(畜産)をしていたこともあって、こうした工具を買うのが結構好きである。妻もそれは知っていて、いつだったかの誕生日のプレゼントがインパクトドライバーだったことがある。あの時は、サプライズで買おうと思ったらしいがどれを買えばいいか分からず、ホームセンターから電話をかけて来た(笑

・・・

さて、息子。昨日の夜はテレビ台の角で後頭部を、引戸のフチで額を痛打し、それぞれ10分ほど泣く羽目になった。後頭部は指で触るとミミズ腫れのように感じられ・・・ほんの少し心配になったが、まあいつものことなので放置。今朝は何ともなさそう。
基本的に甘えん坊な息子は、最近まで「まぐまぐ」で飲むのも私達が手伝ってやっていたのだが、やっとこさ自分で持って飲むようになった。 「ものもらい」用の点眼薬はクラビット(抗菌剤)とフルメトロン(抗炎症ステロイド剤)を併用中。



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2015年2月1日日曜日

生後641日目 食器洗い乾燥機入手!

昨日も早朝から動きまわり、ブログを更新するチャンスがなかった。

その昨日はリサイクルショップで食器洗い乾燥機を見つけたので思わず購入した。パナソニックの卓上型食器洗い乾燥機、NP-TME7の中古品である。ネットオークションでの落札相場は14,000円前後だが、店頭での販売価格も同様だった。このリサイクルショップで家電を購入した場合、3箇月保証が付く。自分で持ち帰るから送料もかからないので、ネットオークションよりもその分有利だといえるだろう。
食器洗い乾燥機を設置する際に行わなくてはならないのが、キッチンの水栓への分岐水栓の取付だ。分岐水栓は専用品になるので、キッチンの水栓の型番を調べなくてはならない・・・のだが、水栓に貼られたシールが真っ白で型番がわからない。しかしネットの画像検索などを駆使して調べると、FA273HGK5というものであるらしいことが分かった。

型番が分かったらPanasonicのサイトで検索すれば、必要な分岐水栓がわかる。

分岐水栓ガイド | Panasonic

上記サイトによると、CB-SMF6とう分岐水栓が該当する。定価は税抜で約12,000円と、中古の食器洗い乾燥機と大差ない(笑 まあ、これは新品を買ったところで同じである。ネット通販では税込・送料込9,000円前後だったのでさっそく注文した。在庫があるようなので水曜ぐらいに着くだろう。ということで、次の土日くらいには使えるようになっているのではないかと思う。

私が食器洗い乾燥機を買ったのは、以下の様な理由だ。
  • 妻の手荒れがひどい
  • 水道・ガス代を節約したい
  • 洗い物をしている時間を有効活用したい
新品の値段(6万円程度)では、食器洗い乾燥機を使ったことがない妻は難色を示すだろうと思っていたので、今回安く中古品が買えたのはラッキーだったと思う。

・・・

さて、昨日は引越先の近辺で理髪店を探して入ってみた。初めての理髪店に入るのは独特の緊張感があるが、御主人がとても話しやすく、気が付けば終わるまでずっと喋っていた。そして、色々と面白いことがわかった。
  • お孫さんが私の娘と同じ高校の同級生
  • 親戚にお嫁さんに来ている人が、私の実家の4つ隣の牧場の娘さん
理髪店の御主人だけに、引越先の地区のことも隅から隅までよくご存知で、他にも色々と役に立ちそうなことを教えて頂いた。格安理髪店に比べると料金は倍ほどだが、得られる情報はそれより格段に貴重だ。同地区に理髪店は他にもあったが、たまたま良いところに入れたと思う。

・・・

息子の眼科受診も昨日。ものもらいは少し改善しているが、まだ残っている。抗炎症剤と抗菌剤の点眼薬を両方処方された。点眼する場合は、5分程度感覚をあけるように指導されている。
・・・

