2014年11月1日土曜日

生後548日目 子宮頸がん検診を・・・

中途入社の社員の歓迎会を終えて帰宅すると22時を回ってしまっていたが、息子は18時ころから眠っていたらしく、私が帰ると起き出してきて遊びはじめた。
昨日は写真が撮れていないので、これは一昨日の写真。電話のオモチャは大好きだが、放り投げて遊ぶので床にあたって大きな音がする。下階の人ごめんなさい。

放り投げるといえば、ソフト積み木も片手に2個ずつ、いっぺんに4個持って同時に投げるのが彼の最新の遊び方だ。ソフト積み木は大きな音もしないし床や壁に傷も付けないので賃貸暮らしにはありがたい。昨日は延々と日付が変わるまで、拾っては投げ・・・を繰り返していた。

・・・

妻は、息子の口蓋裂手術の入院期間が終わったあたりで子宮頸がんの検診を受けられるように、色々と予定を考えているようだ。昨晩、そんな話を私にしてくれた。二人とも、息子が自立できるまで元気でいなければならない。

子宮頸がん検診の受診頻度は2~3年に一度が良いと言われている。妻は息子を出産して1年半だし、若い時には異形成が見つかって円錐切除をしたこともある。このくらいのタイミングで検診を受けるは私も大賛成だ。

子宮頸がん検診の日本国内の受診率は25%前後だそうだ。米国では80%を超えているというからその差は大きい。検診によって早期に発見すれば子宮を温存できる可能性もあがるので、多くの女性に検査を受けてもらいたいものだ。ちなみに、日本では毎年2500人もの方が子宮頸がんで亡くなっている。

妻は婦人科にもいた看護師なので、若い女性が子宮頸がんで子宮を全摘出したり、中には手遅れで亡くなった例を幾つも見ている。だから娘には迷うことなく子宮頸がんワクチンを接種した。もちろんワクチンだけでは全てのHPVを防ぐことはできないから、接種していても定期的な検診は必要だ。検診も、100%見つけられるわけではない。ワクチンと検診を両方行ってこそ、子宮頸がんのリスクを大きく下げることができる。

妻が若い時にもし子宮頸がんワクチンがあったら接種していただろうが、こればかりは仕方ない。定期的な検診ができるよう、私としても協力は惜しまないつもりだ。




他のブログもチェック→にほんブログ村 病気ブログ 口唇口蓋裂へにほんブログ村 子育てブログ 障がい児育児へ

2014年10月31日金曜日

生後547日目 声掛け・話し掛け

昨日から急に、というわけでもないが、若干息子への声掛け・話し掛けが多くなった我が家。7割くらいは妻。
「ご飯食べる人!(手を挙げる)」
「(お風呂で)はいズボン脱いで~(脱ぐ真似)」
挙手や着衣・脱衣も積極的に働きかけてみると、少しずつではあるがそれなりに進歩しているので、この調子でやってみることにしよう。意味のある言葉はあまり出ないが、現段階では発語よりも内面的な言葉・・・モノや概念の名称を蓄積していきましょうと指導を受けている。
「普通だったらこんなにチェックされないから、発達ものんびり見てられるんだけど。。。」
とは妻の言葉である。まあ2~3箇月おきに「身体が96、認知が95、言語が70ですね~」とか評価されると、否応なくST(言語聴覚士)さんやDr.の指示をもとに、あれこれやらなきゃ・・・という気持ちになってしまう。

発達の度合いが人それぞれだというのは私も妻もよく分かっている。実家の両親に聞けば、私などは2歳を過ぎても喃語の一つも発さなかったそうだ。母は祖母に、「この子はお腹に何か忘れてきてる」とか言われて結構カチンときたらしい。その分、しゃべり始めるといきなり大人と同じような言葉遣いだったそうで、「この子は完全主義者なんですよ」と祖母に言い返したとかなんとか。
息子は元気に遊んでいるが、ごく僅かに咳の症状がある(4~5時間に1度くらい)。熱や下痢などの症状は無い。入院まであと10日、何とか本格的な風邪などにならずに済みますように。


他のブログもチェック→にほんブログ村 病気ブログ 口唇口蓋裂へにほんブログ村 子育てブログ 障がい児育児へ

2014年10月30日木曜日

生後546日目 言語発達度70%

昨日の術前検査でも一緒に受診した、妻のママ友(Wさん)のお嬢さんの発達には驚かされた。まず自分で靴が履けるということ。脱ぎ履きしやすい形状なので、床に置いてあるところに足を入れるだけで済む・・・とはいえ、お母さんの指示を聞いて実行するところが、たいへんしっかりしている。息子の場合は靴が脱げて転ばないようにと、マジックテープできっちり固定するタイプを履かせている。そのため、「クック履こう」と言えば玄関先までは行くものの、自分で履くところまでには至っていない。

