2013年8月2日金曜日

生後92日目 矯正歯科の先輩ママ&お兄ちゃん

昨日の矯正歯科受診の待合室では、息子と同じ両側口唇口蓋裂で、生後6箇月の子のお母さんとお話をすることができた。お母さんは明らかに私達より若いが、口唇口蓋裂の治療に関しては先輩ママだ。

話しかけたのは妻。最近は初対面のお母さんに話しかけるのにためらいがない。

息子から見ると3箇月先輩のお兄ちゃんは、目が真ん丸で笑顔いっぱいの男の子。口唇手術の痕も見せていただいた。妻が現在一番気になるのは、口唇手術後の細乳首での授乳。そのお母さんによれば息子さんの場合、ある時点で突然良く飲むようになったとのこと。口唇裂手術前もホッツ床にはNAM(鼻ステント)を付けていなかったそうだ。外鼻の状態が良く、必要がなかったらしい。

こちらのお兄ちゃんもエコーでは分からず、生まれた時に口唇口蓋裂が判明したそうで、立ち会っておられた御主人や、病院に来ておられた御両親、義両親も「普通と違う」ということでバタバタしたそうだ。お母さんは懐かしそうに淡々と、にこやかに語られていた。驚きや戸惑いはあったはずだが、動じない強さを感じる女性だった。

矯正歯科の受診には息子さんを一人で連れてこられていて、上のお姉ちゃんはおじいちゃんとおばあちゃんが交互に仕事を休んで見てくれているそうだ。矯正歯科までは車で2時間くらいかかるところから来られている。途中でミルクを欲しがったりすることもあるだろうから大変だろう。

受診を終えて帰るまでの僅かな時間ではあったが、お互いの子供の下の名前を伝えあったりして、エールを交換した。妻も先輩ママに話を聞けて、「頑張らなくっちゃという気になった」有意義なひとときだった。

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 矯正歯科からの帰り道に、老健施設で働く妻の友人の職場に内祝を渡しにお邪魔した。その駐車場で、通りすがりのおばあちゃんが「まあ可愛い」と話しかけてくださった。


昨日の体重も6.8kg。声を出して笑うことが多くなって面白い。もう少しで首がすわりそうだ。

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今朝の朝食デザートは福島県産のチェリートマト。世界一安全な農産物の一つだ。最高に美味しい。




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今日は全社員で、大会議室で宴会。ビンゴの商品はこれだ。

バリィさん ハートVer.
 




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2013年8月1日木曜日

生後91日目 矯正歯科受診7回目

前回の矯正歯科受診から3週間。今日も午後半休を取得して、会社の近くで妻と合流して矯正歯科医院へ向かう予定だ。私の会社は有給休暇の1日を2分割して半休に当てることができ、こうして息子の受診を妻に任せきりにせずに済んでいるのだが、それでも有給休暇の残りが心許なくなってきた。

有給休暇の更新は10月。その頃には口唇裂の手術が終わっており、有給をギリギリまで使った後だ。自分のための有給日数はゼロになりそうなので、私は当分、風邪も引けそうにない(^^;



お風呂での体重は6.8kg。今朝はキャッキャッと声を出して笑ってくれた。笑い声にしろ泣き声にしろ、綺麗な声が出てくれると嬉しいものだ。手術・リハビリ技術の向上で構音障害の割合は10%以下になっているとはいえ、心配には違いない。

今日は午前中に(また)見積を片付ける必要がある。見積頻度が高すぎて、若干精度が落ちてきているような気もする(^^;;;;

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矯正歯科では鼻ステントの大きさをわずかに大きくした。矯正の進捗は問題ないのだが、手術まで時間があるので、少しでも鼻の高さ(鼻柱の長さ)を出しておきたいということだ。左右の上唇の厚みは足りているが、真ん中の部分(人中)は薄いため、最初の手術の結果としては、少し上唇が上を向いた状態になるだろうということだった。これから手術までの間、できるだけ人中の長さを出すためにテープで押さえておく。



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2013年7月31日水曜日

生後90日目 不妊治療助成の年齢制限

一昨日くらいのニュースになるが、厚生労働省の検討会が不妊治療助成制度について、43歳未満という年齢制限を設けるべきだという意見をまとめた。

最近まで40歳未満という線で意見集約が進んでいたと記憶しているが、40歳以上で不妊治療をしている人も多く、 43歳未満という意見になったらしい。

現状の助成制度は
  • 年齢制限無し
  • 5年間で10回まで(1年目は年3回、2年目以後は年2回)
  • 1回15万円まで
となっている。 不妊治療の助成件数は昨年度は年間13万件、200億円が支出されている。このうちの1件は私達への助成だ。厚生労働省の検討資料によれば、43歳では約95%が妊娠できない、とある。