今朝、息子や妻より少し早く起きてTVをつけると、ISに拘束されていた後藤氏が殺害されたと思われる、というニュースが流れていた。官房長官およ び首相会見などを見ると、どうやら信憑性の高い情報のようだ。後藤氏の冥福をお祈りし、ISに断固抗議する。日本人は、ISのテロリストを許すことはない し、今後テロリストと取引することもないだろう。



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2015年1月30日金曜日

生後639日目 1歳での手術と予防接種

一昨日下肢静脈瘤のレーザ焼灼術を受けて入院していた義母は、もう昨日には退院であった。昨日の朝に3割負担の場合の支払額を調べたところ、片足で3~4万円ということだった。2日分の入院費があるから、6万5千円~9万円と予想し、カードで立て替えて払えばいいよ、と言って出勤した。

帰宅して聞いてみると、支払いは予想最低ラインの6万5千円ほどだったようだ。今月の総支払額によっては、高額医療費制度の対象になるかもしれない。妻は息子を連れて義母の退院手続きも行った。入院+手術の日よりやることは少ないとはいえ、手術直後の義母に息子の面倒を見させるわけにもいかず、大変だったようだ。

一昨日
・・・

さて、昨日の記事でも少し触れたが、口唇口蓋裂をはじめとして、1歳過ぎぐらいの時期に手術を行う幼児にとって、水痘などの感染症が大きなリスクになりうることをあらためて紹介しておきたい。私がこのような記事を書くのは、TwitterのTLで以下のような内容を目にしたからだ。

「手術のため入院したけれど、同室の子が水痘疑いで帰された」

「水痘の潜伏期間は2~3日。術後発症した場合悪影響があるかもしれないと説明を受け、中止するかどうか判断を委ねられた」

口蓋裂手術の時期は1歳~1歳半が多い。病院によっては1歳1箇月くらいで行う。ここで問題なのは、1歳の定期接種のワクチン(麻疹風疹・おたふく・水痘)はどれも生ワクチンであり、手術前4週間は接種できないということだ(不活化ワクチンはそれより短い期間だが、病院によっては生ワクチンと同様の扱いをするところもある)。

手術が1歳1箇月で予定されていたとして、それが1歳の誕生日から4週間以内だと予防接種できない。仮に日程がギリギリ4週間以上空いていたとしても、例えば、その僅か数日~1週間程度の期間に他の病気(突発疹、インフルエンザ等・・・)に罹っていたり発熱したりしていれば、やはり予防接種することができない。

こうした事情で予防接種できないまま入院せざるをえなくなると、病棟での感染のリスクにさらされることになる。感染症でそもそも手術できなくなることも考えられるし、術後に発症すればさまざま悪影響が出る可能性があるのは想像に難くない。

それでは、どのようにしてこのような子供達を守るのか。病棟での感染症対策はもちろんだが、一番の対策は、可能な人が全員予防接種をすることだ。集団内で感染者の割合が低ければ低いほど、手術を受ける子供達のリスクを減らすことができる。無人島で社会との関わりを一切断ち切って生活している(そして死ぬまで出てこない)とか、そういう人で無い限り、こうした子供達に直接または間接的に感染させてしまうリスクがあるわけで、対象者は「全員」である。

一部ではあるが、子供に予防接種を積極的に受けさせないという親もある。中にはインフルエンザをデトックスなどと言う馬鹿者もいるようだが、今までの歴史で、インフルエンザで何万人が亡くなったか知らないのだろうかと思う。それはさておき、そういう方には、予防接種を受けたくても受けられないまま、リスクを抱えて手術に臨む子供達が居ることを知ってほしい。貴方の子が原因で、人さまの子に悪影響が出た時、その責任を取れるのかどうかも、よく考えて欲しい。



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2015年1月29日木曜日

生後638日目 義母の入院と手術/スタイは大量に必要

昨日はブログの更新をお休みさせて頂いた。義母(妻の母)が下肢静脈瘤のレーザ焼灼手術を受けるため、1泊2日ではあるが入院することになり、連れて行く妻のサポートを早朝からしていたためだ。まあ、サポートと言っても要するに動きまわる息子の面倒を見ているだけだが・・・。

