2014年7月20日日曜日

生後444日目 友達と遊ぶ姿を見る

行方不明になっていた倉敷市の女児は、岡山市内の民家で無事保護された。民家に住む49歳の無職男性が逮捕され犯行を認めているので、追々犯行の詳細や動機が判明するだろう。ともかく、命があって、怪我もなく帰ってきて良かった(怖かったとは思うが)。

ちなみに監禁されていたのは岡山市の楢津(ならつ)という地区で、女児の自宅からは車で30分くらいの場所である。女児の持っていた携帯電話のGPSの情報は今回あまり役に立たなかったことになる。発見の決め手は女児の母親や周辺住民の不審者の車に対する記憶だったそうだ。防犯用の携帯電話が役に立つ状況も多々あるが、最終的には家族や地域住民の防犯意識にまさるものではないだろう。

・・・

さて、昨日も子育て支援に出かけて、息子にはしっかり遊ばせた。
他には1組だけ来ておられて、一緒に遊んでもらった。息子より1箇月ほど早く生まれた男の子。息子並みに頭が大きいので、思わずお母さんに「よく転びますよね!」と声をかけてしまった(^^; バランスをとるのが大変なのだろう。まだ歩かないそうだ。しかし手先の動きは息子よりしっかりしているし、(お母さんにしか分からないが)幾つか言葉がでている。体重は息子と同じ11kg。身長は息子のほうが3~4cm大きい。

私は息子が同世代の子供と一緒に遊んでいる姿を見るのは初めてだ。病院の受診や妻のママ友との会食の場で一緒になることはあったが、一緒に遊ぶという状況ではない。

お互いに興味はあるようで、息子はお友達の顔を触りにいったり、お友達は息子に玩具のボールを渡そうとしてくれたり。こうした中で段々とコミュニケーションができるようになっていくのだなぁと思うと、保育園というのは重要な場所だとあらためて思う。

お友達がお母さんと帰った後は一人になったので、滑り台や階段マットでしばらく遊んでから帰らせていただいた。帰りの車内から熟睡してくれたので、午後は私達もゆっくり過ごすことができた。



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2014年7月19日土曜日

生後443日目 言語発達を心配するお母さん

夕方、自宅最寄りの駅を出ると妻が息子をチャイルドシートに乗せて迎えに来ていた。ちなみに駅から自宅までは徒歩4分。どうしたのかと思ったら、妻の実家(青果市場)に果物を買いに行くという。最近お世話になっている親戚・知人に持っていくためだそうだ。

車内での妻の話によると、今日は妻の実家に近い子育て支援に息子を連れて行ったそうだ。そこは人数が多く、20組くらいの親子が来ていて、息子は騒がしさに驚いて最初の頃は泣いていた。しかし、そのうち慣れて遊びだした。

そうしているうち、他のお母さんに話しかけられた。1人目は、片言の日本語で喋る、見た目はインドネシアかフィリピンから来られたようなお母さん。お子さんは6箇月で、小柄なほうだが身体発達が早く、元気いっぱいだったそうだ。その方に「一人目デスカ?」と聞かれ、「上にお姉ちゃんがいます。大学生の・・・」と答えたら、のけぞって驚かれたらしい。「オ若ク見エルカラ、ビックリシマシタ」と、妙に日本人っぽいフォローをされたと言っていた。日本での初めての子育てで、気軽に話せる友達が欲しいのかもしれない。

もう1人のお母さんは、息子と同じ1歳2箇月の男の子を連れていた。そのお子さんは言葉、というか発声が無くて、とても心配しているのだそうだ。私達は息子の口唇口蓋裂の治療の一部として、リハビリや言語聴覚士の先生に頻繁に診察してもらっていることもあり、言語や構音に関して一般の方よりは関心がある。なので、そのあたりの悩みは共感できる部分がある。

そのお母さんは、お子さんの言語の発達が気になって、病院のリハビリには通うものの、他の外出はあまりできないのだと言う。外で会った人に子供に話しかけられると、反応が少ないことで変に思われるのが辛いとか、そんな気持ちはわからなくもない。しかし、それでは子供の発達に良くはないと、頑張って子育て支援に来て妻に話しかけた、ということらしい。

私達は生まれる前から子供の障害が分かっていて、出産前からそれと向き合い、出生直後から治療を第一優先にしてきた。多くの専門家と家族・親戚・知人の助けを得て、同じ病気のお子さんの親御さんと励まし合いながら進んできた。正直、生まれた時に何の問題もないお子さんを見ては少しだけ羨ましいと思ったこともあるが、子供の障害を通して学んだことや得られたものはそれよりはるかに大きい。障害はないに越したことはないが、障害があるからといってマイナスばかりではないということは分かるようになった。

言語発達を心配されているお母さんの気持ちは、私達で言えばエコーで口唇口蓋裂と診断された時の気持ちに近いのかもしれない。今は不安ばかりなのだろう。しかし口唇口蓋裂も言語発達障害も、治療は長丁場。お母さん一人で抱え込まず、色んな人に相談し助けを借りて、育児を楽しめるようになってほしいものだ。

それにしても妻は行く先々で様々なお母さんに話しかけられるようだ。今の子育て世代から見ると10歳くらい上で「昭和のお母さん感」が漂っているせいなのか、あるいは元看護師の雰囲気がそうさせるのか・・・。

・・・

昨日の息子は、やたら賑やかだった。帰宅してからも台所から妻が「今日の出来事」を私に話してくれるのだが、息子がずっと手を口の前で動かして「ウワウワウワウワ~」とやっているので、妻に「ご~め~ん、まっ・た・く、聞・こ・え・な・い」と謝らなないといけないくらいだ。でも、こうして大きな発声ができるということも有難いことなんだな・・・。


