2014年8月29日金曜日

生後484日目 友人の父のお通夜

早めの夕食を終えてFacebookを覗くと、中学からの友人(A君)の投稿が目にとまった。共通の同級生の御父様が亡くなられて、お通夜をしているという。時刻は19時過ぎだった。お通夜で、この時刻なら今から行っても迷惑にはならないはずだ。妻に香典を準備してもらい、自分はもう一度スーツに着替えて一人で向かった。車で10分もかからない距離だ。

友人宅に着き、御父様の御顔を拝見してお線香をあげ、手を合わせる。最近まで元気に桃畑をされていたはずだ。御病気だったとは知らなかった。
「去年の9月から入院しとってな。肺の腺癌。春先から咳が出てたんだけど、病院に行かなかったんよ。医者に診てもらった時には12cmにもなってた」
友人と御母様の顔には、疲労と寂しさが滲んでいた。
「お幾つだったっけ?」
「72だな」
私の両親より下だ。両親も様々なことで病院にかかっているので、全く他人事ではない。自分達もお悔やみのほうが多くなってくるような年代に差し掛かったということだ。
「放射線治療とか、化学療法がしんどそうだったなぁ。一気に痩せたもんなぁ」
「年をとると体力的にきつい治療は難しいもんね。僕の伯母も85で、抗癌剤治療は年齢的に無理って言われたよ」
友人は疲れてはいたが、看病をやり切ったという思いがあるのか、和やかな表情で話してくれた。

自宅に帰り、Facebookで教えてくれたA君の投稿に「教えてくれてありがとう。少し話ができました」と書き込んだ。今朝、さらにA君からのコメントが入っていた。
うちのお袋の時も、皆んな来てくれて、救われた思いだったので、迷ったんだけど、ここで公表しました
お通夜、告別式で故人の思い出話をすることも、大きな意味があるのだなと思う。

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「おつむてんてん」というとこんな格好します




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2014年8月28日木曜日

生後483日目 ベトナムで無料口唇口蓋裂手術を受けた子供が死亡

1年前の記事を読んでいると、口唇裂手術を前にして発熱したり咳が出たりと、ドタバタしていたようだ。半月後に0歳の子供に手術を受けさせるというプレッシャーもあって、ちょっと神経質になっている様子が伺える。

生後117日目 咳で小児科受診→投薬のみで帰宅
生後118日目 子供へ伝えるとき/ドライシロップの飲ませ方

8月から9月にかけては、熱や咳が出るお子さんが多いようだ。今夏の息子は風邪を引いていないが、SNSで伝えられる友人・知人のお子さんにはいろいろな症状が出ている。
  • 外耳炎からの出血
  • ヘルパンギーナ
  • アデノウィルス感染+中耳炎
  • 気管支炎
息子が感染しないのはまだ保育園に通っておらず、せいぜい「親子クラブ」程度の露出だからだろう。他のお子さんと過ごすようになればガッツリ感染するようになるだろう。

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さて、昨日少し気になるニュースを目にした。

NPOの無料口唇口蓋裂手術を受けた幼児3人が死亡
 非営利法人(NPO)オペレーション・スマイル研究支援センター(Center for Researching and Aiding Smile Operation=OSCA)がこのほど南中部沿岸地方カインホア省ニャチャン市の第87軍医病院で行った無料口唇口蓋裂手術プロジェクトで、手術を受けた幼児3人が死亡した。
 死亡したのは1歳の幼児1人と2歳の幼児2人の計3人。麻酔を行う前、3人とも健康状態に異常はなかった。しかし2人は麻酔の時点で呼吸不全・循環不全 を起こし、もう1人は手術が終わった時点で同様の症状が出たため、同市内のカインホア総合病院に救急搬送された。3人とも集中治療を受けたものの、2人は その日のうちに、1人は2日後に死亡したことが確認された。
オペレーション・スマイルという名称ではあるが、この団体はベトナムの国内NPOのようで、世界的に活動しているほうのオペレーション・スマイルとどういう関係があるのか、あるいは無関係なのかは分からない。プレスリリースでの言及も今のところない。

記事からは、死亡した3人とも麻酔に問題があったように読み取れる。手術時に麻酔は必須だし、医療行為には多かれ少なかれリスクが伴う。心臓や脳の手術に比べれば、口唇裂や口蓋裂の手術はリスクは低いものだろうが、親にしてみれば子供の手術はどれも我が身を切られるような思いがするものだ。この子供達の御冥福をお祈りし、親御さんにお悔やみを申し上げたいと思う。