入院する病院は息子がずっと治療・手術を受けている所であり、私が先週背部痛と吐き気で総合診療を受診した所でもある(その後、上部消化管炎と診断された)。また、妻のママ友(Uさん)の息子さんが先週口蓋裂手術を受け、ちょうど現在入院しているところだ。

義母の病室は小児病棟と同じフロアであり、手術室への行き方も息子を2度(口唇裂と口蓋裂)連れていった時と全く同じ。息子を連れて行く時は胸がつかえたような顔をしていた妻だったが、今回自分の母親に付いて行くときは全然平気な様子だった。まあ、手術自体がリスクが少ないということもあるが、あまりの違いに苦笑せざるを得ない。

手術中はヒマなので病棟に戻り、Uさんの息子さんと我が息子を病棟ロビーで遊ばせる。遊び場所がロビーなのは、小児病棟には感染症防止のため子供は入れないからだ。

隙あらばエレベータの▼ボタンを押そうとするUさんの息子さん(▲ボタンは微妙に届かない)。ウチの子も真似して、▲ボタン(背が高いので届く)を押そうとする。Uさんと妻 vs 子供達 の攻防戦である。

Uさんの息子さんは点滴のルートも取れ、あとは術創の回復を待って退院を待つばかり。おそらく入院から10日目となる今週の土曜日くらいには退院ではないだろうか。

Uさんが現在困っているのは、スタイの洗濯が間に合わないこと。息子さんはタオルを嫌がるので・・・

写真のウチの息子のようなことをすることができない。十分と思われる枚数のスタイを用意したUさんだったが、それでも洗濯・乾燥が間に合わないようだ。買い足しをしようにも、遠隔地から来られているため御主人に買い物を頼むわけにも行かないし、病院の売店ではいい感じのスタイを見たことがない。

偶然、息子用のベビーバッグに防水スタイの3枚組セット(袋入りの新品)があり、Uさんが食事のため病室に戻っている間、妻が私に確認してきた。 

「Uさんにコレ、あげてもいい?」

「もちろん」

Uさんにあげたスタイはさっそく息子さんに装着されていた。夕方妻の携帯に届いたメールには、20行くらいにわたって御礼の言葉が続いていた。

・・・

Twitterにて、予定手術入院したら同室のお子さんが水疱瘡疑いでヒヤヒヤ・・・という話を目にした。今日書くと長くなるので明日にしようと思うが、0~1歳児の手術と予防接種の関係は非常にシビアなものがある。どうか皆さん、接種できる人は必ず感染症の予防接種をお願いしたい。



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2015年1月27日火曜日

生後636日目 危険ドラッグの犠牲者

「危険ドラッグ」を使用後に車で事故を起こし、当時11歳の女子小学生をはねて死亡させた男に、懲役12年の実刑判決が下された。

危険ドラッグ使用で事故 男に懲役12年 NHKニュース

”判決のあと、事故で亡くなった女子児童の両親が記者会見を行いました。

この中で、父親は「12年という判決は遺族にとっては厳しいものだと思う。求刑が15年だったのに、なぜ3年間縮められたのか納得がいかない点もある」と話しました。

そのうえで、父親は「娘の事故のあと法律の規制が強化された。今後、娘のような犠牲者が出ないよう、娘も見守ってくれるのではないかと思っている」と話しました。”



昨晩のNHKの9時のニュースでは、一人娘を失った御両親の・・・特にお母さんの心情を丁寧に伝えていた。

娘さんを亡くしてからの1年、お母さんはその気持を何冊ものノートに書き綴ってこられた。というより、悲しみや苦しみをぶつけてこられた。それは文章になっていることもあれば、ノート一面に書かれた娘さんのお名前であったり、感情をそのままぶつけた荒々しい線であったり。悔しさのあまり、ボールペンでノートを突き刺したこともあるという。