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2014年7月18日金曜日

生後442日目 結婚記念日、でした

昨日は結婚記念日。朝の時点では妻は思い出していないようだったが、会社に向かう電車の中でSMSが届いた。
「あら、結婚記念日だったね♡」
私はもちろん覚えていた。月曜日に駅の地下街にあるフラワーショップで、ブーケタイプの花束の予約もしていた。結婚記念日に花束、というのは、Twitterのフォロワーさんの旦那さんの完全なるモノマネだ。ちなみに去年は・・・

生後76日目 結婚記念日

こんな感じで、ケーキにした。今年は私がダイエット中(家庭内では「ダイエッ父ちゃん」と呼ばれている)のため、ケーキはやめておいたという事情もある。

花束といえばメッセージカード。これもフォロワーさんのマネだが構わない。同じ地下街にある雑貨屋さんで小さなカード&封筒のセットを買い、帰りの電車でメッセージを書いた。文面は恥ずかしくて載せられないが、「いつもありがとう」の感謝の気持ちと、これからもよろしく・・・というようなことを書いた。

帰宅して花束を渡す。メッセージカードを見つけた妻はやはり喜んでくれた。声に出して読むので恥ずかしくてかなわなかったが・・・。
ちなみにブーケタイプの花束は、イメージカラー(ピンクとオレンジ)と用途(結婚記念日用)を伝えると、花屋さんがおまかせで作ってくれた。美的センスが乏しい私のような人間にはありがたい。価格もそれほど高くない。

妻が花束を花瓶に飾ったあとの会話:
「お花屋さんはすぐに作ってくれたの?」
 「月曜日に予約してました」
「まあ、ありがとう♪ メッセージカードはどこで書いたの?」
「電車の中。たまたま座れたから。揺れて書きづらかったけど(字が汚い言い訳)」
と、そんな感じで平和に過ごした結婚記念日だった。

息子はほとんど一日中、靴を履いて過ごしたそうだ。履かせるときもそれほど嫌がらず。
目下、洗濯バサミを口に入れて遊ぶのがブームである。

それから11月の口蓋裂手術に向けて、 妻が抑制筒の準備にとりかかっていた。口唇裂手術の時に比べると、妻にしては非常に早いとりかかり。仮に装着してみると、本人はそれほど嫌がらず。肘が曲がらないまま遊んでいた。4ヶ月後にどうなるかは分からないが。。。



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2014年7月16日水曜日

生後440日目 形成外科受診11回目

ベネッセの情報漏えい事件では、ベネッセからシステム運用を委託された子会社が業務を協力会社へ再委託し、実際の作業はそこに派遣された派遣社員が行っていたところ、その派遣社員がカネ目当てに情報を抜いたというのが真相らしい。

つまり、ベネッセ→子会社→協力会社→派遣会社→派遣社員という多重下請け構造(悪く言えばピンハネ構造)ができあがっていた中で起きた事件である。例えば人月80万円で子会社が請け負っていたとしよう。各々が2割の利益を取るとすると、子会社(80万)→協力会社(64万)→派遣会社(51万)→派遣社員(40万)となる。実に最初の金額の半分だ。ここから年金や健康保険料などの諸々を差し引けば、派遣社員の手取りは20万円台になるだろう。

ベネッセの新顧客基盤はOracleの高度なデータベースシステムで構成されており、運用管理には広く高度な知識・技術が要求される。各種手続きも煩雑だろうし、時間外に呼び出されることもあっただろう。 そうした高度な知的労働の対価として、当該社員に支払われていた賃金は妥当なものであっただろうか(その可能性はかなり低い)。

もし十分な待遇を受けている子会社の社員が、必要な知識を得て自ら運用していたら、今回のような事件は起きなかったのではないか。情報犯罪は、こうしたスキルと待遇の逆転現象を下地として起きることが多い。今回の事件の責任を派遣会社社員の個人の責任にしてしまうならば、何度でも同じような事件は発生するだろう。

・・・

今日は有給休暇を取得して、息子の形成外科受診に向かう。いつも一緒に受診している妻のママ友さんは、急に来れなくなってしまった。保育園に通うお姉ちゃんがヘルパンギーナを発症してしまったとのこと。妻も3ヶ月ぶりに会えると楽しみにしていたので残念そうだ。
今回の受診は、形成外科・耳鼻科と言語。リハビリはDr.の予約が取れず3科だけになっている。午前中には終わるだろう。ママ友さんが来ていれば病院のレストランでランチを、と思っていたが、私達だけなら早々に帰ってくるかもしれない。

形成では、そろそろ手術の日程が決まるだろう。ママ友さんからは手術の時期を合わせたいので教えてほしいと言われているそうだ。耳鼻科は恐らく簡単なチェックのみ。問題は言語聴覚士さんとの面談かな。。。発達の状態をどのように捉えられるか、少々プレッシャーがある。

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病院からの帰り道、西松屋とディスカウントスーパーでの買い物を済ませて帰宅した。

形成外科では、口蓋裂の手術日が決まった。11月11日(火)で、入院は前日から。入院期間は10日から2週間と予想されている。術前検査は10月29日(水)。医師からは、とにかく風邪を引かせないようにという注意を受けた。3箇月間全く風邪を引かないというのは難しいと思うので、10月に入ったら、他の子供との接触や不要な外出を控えるようにするぐらいだろうか。

耳鼻科は簡単なチェックのみ。今日はリハビリが予約できていなかったと思っていたのだが、予約できていなかったのは言語のほうだった。リハビリでは、発達に関する質問に答えて、アドバイスを頂いた。医師の意見では、口蓋裂がある子としては構音の経過は良い方。ただし、多くの例と同じように段々遅れてくると思われるが、2歳くらいまでに徐々に追いつく感じになるように見守りましょう、ということだった。



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