不妊治療を始めようとしている方の中には、少し誤解をされている人も少なからずおられる。不妊治療をすればすぐに妊娠して、赤ちゃんが産めるものだ・・・とか。若い方ならばそういうこともあるかもしれないが、40歳をすぎるとかなり難しい。何度も何度も不妊治療に通うことになる。排卵のためのホルモン剤注射では体調を崩すし、病院での待ち時間は長い。

不妊治療の精神的負担も見逃せない。挑戦と失敗を繰り返していると、どんどん追い詰められていく。妻は、「不妊治療してない期間というか・・・、あの場所(不妊治療する病院)から離れている時間が必要なの」と、ニュースを見ながら口にしていた。休息期間は精神的に必要だが、その間にも年齢を重ねてしまう。だから焦ってしまって気が休まる時がない。

不妊治療は妊娠するまでの問題ではない。妊娠すれば、今度は流産の危険との戦いになる。一度自然妊娠した胎児の稽留流産を経験した私達の場合、安定期に入ってからも気が気ではなかった。流産した女性の心の傷は中途半端なものではない。43歳以上では、その流産の確率が50%を超える。

ちなみに海外では、助成制限はイギリスとフランスも43歳未満で、ドイツでは41歳未満である。

ともかく、妊娠・出産を希望する若い女性には、この助成制限の年齢をよく意識してほしい。

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 昨日の体重は6.7kg。夜中は4時くらいに一度起きたくらい。今日は足りなくなってきたデュオアクティブを入手するために、妻が医大附属病院に行くことになっている。

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妻は予定どおり、医大附属病院に行って超簡単な診察の後、デュオアクティブを2枚処方してもらっていた。スキントーンは売店で購入。

今日はTwitterでのフォロワーさんから御出産のツィートがあり、ほっとしたところだ。胎児診断でお子さんが口唇口蓋裂ということは事前に判っておられた。
やっと会えた赤ちゃんはほんとに可愛くて幸せです
本当に良かった。今日は珍しく飲もうかな。直接お会いしたことはないけれど、御出産をお祝いして、乾杯!!



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2013年7月30日火曜日

生後89日目 ホッツ床を吐き出してしまうときには

哺乳時の潰瘍発生を防ぎ顎の発達を促すホッツ床だが、装着を嫌がってしまう赤ちゃんも多い。幸いにして息子の場合は着けても泣き叫ぶことも、吐き出してしまうことも、今のところはない。

装着を嫌がる赤ちゃんの中には、ホッツ床なしで哺乳できる子も多い。本人にしてみれば不要なものなので、器用な子はホッツ床を吐き出してしまうらしい。

ホッツ床なしで哺乳していれば、口の中に潰瘍ができてしまう可能性が高い。息子も産科の病院を退院してホッツ床を着けるまですこし日数があったので、かなり潰瘍ができてしまった。

ホッツ床を吐き出してしまう赤ちゃんには、ホッツ床を「着けているとミルクがより飲みやすい」と思ってもらうことが必要。だから、まずミルクの授乳のタイミングでホッツ床を着けて飲んでもらう。途中で嫌がってしまうかもしれないから、全部飲むまで着けていられなくてもいい。とにかく、ホッツ床を着けてミルクを飲むということに少しずつでも慣れてもらうことだ。

ホッツ床は潰瘍予防のためだけのものではなく、裂部分の周囲の成長を促したり、舌の異常運動を抑制したりするなど、多くの効果を期待して装着するものだ。したがって、できるだけ長時間装着しておきたい。理想的には1日1回の洗浄時以外は装着しておくことだ。

ミルクの時は着けていても普段は吐き出してしまうという場合、市販の入れ歯安定剤を使用して固定するという方法もある。ただし裂部分に入れ歯安定剤が入り込んでしまったり、長時間使用した場合の衛生的な問題も考えられるので、使用にあたっては医師の指導を仰ぐこと。

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昨晩の体重は6.7kg。肌荒れを防ぐため、可能な限りデュオアクティブを小さく切っているが、小さくすると剥がれやすい。段々器用になって、ミトンを着けていても上手く剥がしてしまうようだ。抑制筒を使うという手もあるだろうが、今の時期は暑いしなぁ。。。



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