・・・
息子の手が届くところには、もう何も置けなくなりつつある。昨日などはこのように棚の下から2番目に入って遊んでいる始末。一日中ドンチャカやっているので、本当に下階の人に申し訳ない。昨晩偶然階段で下階の人にお会いすることができたので謝っておいた。「全然聞こえないですよ」なんて言ってくださったが、間違いなく聞こえているはずだ・・・



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2014年8月27日水曜日

生後482日目 チャイルドシートを横に向けたまま・・・

交換したチャイルドシートは、妻の受けも良いようだ。今まで回転するタイプは使っていなかったので、乗せ降ろしの都度回転させることの便利さを実感している。先日もシートを回転させて息子を乗せ、意気揚々と「親子クラブ」に向かったそうだ。

目的の保育園に着こうとする頃、妻は息子を乗せたシートが90度横を向いたままだったことに気づいた。息子は延々と車のサイドウィンドウを見続けていたのだが、黙って御機嫌にしていたそうだ。もちろん安全面から、前方へ向けてきちんと固定しなければならないのだが、ちょっとした失敗談ということで・・・。

また、交換後のチャイルドシートはリクライニングが軽く動くタイプで、運転席から信号待ちの一瞬の時間で調整できるところも良いそうだ。こうしたチャイルドシートは新品で買うとかなり高いが、リサイクルショップなどを探すと程度の良い物が多く見つかるし、私達のように友人から譲り受けるのも方法の一つだ。ただしその場合、正しい取付方法がはっきりと分かることが前提。説明書があるかどうかを確認しておこう。また、あまり古い製品は部品の劣化が起きており、万一の場合に危険なことがある。

今週末には、地元では預金残高一位の地銀へ、住宅ローンの相談に行く予定を(妻が)入れた。頭金を多くすればローン支払いは楽だが、何かあった時の備えは少なくなる。特に京都で独り暮らしの娘が大学生のうちは、急な出費の可能性がないとは言えない。まあ、そのへんを含めて相談をしてみようと思っている。

昨日の息子の体重は11.1kg。お風呂場で「呼出」ボタンを押して妻を呼ぶのはいつものとおりだが、昨晩は妻に「どうやって呼ぶの? 押してみて♪」と言われると喜んで4回ほど押していた。妻は息子がボタンを押すところを見たことが無かったので、妻も大喜び。今日の晩からはボタンが押しまくられるのではないかと思われる。



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2014年8月26日火曜日

生後481日目 放送大学?

夕方帰宅するたびに、引越し荷物が詰められた段ボール箱が高く積み上げられている。妻が、息子が寝ている間に少しずつ整理しているものだ。昨日は一気に数が増えていたので、「おぉ、すごい、頑張ったね~」と言ったら、「1日1~2個ペース・・・。疲れたらそこまで」と答えが返ってきた。引越までまだ40日くらいあるが、妻は何事も十分な余裕を持って準備したい性格のようだ。

そんな妻が、日曜日に衛星放送の「放送大学」の録画を視ていた。NICUでの音楽療法に関する授業だ。
「放送大学って、大卒資格とれるの?」
「うん。必要な単位を取れば」
「大卒だったら、お給料良いのよね♡」
妻は3年制の看護専門学校を出て看護師になった。待遇面では四大卒とは違うらしい。

大学で勉強する意義は、何も給料ばかりではない。広く教養を身に付けることは、人生の大きなプラスになる。社会学や統計学、哲学の授業などは私ももう一度受けたいな・・・と思うくらいだ。私が現役大学生だった頃は、目先の単位を取ることだけを考えていて真面目に聴いていなかった。今から思うと非常にもったいない。

10月に引越し、11月に息子の口蓋裂手術を受けたら、息子を保育園に預けて、妻も働きに出ると思う。放送大学で勉強するかどうかは別として、彼女が自己研鑚できるような環境を作れたらいいなと思う。

・・・
最近また顔が変わってきた息子。体重は11.1kg。昨日は「親子クラブ」へ行ってきたそうだ。男の子のお母さんと「男の子って想像を超えた怪我するわよね~」という話になったそうだ。Co-op共済の話題が出たそうなので、WEBから資料請求しておいた。条件付加入制度を使えば、口唇口蓋裂の子供でも加入できる保健だ。



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