昼食時には、お嬢さんは自分で、フォークを持って先に刺さった鶏肉を口元に持っていくし、待合ではぬいぐるみを見せると、お母さんの発音を真似て「あんあんまん(アンパンマン)」と言ったり。帰り際には大きな声で「あいあい(バイバイ)」と言いながら手も振ってくれた。あれなら言語聴覚士の先生も(構音はともかく)発達状態に文句のつけようがないだろう。

そんなお嬢さんを毎回隣県から受診に連れてきているWさんだが、御主人はあまり協力的とは言えない。御主人は昨日休みだったそうなのだが、受診に付き合うこともなく、何と京都へ遊びに言ってしまったそうだ(ウチでそんなことしようものなら一気に家庭の危機である)。そんな御主人はWさんから「旦那」とかではなく「うちの戦力外」と呼ばれている。

Wさんのお嬢さんは中耳炎を頻繁に繰り返しているのと、聴力が弱いと診断されている(人工内耳を装着する可能性もある)。御主人が「戦力外」なこととお嬢さんの耳の件では御苦労が多いが、お嬢さんの発達は素晴らしいので、少し気が安まるのではないだろうか。

Wさんのお嬢さんの発達が良い要因の一つには、やはり4歳(5歳だったかもしれない)のお姉ちゃんの存在があるだろう。2~3歳上のきょうだいと関わりながら育つというのは重要な事だ。ウチにもお姉ちゃんは居るが、何しろ18歳上だし、県外で独り暮らしだし・・・。

しっかりしたWさんのお嬢さんに対して、息子の言語の発達は通常ラインに比べて7割程度である。今18箇月だから、言語的には1歳ちょっとくらいという感じ。リハビリのDr.には「順調な遅れ具合(口唇口蓋裂の子の遅れ具合としては普通)」と言われてはいるが、ここから取り戻せるのかという不安はやはりある。

ただ、運動や認知の発達は問題なしという判定を言語聴覚士さんから頂いている。この3箇月で気にかけてやってきたことといえば、
  • ソフト積み木などで一緒に遊ぶ
  • 絵本を一緒に読む
  • 公園で遊ぶ
などが主なことだ。特にソフト積み木は効果があったと思う。投げたりしても音がしないし床や壁に傷がつかないので、賃貸暮らしでも安心だ。

言語聴覚士さんとの面談では、△や○や□の枠に同じ形のパズルを入れるといったものがあり、これはソフト積み木での遊びと似ているので、初めて見るものでも比較的すんなりクリアできた。あと、大中小のカップを入れ子にするオモチャとか、小さな瓶に鈴を入れたり出したり蓋をしたり、というものもあったが、実力なのか運がいいのか、これも何とかクリアした。

口蓋裂の術後は、遅れている言語の発達を取り戻すのがメインテーマになってくる。身の回りにあるものの名前を私達が折にふれて認識させたり、絵本の読み聞かせをしたり、保育園などで他のお子さんと交流させたりと、そうしたことだ。

まあ、運動や認知にしても言語にしても、発達の速度は人それぞれである。息子にも私達にも負担にならないような感じで努力していきたいものだ。



他のブログもチェック→にほんブログ村 病気ブログ 口唇口蓋裂へにほんブログ村 子育てブログ 障がい児育児へ

2014年10月29日水曜日

生後545日目 口蓋裂術前検査

有休を取得して、口蓋裂手術の術前検査に付添う日。息子の体調は万全だ。
お風呂での体重は11.3kg。手術を受ける病院の基準体重は10kgである。10kgに満たない場合でも総合的に考慮して手術を行う場合はあるようだ。

今回の術前検査では、妻の「口唇口蓋裂ママ友」のWさんも時間を合わせて受診する。 Wさんのお嬢さんはいつも息子の一歩先を行く発達を見せてくれるので、妻も私も楽しみにしている。私は4月以来、妻は(個人的に会っているので)8月以来だ。

受診の予約は朝一番なので、そろそろ出かけよう。結果は今晩にでも追記する。

・・・

形成外科では簡単に手術の内容の説明を受けた。注意点としては、手術まで風邪を引かないように、というくらい。特別な準備物は抑制筒くらいだ。

耳鼻科はいつものチェックのみ。鼓膜も喉の状態も問題なし。

採血ではガン泣きしたが、親としても慣れてきた。

次の言語聴覚士さんの面談が一番緊張するところ。 大中小のカップを入れ子にするとか、積み木とかで遊んで発達の状態を確認する。

そしてリハビリ。ここで言語聴覚士さんの評価を聞く。身体発達と認知は問題なし・・・だが、言語は月齢に対して7割くらいらしい。リハビリのDr.の表現だと「(口蓋裂の子として標準的という意味で)順調な遅れ具合」だそうだ。とは言え、特別な対処が必要なほどではないため、手術後は来年2月あたりの受診で良いそうだ。



他のブログもチェック→にほんブログ村 病気ブログ 口唇口蓋裂へにほんブログ村 子育てブログ 障がい児育児へ