2014年11月8日土曜日

生後555日目 物件引渡しとインフルエンザ予防接種

中古住宅を購入するのは初めてだし、どういう感じなのか想像がつかないまま、昨日の指定の時間に、妻と息子を連れて銀行に到着した。奥の小部屋に案内されると、既に売主さんと司法書士の方が来ておられた。

ローンは実行されているので、私のこの銀行の通帳には必要な金額が入金されている。あとは出金依頼書を必要枚数分書いて押印する。売買代金、固定資産税の日割り分、火災保険料、司法書士報酬、不動産会社の手数料の半金など。こうして支払い項目ごとに出金依頼書を作ると、通帳に記録が残るし、いっぺんに出金するより良いのだそうだ。

あとは登記の移転手続きの委任状などに記入・押印して司法書士さんにお願いし、物件の鍵を受け取って・・・出金されるのを待つばかり、なのだが、やはり30分以上待たされた。不動産屋さんとは何度もお会いしているが、売主さんとは2回目、司法書士の方とは初対面。話題に悩むところだ(^^;;

とりあえず売主さんに話しかけて、ご近所情報を教えて頂く。私の父より6歳若い売主さんは、おろしたてのような白のポロシャツを着て、さらに若く見える。話し方は控えめで、一人称は「僕」。何のご職業だったか伺っていないが、印象は公務員のよう。

それだけで話が持続できる訳もなく、自然と話題は息子のことに移っていった。せっかくなので口唇口蓋裂の治療や手術などについて話をさせて頂いた。そして、そもそも中古住宅を購入する目的は、息子が通う病院に1mでも近いところで生活するためだということ、とか。もし知り合いに同じ疾患のお子さんを出産されるようなことがあれば、思い出してもらえるかもしれない。確率は500~800人に1人。それほど低くない。

・・・

そのうちに出金が完了し、領収書を頂いて、今回の手続きは完了した。

あとはリフォーム業者さんとの打合せとか電気・水道の手続きである。リフォーム業者さんとは今日現地で打ち合わせることに。水道局に電話すると、「元栓を開ければ使えます」とのこと。電力会社は、平日だったこともあって「2時間以内に使えるようにします」と、なかなかのスピード対応。とりあえず電気が通っていればリフォーム工事も進むはずだ。

途中昼食を挟み、ここまでで14時半。私はやりたいことが2つ残っていた。散髪と、インフルエンザの予防接種。いつものクリニックに電話すると15時からできるという。息子は寝ていたので私一人で行くチャンス。

クリニックでは呼ばれるのを待ちながら、受付で息子の予防接種の予約。口蓋裂の手術日からキッチリ4週間後は12/9。その日に
  • B型肝炎
  • 水痘
  • 四種混合
  • インフルエンザ
の4本を同時接種する予約をした。ついでに妻の分のインフルエンザ予防接種の問診票も貰う。

予防接種のあとはその足で散髪。平日なので行くといきなり椅子に座って、あっというまに終わってしまった。家に帰ると16時。妻に予約の内容を伝えて、訊いてみる。
「インフルの予防接種どうする? 今ならまだしてもらえるよ。混んでない」
「う~ん、どうしよう。退院してからにしようかな~、うつんないかも? それとも罹っちゃうかな?」
「(そりゃわからんけど・・・) 今なら(チビを私が)見とくから行ってくれば?」
「分かった。行ってくる。バラバラで来る変な夫婦って思われるわね」
家族でいっぺんに接種すればいいのだろうが、今回は特殊事情である。手術を控えた息子をこの時期の医療機関に連れて行って風邪などをもらってくることは避けたい。

息子は起きていたが、ヨーグルトを食べさせたり積み木で遊んだり、教育テレビの録画を見せたりして妻が帰ってくるのを待った。1時間ほどで帰ってきた妻の第一声。
「注射した所がもう痒い~」
「アルコール消毒ダメって言わなかったの?」
「いやなんか、めんどくさくって言わなかった」
「・・・(最近めんどくさがり屋が多いな)・・・」

