2014年11月14日金曜日

生後562日目 口蓋裂手術後3日目

手術翌日より元気になっているだろうと想像していた昨日だったが、夕方までは不機嫌で活力が感じられなかった。私が持ち込んだ10インチタブレットで子供番組の録画を再生して、何とか落ち着かせているという状態。

病室のテレビは(今どき)お金がかかるうえに、子供が見やすい位置に移動させることもできない。その点クレードル付のタブレットなら配置も自由だし、音さえ周囲の迷惑にならないように控えめにしておけば良い。番組に飽きたら子供用のアプリで遊ばせる手もある。

いつも家で視聴している番組を観ることができると落ち着くので、こういう時のタブレットはワンセグ対応のものが向いている。私はこの10インチタブレットを1万5000円ほどで落札したが、普段の通勤時間の勉強にも使っているし、十分に元はとていると思う。何より今回、妻がとても喜んでくれた。

さて、機嫌の悪い息子だったが、それなりに飲食できていたので点滴を外すことができた。抗生剤の投与の必要から左手のルートだけは残っているが、輸液ポンプが載った点滴スタンドを押して歩く必要がなくなっただけでもストレスが随分違う。

また、シャワー入浴の許可も出たので左手のルートの防水をしてもらって、久しぶりに体を洗ってやることができた。もちろん洗ったのは私。顔を濡らさないように注意を受けていたが、口唇テープ時代から口唇の術後まで、ずっと洗い続けてきた私にとっては全く問題ない。

シャワー後は、スッキリしたのか息子は急に元気になった。プレイルームで自由に駆け回る。
止まらないので写真がブレる。。。

しばらく遊んでいると、入院したばかり女の子とお母さんがプレイルームにやってきた。1歳7箇月のお子さんは軟口蓋裂で、翌日が手術だそうだ。遠い所から来ておられるし、口唇裂がないので今回が初めての手術。この病院に来た回数自体3~4回ということで、笑顔の中に緊張感が感じられる。

お父さんはプレイルームには来ていなかったが同伴されていて、何とか3日分休みを取ることができたらしい。入院日(木曜日)と手術日(金曜日)で2日使い、土日が過ぎたら、退院日までお母さん一人で頑張らなくてはならない。術後どれくらいでお子さんが元気になるかは個人差がありすぎて分からない。息子と同じくらいの日数(術後2日)くらいで元気になればいいのだけど・・・。

その後私は洗濯物を持って帰宅。

・・・

点滴も外れたし、今日は術後3日目ということで飲食物の制限も少なくなるはずだ。あとは個室の順番が回ってくれば言うことはないのだが。




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2014年11月13日木曜日

生後561日目 口蓋裂手術後2日目(3)

ずっと大きな個室状態だった4人部屋だが、今日の午後から入り始めて、先ほど一杯になった。
この病院では予定手術の場合前日に入院するので、3人のうち1人くらいは、明日手術を受けるのだろう。ということは、明日の夜から明後日の朝にかけては周囲が泣き声の多重奏になるおそれがある。これは術後の息子と妻の状態では厳しい。

スタッフステーションで聞いてみると、個室待ちのリスト上では2番目。入院時に3番目だったから個室から出た人数とは一致する。ちなみに、私は日に何回か病棟の個室の名前をチェックしているので変化があれば分かる。最近は非常に個性的な(個性的過ぎて読めない場合もある)名前が多いので、記憶に残りやすい。それにしても、月曜から木曜で個室から出たのが1名とは。明日のうちに2名出る可能性は低いだろうな…。

生後561日目 口蓋裂手術後2日目(2)

自宅のテレビはハードディスク内蔵型で、録画した番組をSDカードにワンセグ形式で書き出すことができる。
今朝、息子が好きな番組を持ち出し、10インチのタブレット(私が普段通勤時の学習に使用しているもの)のワンセグ機能で再生しようと考えた。
「ピタゴラスイッチ」など、10番組くらい、トータル600MBを出力している間にシャワーを浴びて身仕度。タブレットのクレードルも持っていけば楽だろう。

病院に着くと、すでに起きてプレイルームで「シャキーン」を見ていた。プレイルームのテレビにお金はかからないが、床が硬くて冷たいので、自分のベッドで視聴できたほうが良いだろう。

さっそく息子に見せると、やや斜めだったご機嫌が直って落ち着いてくれた。妻にも大好評。


生後561日目 口蓋裂手術後2日目

口唇裂手術の時はミルクを飲むまで3日かかり、今回はそれ以上を想像していた。だがフタを開けてみると、術後1日となる昨日の夕方には野菜スープは完食(葛湯は味が嫌いらしく1口目から拒否)できたし、プレイルームに連れて行くと点滴を持つ私が追いつけないくらいのスピードで歩き回ることができるようになった。

嚥下も楽になったようで、睡眠中に唾を飲み込もうとして痛くて起きる、ということがなくなった。昨日の夕食後に私は帰宅したのだが、その時は時間が来ても座薬は使っていなかった。

こんな感じで元気になると、遊ぶものが少ないベッドの上では鬱憤が溜まるのだろう。プレイルームなりロビーなりに連れて行かないと不機嫌だ。

手術直後、妻のママ友のWさんからメールが入っていた。Wさんのお子さんは今日入院の予定だったが、アデノウイルスに感染して手術延期となった。Wさんのメールには、「一緒に戦うつもりだったのにごめん・・・」とあり、そして術後の様子を尋ねる文面が続いていた。


口唇裂の術後もそうだが、口蓋裂の術後の経過も個人差がとても大きいようだ。このブログにコメントを頂く中にも術後何日も寝たきりだったというお声がある(個別のコメントにまだ返信できていません・・・)。一方で、息子のように翌日にプレイルームで暴れるくらい遊ぶ子もいる。

しかしいずれにしても、術後は日にちが薬。お母さんはじめ家族はしんどいけれども、そのしんどい時間の1分、1時間で確実に回復に向かっている。

妻の感想は・・・
「落ち着くまでは一人じゃ無理。トイレも行けないよね。いてくれて助かりました」
私が有給を取得した意味があった。。。まあ、ちょっと会社に行ったりしたが・・・

昨日は食事が摂れているため点滴の量が40ml/hから20ml/hに減った。抗生剤の必要があるからまだ点滴はとれないだろうが、昨日よりさらに元気になっているはずだ。

・・・

入院・手術中に沢山の温かいコメントを頂き、感謝にたえません。 個別にお答えするのに少々時間がかかります。申し訳ありません。



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