ホッツ床
ホッツ床について
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NAMつきのホッツ床 |
目的
- 口と鼻を遮断することで哺乳しやすくし、潰瘍を予防する。
- 口蓋裂部への舌の陥入を防止するなど、より正常に近い口腔環境を保つ。
- 口蓋裂のため分断・変形した顎裂部の顎成長を誘導し、手術を容易にする。
- 舌の異常運動を抑制する。
装着時期
- 生後できるだけ早い時期に開始する。
- 成長に応じて作り直すが、1つですむ場合もある。
- 口唇裂術後、NAM(鼻ステント)とボタンを除去するか、作りなおされる。
- 口蓋裂手術前、Dr.により不要と判断されるまで。
装着工程
- 粘土のような印象材を上顎に当てて型を取る。固定時間は約2分。
- 数日~一週間で作成され、医師による調整の後に装着。
- (NAM法:術前外鼻修正の場合)数日後に鼻ステントの装着。
- 定期的に通院して微調整を繰り返す。
注意点
- 洗浄は1日1回、ぬるま湯で歯ブラシを使う。熱湯はプラスチックが変形するおそれがある。
- 装着時、上唇を巻き込んでいないか確認。
- 装着を嫌がる場合、口の中をよく確認(潰瘍、出血)。
- NAM法で口唇裂手術前の場合、鼻ステントが当たる部分が赤くなることがある。痛がっていなければ特に問題ない。
- 踏むと割れる。
- すぐ吐き出してしまうなど、うまく固定できない場合は無添加の入れ歯安定剤(「ポリグリップ 無添加」など) を少量使用することもできる。
紛失対策
- 外出時には口から取り出し、容器に入れて持ち歩く。装着したまま出かけると紛失の可能性が非常に高くなる。ドアの内側などに「ホッツ確認!」といった貼紙をしておく。お母さんだけでなく、お父さんやお兄ちゃん・お姉ちゃんにも、外出時には注意してもらう。
- 外出時のミルクが、ホッツ床を紛失する最大の原因。ミルク後、席を立つ前に確実に容器にホッツを戻す習慣をつける。ミルク時にホッツ床を取り出したあとの容器は、片付けずにテーブルの上に置いておく。こうすると、容器を片付けるときにホッツ床を口から取り出して容器に戻す習慣がつく。
ホッツ床の卒業
- 口蓋裂形成術までの装着が一般的だが、上顎や口蓋裂の状態によっては、それより早期に「卒業」・・・ホッツ床の装着が不要になる場合がある。
初めてコメントさせていただきます。
返信削除今月右側完全唇顎口蓋裂の男児を出産した母です。
本日産院からの紹介で口唇口蓋裂で病院にかかったのですが、その病院は口唇テープはやるが、ホッツ床は哺乳も出来てるし入れなくてもいいと言っていました。
もう1つの要因として歯科の先生が定年退職してしまったらしいです。
産前に色々調べてホッツ床を入れたほうがいいと聞くので別の病院にかかるべきか悩んでいます。。
みにこさん コメントありがとうございます。
削除裂の幅が小さく、哺乳もできているのでホッツ床を作らなかったという例は私達の知り合いにもいらっしゃいます。
ホッツ床の必要性は人それぞれで、矯正歯科/口腔外科の専門のDr.が判断されることですが、お悩みなられるお気持ちも大変よく理解できます。
一度別の医療機関を受診されて、セカンドオピニオンを求められてはいかがでしょうか。哺乳ができているということですので、焦る必要はないと思います。
返信ありがとうございます。
削除病院の診断では裂はひどい方に入ると言われたので、どうしても先生がいないっていうのがひっかかってしまって。。
妊娠7ヶ月で口唇口蓋裂と言われ、仕事が医療系なものですから産前からたくさん調べていましたし、皆さんそうだと思いますが、息子に可能なことは全てしてあげたいというのがあります。
早速別の病院の口腔外科で一度見てもらう予約を取りました。
ありがとうございました。