妻もニュースを見ていたが、亡くなったお子さんが一人娘であるとTVが伝えると、「まあ・・・」と言ったまま絶句していた。妻自身、幼い双子の弟妹を交通事故で失った、交通事故被害者の家族である。妻の両親・・・とくにお母さんは何年も精神的にどん底を彷徨ったと聞く。だが現在、完全ではないにしろ立ち直れたのは、妻をはじめ残った子供達が居たからだろう。

「私だったら何にもできなくなる。時が止まってしまうわ・・・」

「あんなクスリやるやつは人間じゃないね。・・・しかし懲役12年かぁ。。。」

ニュース内でお父さんが言及していた規制の強化は、以下のサイトにまとめられている。

くらし☆解説 「危険ドラッグ 規制強化で効果は?」 | くらし☆解説 | 解説委員室:NHK

簡単にいえば、規制対象が大幅に拡大され、成分の分析を待たずに販売を禁止することができるようになったのが最も大きな改正点である。この他にも様々な対策がなされている。効果があがるには時間がかかるだろうが、これ以上の被害者を出さないためにも必要なことだ。

・・・

息子の世話をしていて、面白かったこと。

スポーツドリンクを「まぐまぐ」で飲ませていたのだが、飲み終わると・・・

「くはぁ~」

と大きな声。妻も私も大笑いしてしまった。

「ビール飲み干したおじさんみたい。どこで覚えた(^^)?」

面白いのでそのあとも何回か飲ませてみたが、飲み終わるたびに

「くはぁ~」

・・・面白いヤツだ(^^)



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2015年1月26日月曜日

生後635日目 自治会ボウリング大会でまさかの・・・

昨日は引越先の自治会でボウリング大会(^^;

私は上部消化管の全てに炎症を起こして会社を2日ほど休んだのだが、しかし、引越先のお付き合いは重要である。妻に車の運転をお願いして、ボウリング場に出かけた。

ボウリング場の入り口では、お隣のTさんが私達を待っていてくれた。ボウリング参加者のうち、面識があるのはそのTさんと、反対側のお隣のKさんだけ。なので気を遣って迎えに出てきてくれていたというわけだ。何だか、この自治会の方々はとても優しい(^^)

そのボウリング。私達のレーンになっていたお二人が急に来れなくなり、私達家族だけになったのだが、まさかの・・・ハンディキャップ抜きで妻に負けるという・・・初めての屈辱(笑 まあ、妻が妙に調子良かったということもある。

というわけで、妻はハンディキャップを加算された結果、5位入賞。商品のコメ2kgその他をゲットし、早くも数カ月分の町内会費を取り戻した。商品をいただく時に、軽~く町内の方に紹介していただいたのは有りがたかった。

1歳なので競技はしていないが、参加できなかったお子さん用の参加賞(中身はかなりの分量のお菓子)を貰った息子。というわけで、最も稼ぎ(?)の悪かったのは参加賞のみの私であった。

息子は町内のおじいちゃんに、「2歳?」「女の子?」と聞かれ、「1歳8箇月です」「男の子です」と答えていた妻。「『奥さんに似とるなあ』と言われたわ。滅多にないわ」と笑っていた。

そういえば私も妻も忘れていたが、息子の口唇裂の手術痕について質問されるようなことはなかった(別に聞かれても構わないのだが)。まだ引越先での生活は始まったばかりだが、楽にやっていけそうな気がしてきたところだ。



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2015年1月25日日曜日

生後634日目 仕事のストレス?/引き戸の安全対策

私は逆流性食道炎、びらん性胃炎、十二指腸炎のトリプルコンボと診断され、ネキシウム(エソメプラゾール)という薬を就寝前に飲みはじめた。この薬は、プロトンポンプ阻害剤・・・つまり胃酸の分泌を強力に抑えるもの。ちなみにピロリ菌の除菌の際にも抗生物質の効果を高めるために併用される事が多い。

数年前に胃がんリスクABC検査を受けた時には、ピロリ菌感染はないと診断されているので、そこから新たに感染していない限り、ピロリ菌は原因から除外できる。となると原因は仕事のストレスだろうか(^^; なるべく仕事は割りきってやっているつもりなのだが、昨日つい・・・

