2013年10月16日水曜日

生後167日目 「ホッツ確認!」



出かけるときに忘れないよう、ドアの内側に貼紙をした。

ホッツ確認!!」だ。


9月の口唇裂手術で入院した時、息子より3日ほど後に同様に口唇裂手術を受けた女の子がいた。妻はその子のお母さんとも友達になっていたのだが、昨日携帯にメールが入ったそうだ。

「ホッツなくした(T_T) ぜんぜん飲まない へこむ~~」

驚いた妻はすぐに電話で話したそうだ。お母さんによるとお子さんが中耳炎になり、雨の中、小児科やら耳鼻科をぐるぐる回って、気が付けばホッツ床をどこかに落としてしまったらしい。巡った所全てに電話をかけたものの、普通の人がホッツ床など知るはずもなく、「子供用のちっちゃい入れ歯みたいなピンクのプラスチックの・・・」と説明しても全く要領を得ず。自分でも車の中や家の付近を何度も探したものの、結局見つからなかったらしい。

ホッツ床をなくして困るのは、ミルクを飲んでくれなくなることだ。今までホッツ床を入れた状態でのミルクをトレーニングしてきたので、突然なくなると飲めないらしい。息子も、全く飲まないのでどうしたのかと思ったらホッツ床の入れ忘れだったということが何回かあった。

矯正歯科に電話したそうだが、口唇裂術後2箇月は型取りができないのと、昔の型を使っても、現在の口の中の形に合わせるようにいきなり大きく削るのは非常に難しいらしい。仮にできたとしてもすぐには無理。少なくとも1週間はホッツ床なしで過ごさなくてはならない。

口唇裂術後の経験から言ってたぶん2日くらい格闘すればまた飲んでくれるようになると思うが、あのしんどさをもう一度体験するのは御免こうむりたい。。。

というわけで、ホッツ床をなくすと大変なことになる。外出時は授乳時以外、はずして容器に入れておくのが基本だ。しかし、どうしても忘れて入れたまま外に出ることがある。貼紙でどれだけ防げるかわからないが、やらないよりましということで急遽作成した。


今日は形成外科受診6回目。受診の時間帯には台風の雨は止んでいるだろう。





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2013年10月15日火曜日

生後166日目 フライング気味に歩行器購入

通常、生後7箇月ぐらいから使うものらしいが、妻が購入に非常に意欲的だったため、近くのアカチャンホンポで約6,000円の歩行器を購入してしまった。

高さ調節を一番低くすると、ギリギリ足が届くくらい。まだ思いどおりの方向へ行くことはできず、興奮して足を突っ張ったら反動で後ろへ動くくらいだ。なので、本人が喜べば喜ぶほど遠ざかっていくという面白い状態になっている。

単3電池2本を入れると音や光がでるようになっているが、物音が響きやすい木造賃貸住宅のため、一度入れた電池を外して使っている。音量調節ができれば良かったのだが、見る限りボリュームのようなものは無かったと思う(説明書も読まずに使っている)。

本人は、機嫌が良ければ延々と遊んでいる。楽しそうに笑って遊んでいる姿を見ると、今後いろいろと玩具を買い与えてしまいそうな気がする(^^;;






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2013年10月13日日曜日

生後164日目(2) 弾丸ランチ、3時間

今回お会いしたお母さんが予約してくださった隣県のお店は畳の部屋があり、戸で仕切られているので落ち着いて食事をすることができた。ちなみに、産後はじめての子供を連れての外食だったそうだ。
点対称

私ははじめてお会いした御家族だが、一生懸命子育てされている様子が伝わってきた。

何しろ初めての子育てが双子の兄弟。そして弟君は口唇口蓋裂で頻繁に県外での受診が必要で、来月には口唇裂手術のために入院が予定されている。二人とも目鼻立ちが整った可愛い赤ちゃんで、お兄ちゃんはとても眼が大きく、弟君は口唇口蓋裂なのに鼻が高くて綺麗な形だった。鼻ステント(NAM)による矯正が不要なくらいで、これはとても稀なことのようだ。

このお店で3時間弱、双子の子育てのご苦労を伺い、私達としても大変勉強になった。私達からも入院や手術に際して準備するものや知っておくといい事をアドバイスさせていただいた。

・・・

今回、どうしてこの御家族にお会いしようと思ったのか妻に聞いてみた。
「私自身が先輩お母さん達に話を聞いて随分助かったし、手術前の不安がすごく楽になったの。同じ病院で同じ手術を受けるんだから、私がお話できることだったら伝えたいと思って。でも、今日も思わず『頑張って』って言っちゃったけど、余計だったかな」
毎日できるかぎり頑張っているから、これ以上「頑張って」と言われても・・・という思いが妻もあったのだそうだ。
「手術はやっぱり大変だからね。いつもよりちょっと・・・だいぶ頑張んないといけないのは確かだよ」
そう妻に答えたら、「そうよね・・・」と言って、少し前に届いたお礼メールに返信を打ち始めた。

肩にホッツ
生まれてくる子供に障害がないことを願うのは当然のことではあるけれど、息子の障害があったからこそ、こうした出会いがあり、妻も私も少し成長できているような気がする。




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生後164日目 弾丸ランチへ!


今日は妻の提案で、同じ症状のお子さんを持つ隣県の御夫婦とランチの予定だ。妻は、その子のお母さんとは以前形成外科の外来でお会いしていた。その後携帯メールで連絡を取っていたようだ。

今回、3連休のどこかで隣県まで行ってお会いしようと言い出したのは妻だ。息子が産まれるまでは、それほど積極的に人付き合いをしようとするタイプではなかったと思うが、口唇口蓋裂の息子を出産し、口唇裂手術を経験して少し変わったのかもしれない。どういう心境なのか、ランチへ向かう道すがら聞いてみよう。



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