妻はとにかく肌が弱い。アルコール消毒もダメ(ちなみに酒も飲めない)、紫外線もダメ。ある程度息子にも遺伝しているようで、息子もテープに弱くていろいろ苦労した。

ま、ともかくこれで私たち夫婦は今年のインフルエンザの予防接種が完了した。入院で感染する確率が少しは下がっただろう。

息子の体重は変わらず11.4kg。口蓋裂手術の入院まであと2日。


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2014年11月7日金曜日

生後554日目 NHK「医療ビッグデータ」

今日と来週の平日5日間を休むことにしているので、土日を入れると連続10日間会社に行かないことになる。普通に休むなら楽しいものだが、今回は息子の口蓋裂手術が理由なので段々と緊張してきているところだ。

さすがに10日休もうと思うと、今週はなかなかハードだった。火曜日・木曜日と客先に出向いて合計7時間くらいかけて仮納品。残りの時間で月末納期のプロジェクトの開発作業と、メンバーへの来週の業務指示。加えて、この時期なので人事考課表の記入や勤怠締めなどの雑務も多い。

そんな感じなので会社を出たのはいつもより1時間遅れ。駅で電車を待っていると、携帯に実家の固定電話から着信。何だろう。高齢の親からの連絡は少しドキドキする。どっちか倒れたか? あるいは息子の手術に関することか?
「おぉ。わしじゃ」
「何?」
「今日、『外壁を塗り直しませんか』ゆうセールスがきての。めんどくさいからお前の電話番号おしえたんじゃ。適当に断ってくれ。じゃあの」
「・・・はぁ?」(電話切れる)
いや、めんどくさいって何だよ自分で断れよ・・・(T_T)

案の定セールスから電話がかかってきたが、30秒でお断り。息子の手術入院はあるし、そもそも私は私で、これから家を買うところである。実家の外壁まで手は回らないのだ。

電車が自宅最寄りの駅に着き、家まで歩いていると、線路沿いで息子を抱えた妻の姿が見えた。自宅にこもりっぱなしの息子の鬱憤晴らしを兼ねて迎えに歩いてきたということだろう。

「電車見たら大興奮よ。『キャァーッ』って」
「そうなんだ。将来は鉄男かな」
だが、その数分後に通過した快速電車には大して興味を示さなかった。まさか普通電車と快速電車の違いが分かるはずもないし・・・

帰宅したら息子の食事。1口食べては部屋を1周する落ち着きの無さ(^^; だけど「食べるひと!」と言うと「あい!」と手を上げてながらこっちへ来るので楽しい。

・・・

一段落すると妻がNHKの「医療ビッグデータ」の録画を見始めた。看護師なので興味があるのだろう。私も大量データをNoSQLデータベースに投入し集計するプロジェクトに関わった・・・というか中心部分は私が作り直した・・・ので、そういう視点での興味もある。

番組を全ては見ていないが、NICUでの感染症の早期予知には興味を惹かれた。今まで活用されていなかった血圧・心拍・酸素飽和度などのバイタルデータを全て蓄積し、パターンを解析することで、感染症の予兆を発見し早期対処ができるようにする研究である。

データを蓄積するストレージの容量やコンピュータの処理能力が向上し、大量のデータを対象にした処理が実現できるようになった。その一方で、モバイル通信の技術・環境の向上によって常時どこでもデータを送受信できるようにもなっている。医療に限らず、こうした環境を利用したデータ解析は重要度を増してくるだろう。そこで必要になってくるのは、確率・統計をはじめ数学に強い人材だ。理系の学生の皆さんは、ぜひしっかりと学んで頂きたい。


さて、今日は住宅購入にあたってローンが実行される日であり、引き渡しを受ける日でもある。だから休んだわけだが、諸般の事情で息子の手術入院の直前になってしまった。その入院まであと3日。



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2014年11月6日木曜日

生後553日目 バラバラ歯が生えてくる

息子をお風呂に入れなければ、と思っていたので、昨日の定時後は「残業は1時間ほどで切り上げる」と妻にメールを打っていた。それを見ていた同僚女性・・・
「土下座タイムですね」
「そうそう 今日は1土下座(T_T)
そうして1時間ほど残業すると、自分の考える最低限のところまで進んだので速やかに退社。いつもよりちょうど1時間遅い電車内に一つ空席を見つけ、来年4月に受験しようと思っている「システム監査技術者」の参考書を開く。先月末から毎日7~8ページ進めているので、もう半分読み終わっている。