「ノンストレスで月に100万くらいの手取りの仕事ないかなぁ」

と買い物に行く車中で呟いてしまった。しまった、と思ったが妻には聞こえていた・・・

「やっぱり仕事がストレスなのね? ・・・辞めてもいいのよ(T_T)」

「いやいや、冗談です。大したことないよ」

「ホント? 大丈夫??」

なんてやりとりになってしまった。・・・まあ、仕事はボチボチ、のらりくらりとかわしながらやっていこう(^^;;

・・・

昨日のメインなイベントは建具(引き戸)の安全対策として、嵌めこまれたガラスを全てアクリル板に交換してもらうことだった。ちなみに8枚のガラスのうち1枚は既に息子によって割られていた・・・。

元々すりガラスだったので乳白色のアクリル板に替えてもまったく違和感はない。また、アクリルの熱伝導率はガラスの1/3くらいなので、夜の引き戸側のひんやり感が少なくなったように思う。何より、息子がガラスを割って怪我をする心配がなくなった。絶対に割れないのを目指すならポリカーボネートだろうが、そこまでする必要はないだろう。

その息子、今朝は「ものもらい」が右目にもうつった。やることは点眼だけなので、まあいいのだが。



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2015年1月24日土曜日

生後633日目 胃カメラの結果/病棟で出る食事

昨日は胃の内視鏡検査を受けた。妻が勤務していたことのある胃腸科外科で、彼女のアドバイスに従って、前日の夜から絶飲食。午前中に受診して、何とかその日のうちに検査してもらうことができた。ちょうど、1名キャンセルがあったらしい。

胃カメラの前にはエコーでの念入りな検査。エコーでは、胃・膵臓・肝臓などに所見はなかった。ついでなので「脂肪肝じゃないですか?」と聞いてみたが、大丈夫ですと言われてその意味では安心。ただ、症状があるのに、前日の血液・レントゲン・心電図、そしてこのエコーでも何も無いと言われると結構ヘコむ。。。

次はいよいよ胃カメラ。 喉に麻酔のスプレーを吹き付け、さらに麻酔の注射。この病院では麻酔で眠っている間に検査をしてもらえるのでとても楽だ。目が覚めて、回復室で検査結果の髪を見せてもらう。そこには・・・

・ 逆流性食道炎
・ びらん性胃炎
・ 十二指腸炎

の3つが書いてあった。まさかの消化管炎症のトリプルコンボ。食道から十二指腸までずらっと炎症状態みたい。

横になりながら、近くから聞こえてくる妻とDr.の話を何となく聞く。食事とかで気をつけることを聞いているようだ。まあ、とにかく痛みの原因が分かってよかった。

処方された薬はネキシウムとナウゼリン(のジェネリック)。これで炎症を抑えられれば楽になるはずだ。

・・・

病院からの帰宅途中、妻の携帯にママ友から着信した。どうやら、口蓋裂手術直後に病棟で出された食べ物に疑問があるらしい。

「バナナ出たんだって」

「嘘でしょ」

口蓋裂の手術直後に固形物が出るはずがない。ましてバナナなど論外だ。絶対違うから病棟の看護師に確認して!という妻。そりゃそうだろう。

ママ友さんが確認したところ、Dr.の指示忘れで・・・という説明だったらしい。しかし、仮にそうであったとしても、年間100例を超える口唇口蓋裂の手術を行い、そのケアをしている病棟の看護師なのだから、手術直後の食事がどうあるべきかなどしっかりわかっていなければならない。手術直後の食事にバナナなんか出てたら、お母さんに言われなくてもお子さんに出さないようチェックすべきだ。

