2014年12月29日月曜日

生後607日目 子供用スリッパを買ってみた

今日の活動はモスバーガーで開始。
娘のスマートフォンを渡すと、どこで覚えたのかモシモシのマネ。

娘は別件で用があり、その場所まで送ったあと、ちょこちょこと雑用を済ませて、たぶん今年最後の買い物に西松屋さんへ。滑り止めの付いた息子用の食器があれば・・・と探したが、結局買ったのは全然別の・・・

アンパンマンのスリッパ(笑

最近大人用のスリッパを履いて歩くので、息子の足に合うように16cmの子供用スリッパを履かせてみた。こんな商品もあるところが西松屋さんの良いところ。

・・・

今日のいつだったか、昨日の昼食時に隣の席に居た21トリソミー(ダウン症)の男の子を含む4人兄弟の家族のことについて、妻と話になった。
「昨日の21トリソミーのお兄ちゃん、しっかりしてたわね」
「そうだね。お父さんの言うこともちゃんと守ってたし」
「ねえ。○ちゃん(息子)にも帰りがけにニコニコ話しかけてくれたしね」
「うん、優しい子だったね。病名は同じ『ダウン症』でも、本当に人それぞれなんだろうなぁって思うね。とは言え、御両親には僕らに想像つかない御苦労があるんだとは思うけど・・・」
その男の子を含めて4人の男の子(!)を連れていた御両親は、普通に食事を始めて、やんちゃ坊主達をビシバシ指導(笑)しながら食べ終えて出て行った。まだ若い御夫婦の、そのパワーは見習いたいものだ。こっちは40過ぎて、2人がかりで1歳児1人の相手するのにヘトヘトだ・・・(^^;



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2014年12月28日日曜日

生後606日目 ガスコンロカバー設置

京都への往復500kmを終え、ほぼ体力を使いきって弱っていた私だったが、宅配便でガスコンロカバーが届いてさらにひと仕事することになった。

カバーの高さが7cmあるので、かなり「五徳」の高さがあっても干渉しない。

閉じた状態。それなりに重量があるので、息子がカバーを上げて触ることはできない・・・と思う。

開けた状態。支持金具の形状により上げた状態で固定される。


支持金具の拡大写真。シンプルなので壊れる余地はほとんどないだろう。

スチール製で、当然耐熱性はある。3kgまでなら、閉じた状態で何か上に乗せても大丈夫だ。

今日は家族4人で、買い物ついでに「とんかつ専門店」で昼食。私と娘はロースカツ定食の「大」を頼んだのだが、完食が難しいほど大きい。下宿生活であまりお腹いっぱい食べることがない娘も満足していた。息子は隣の席の1歳ちょうどくらいの男の子のお母さんに「かわいいねぇ~」と話しかけられて上機嫌だった。



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2014年12月27日土曜日

生後605日目 京都往復500km...

娘が暮らす京都まで往復500km。朝の5時半に家を出て、3時間ノンストップでアパート着。そのままとって返して、12時過ぎに帰着。お昼ご飯は4人で外食で済ませた。

そこから、娘の部屋の防寒対策(窓シート貼り)を息子が寝てる間に3人で協力して完了。。。

娘は、思いのほか新居を気に入ってくれた。「庭がある!」とか。思えば、娘はずっと賃貸暮らしだった。

そんなわけで、ちょっと体力が底をついているので今日はこのへんで。



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2014年12月26日金曜日

生後604日目 なぜ優生思想はダメなのか

出生前診断を扱ったNHKの番組が再放送されていた。

シリーズ 選ばれる命 第1回 問われる出生前検査

ただ、我が家は現在TVアンテナが不調(ブースターが壊れているらしい)のため、なんとTVは10インチタブレットのワンセグでしか視聴できない。なのでニュースと天気予報くらいしか観ておらず、再放送は観ていない。番組内容はリンクから全て確認することはできる。

我が子に障害がありませんように、と願うのは親ならば当然の気持ちだ。高齢出産が増えてきたこともあって、出生前診断の件数も増えてきているという。だが、出生前診断はその精度とは別に、多くの課題をはらんでいる。
  • 発見できる障害はごく一部
  • 障害の可能性が高いと診断された後の決断をサポートする体制の不足
  • 診断から決断までの時間的余裕はほとんどない
  • 産む/産まないのいずれにしろ、親(特に母親)のアフターケアの体制は十分と言えない
  • 遺伝子など、単純な基準による生命の選別の弊害
一方で、出産前に赤ちゃんの障害を知ることで、その子を育てていくための、親の心理や環境面の準備ができるというメリットももちろん存在する。

個人的には、単純な基準で胎児の選別を行うことは優生思想に繋がる可能性が高く、賛同できない。ただし、障害を持った子を育てる、その負担を主に負うのは母親・父親であり、産むか産まないかの判断はあくまでも両親に任せるべきだ。そして、障害を持った子を育てるということは、負担ばかりではない。健常な子と同様、もしかしたらより多くの喜びも与えてくれる、かもしれない。

なぜ私は優生思想に賛同できないのか。

もちろん息子が口唇口蓋裂を持って生まれてきたということも影響している。でなければ、子供の障害についてこれほど考えることもなかっただろう。息子もいずれ成長し、独立して家庭を持ち、 子供を授かるかもしれない。その時、息子自身が持って生まれた先天的な障害のことで、子供のことを心配するだろうと思う。だとしても、「遺伝的に優れた個体を優先して残す」という思想には私は賛同できない。

なぜなら、人間は個体の能力のみで生存競争を闘う野生動物ではないし、肉質や繁殖能力が高いことが良しとされる家畜でもなく、「社会性を武器として集団として生き残ってきた種」であるからだ。

例えば、移動能力で言えば人間は鳥類や馬には到底及ばない。格闘能力で言えば、素手でクマやライオンに勝てる人間はほとんどいないはずだ。そんな能力で人間を選別しても意味が無い。

人間は社会を形成することで高度に分業を行い、文明を発達させてきた。そこで重要だったのは協調・協力しあうことを前提とする慣習や社会制度だ。何かの能力に劣っている個人がいたとしても、他の才能で貢献できるように集団が支えることで、集団全体としての能力を高めることができる。優れた能力をなかなか見出すことができない子供がいたとしても、その子供を含む集団は、そうした子供をケアするスキルを高めることができる。

イギリスでは障害を持った子供を普通の学校のクラスに受け容れる義務があるそうだ。 もちろん障害を持った子供自身も成長することができるわけだが、健常な子供達にも大変よい影響がある。自分との違いや人それぞれの個性を尊重すること、ハンディのある人に対する接し方を学ぶことができる。もし、障害のある子もおらず、一様に「遺伝的に優良」な子供ばかりであれば、そうした成長も期待できない。多様性は失われ、環境や必要とされる能力が大きく変わった時に、集団として適応できない事態になるだろう。

障害はその子にとってまさにマイナスであるかもしれないが、集団として長期的に見ればプラスの面もあると、私は思っている。

・・・
息子が昨日やっていた遊びは、ダイニングと「フリースペース」の間の戸のところで行ったり来たりすること。せっかく暖房しているダイニングに冷たい空気が流れこんでくるので、やめてほしいのだが・・・(^^;


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