私の横の席では、少しネクタイを緩めて足を投げ出して座っている50代半ばくらいの男性が、スマートフォンで何やらゲームをしているようだった。まあ仕事終わりの電車内だから好きに過ごせば良いが、時々「ちぇっ」と呟くので結構気になる。もう少しだけ服装と姿勢を良くして、小説でも読んでいればカッコいいオジサンなのだが。

・・・

帰宅してまずやることは、息子に何か食べさせること。昨日はヨーグルト。
「ヨーグルト食べるひと!」
「あぁぃ!」
昨日からこれをやるのが楽しい。

一段落して私が食事を取っていると、妻が教えてくれた。
「歯が生えてるよ。右の下の奥と、左上の奥」
見せてもらうと、確かに白い歯が確認できた。
妻:「こんなに色んな所からバラバラ生えてくるもんだったっけ?」
「さあ・・・。自分の時は覚えてないし・・・。お姉ちゃん(娘)の時は?」
妻:「ん~、覚えてない(笑)。けどたぶん○ちゃん(息子)だから」
妻は、歯の生え方が若干ランダムなのも顎裂の影響なのではないかと考えているようだ。歯科学的なことは分からないが、多少はあるかもしれない。別にいいけど・・・

歯の話になったついでに妻が、最近は児童虐待のチェックに虫歯の状態を参考にするらしい、という話をしてくれた。確かにネグレクトなどがあれば虫歯だらけになりそうだ。そうしたチェックとは別に、私達の息子の場合は定期的な受診で口腔内を確認されることもあり、歯磨き習慣をきちんとつけないといけない。矯正歯科の先生からは、少し前から歯磨きに慣れるように言われているが、実は全然実行できていない。まあ、このタイミングなので、口蓋裂の手術が終わって退院して、食べ物に制限がなくなったころからやろうかな。

体重は11.4kg。口蓋裂手術の入院まであと4日。



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2014年11月5日水曜日

生後552日目 手を上げて「ハイ!」

IT業界で10日間の連続休暇を取得するのはそれなりに難しいのだが、休まざるをえないので仕事を3つほど前倒しでやっている。スケジュールに無理があるとなかなか納得のいく品質のものは作れなくて、昨日も3時間ほど残業することになった。昨日の定時後・・・

同僚女性:「ちょっと質問いいですか?」

私:「ん? あ~、ちょっと待ってね。ヨメさんに『遅くなるメール』送るから」

同:「あ、重要ですよね~」

私:「そうそう。土下座マークを3つほど付けて・・・と」

同:「土下座マーク・・・。大変ですね。。。ウチの父親なんか残業するって連絡あったら母喜んでますけど」

私:「え、なんで・・・? 残業代出るから?」

同:「それとか、家の中が静かだから、とか」

私:「お父さん、いないの喜ばれてることは・・・」

同:「分かってないと思います」

私:「お父さん(T_T) 可哀想。。。」
そのメールを送り、2時間ほど経過したところで妻から返信。

妻:「迎えに行こうか?」

これは、迎えに来たついでにどこかで夕食して帰るパターンだ。

私:「しんどくなかったらお願いします。帰りにどこかで食べましょう」
それから1時間後、妻が息子を連れて車で現れた。息子はかなり上機嫌で、意味は分からないがウニャウニャ喋っている。

夕食と言っても21時近かったので、いつものセルフサービスの食堂に入る。大人二人分好きな物を選んでも1200円ほどだ。安くてお米が美味しいので妻はこの店が気に入っている。いつも大人二人分のご飯を大盛りにして、息子に私のご飯を1/3ほど分ける。妻は大盛りを一人で食べる(^^;

さて、昨晩の帰り道から息子がハッキリできるようになったのが、呼ばれたら「あぃ!(ハイ)」と手を上げて応えることだ。これには妻がいたく感動しており、帰り道にずっとやらせてはべた褒めしていた。
これは両手上げているが、片手の「ハイ!」も多い。だが動作が速くてなかなか写真に撮れない。あと、「座って」とか「ちゃんこ」と言うと座りながら床や敷物を手のひらでトントン叩くのも覚えた。
帰りが遅かったのでお風呂に入れておらず、体重は計れていない。口蓋裂手術の入院まであと5日。



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