さて、息子さんは口蓋裂手術後の最初の夜を乗り越えたはずだ。ここからは日にち薬である。

・・・

現在、建具屋さんが引き戸を修理中。息子が嵌めこまれたガラスを割ってしまったもので、ガラスをアクリル板に交換する作業だ。


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2015年1月23日金曜日

生後632日目 胃カメラ飲みます

昨日は一旦出社したものの、背部痛と吐き気のため、有休扱いにして帰宅。。。

少し休んで、息子の通っているのと同じ病院へ受診。

レントゲン、血液、心電図をとって総合診療医に診てもらったものの、原因が分からず。残る可能性は脊椎か消化器。なので、今日も休んで胃カメラを飲むことにした。

昨日はちょうど、妻のママ友のお子さんが口蓋裂手術のため入院する日。受診と会計が終わったあと、妻がお見舞いに行っても大丈夫? と聞くので「もちろん」と答える。吐き気をこらえながらも、小児病棟のロビーまでついて行き、主に妻が話し、わたしは何とか相槌を打っていた。

息子さんは今日が手術日で、今ちょうど手術中のはずだ。





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2015年1月22日木曜日

生後631日目 電子書籍化/ものもらい、まだ残る

KDP(Kindle Direct Publishing)で当ブログの過去記事を電子書籍化した。私はIT業界に居るのでそうしたモノを試してみたかったという理由が一番大きい。それから、前々から過去記事を大幅に整理したいと考えていたのがもう一つの理由。

整理前の過去記事は700件近く。初見の人はどこに何が書いてあるのか、大量のエントリに紛れてよく分からないだろうと思っていた。このブログの特性から、胎児あるいは新生児が口唇口蓋裂と診断され、ネット検索で辿り着くということが多い。その時、あまりに記事が多いと、最初から有用な記事を探して読んでいくというのは無理だと思う。

というわけで、特にアクセスの多い記事、そして出生時および口唇裂・口蓋裂のそれぞれの手術関連の記事に絞って公開し、その他は非公開(Bloggerでは「下書き」状態)にしてある。

ちなみに、「公開記事数を1/10ほどにしたのでさぞアクセスが減るだろう」と思ったら、逆に増えているのが面白い。どういう理由かは分からない。偶然かな?

・・・

昨日は帰宅すると、息子はダイニングに敷いた毛布の上で眠っていた。

「さっき寝たところよ・・・」

と妻がやや疲れた表情で言う。

「今日も暴れましたか・・・」

着替えたところで、2階の寝室に息子を抱えていく。何とか布団に着地成功。モトローラの遠隔ビデオモニターをセットして、そっと寝室を出る。

「まあ、起きてたら何にもできないわ(T_T) 寝たら片付けでもしようかと思うけど、私も疲れてて寝ちゃう時もある」

そういう妻のリクエストに応じて、 リビングに残る引越の荷物を、現状では使っていない和室(大)に移動した。その作業中に押入れの床のベニヤ板が非常に薄い(2mmくらい)のを発見。どうやら布団専用で、あまり重いものは入れられそうにない。厚めのコンパネをホームセンターでカットしてもらって敷けば・・・と考えて、週末の作業ネタにする。

その後しばらくして、モニターから叫び声とともに、起きて寝室のドアまで歩く息子の映像。眠っている時間は1時間ほどだった。

息子を風呂に入れ、そのあと妻が風呂に入っているあいだ、息子と遊んだりEテレの録画をみたりしていたが、どうも鼻のまわりに小さな引っかき傷が多い(^^; 口唇裂手術の直後だと大いに気にしていただろうが、最近ではもう放置状態だ。ただ、左眼の下瞼のものもらいはまだ残っている。点眼薬(クラビット)の効果で少しずつ小さくなって入るようだ。

さて、今日は何度もランチ会をさせてもらっているご家庭の、双子の弟君が口蓋裂の手術のため入院する日だ。何が大変と言って、手術するお子さんの準備の他に、実家に預ける双子のお兄ちゃんの準備もしなければならないということだ。だから普通の2倍以上の忙しさだったと思う。とはいえ、御主人はとても温和で非常に協力的な方だから、ギリギリ何とかなるのではないかと思う。手術の成功と早めの退院を願うばかりだ。



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