2014年12月27日土曜日

生後605日目 京都往復500km...

娘が暮らす京都まで往復500km。朝の5時半に家を出て、3時間ノンストップでアパート着。そのままとって返して、12時過ぎに帰着。お昼ご飯は4人で外食で済ませた。

そこから、娘の部屋の防寒対策(窓シート貼り)を息子が寝てる間に3人で協力して完了。。。

娘は、思いのほか新居を気に入ってくれた。「庭がある!」とか。思えば、娘はずっと賃貸暮らしだった。

そんなわけで、ちょっと体力が底をついているので今日はこのへんで。



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2014年12月26日金曜日

生後604日目 なぜ優生思想はダメなのか

出生前診断を扱ったNHKの番組が再放送されていた。

シリーズ 選ばれる命 第1回 問われる出生前検査

ただ、我が家は現在TVアンテナが不調(ブースターが壊れているらしい)のため、なんとTVは10インチタブレットのワンセグでしか視聴できない。なのでニュースと天気予報くらいしか観ておらず、再放送は観ていない。番組内容はリンクから全て確認することはできる。

我が子に障害がありませんように、と願うのは親ならば当然の気持ちだ。高齢出産が増えてきたこともあって、出生前診断の件数も増えてきているという。だが、出生前診断はその精度とは別に、多くの課題をはらんでいる。
  • 発見できる障害はごく一部
  • 障害の可能性が高いと診断された後の決断をサポートする体制の不足
  • 診断から決断までの時間的余裕はほとんどない
  • 産む/産まないのいずれにしろ、親(特に母親)のアフターケアの体制は十分と言えない
  • 遺伝子など、単純な基準による生命の選別の弊害
一方で、出産前に赤ちゃんの障害を知ることで、その子を育てていくための、親の心理や環境面の準備ができるというメリットももちろん存在する。

個人的には、単純な基準で胎児の選別を行うことは優生思想に繋がる可能性が高く、賛同できない。ただし、障害を持った子を育てる、その負担を主に負うのは母親・父親であり、産むか産まないかの判断はあくまでも両親に任せるべきだ。そして、障害を持った子を育てるということは、負担ばかりではない。健常な子と同様、もしかしたらより多くの喜びも与えてくれる、かもしれない。

なぜ私は優生思想に賛同できないのか。

もちろん息子が口唇口蓋裂を持って生まれてきたということも影響している。でなければ、子供の障害についてこれほど考えることもなかっただろう。息子もいずれ成長し、独立して家庭を持ち、 子供を授かるかもしれない。その時、息子自身が持って生まれた先天的な障害のことで、子供のことを心配するだろうと思う。だとしても、「遺伝的に優れた個体を優先して残す」という思想には私は賛同できない。

なぜなら、人間は個体の能力のみで生存競争を闘う野生動物ではないし、肉質や繁殖能力が高いことが良しとされる家畜でもなく、「社会性を武器として集団として生き残ってきた種」であるからだ。

例えば、移動能力で言えば人間は鳥類や馬には到底及ばない。格闘能力で言えば、素手でクマやライオンに勝てる人間はほとんどいないはずだ。そんな能力で人間を選別しても意味が無い。

人間は社会を形成することで高度に分業を行い、文明を発達させてきた。そこで重要だったのは協調・協力しあうことを前提とする慣習や社会制度だ。何かの能力に劣っている個人がいたとしても、他の才能で貢献できるように集団が支えることで、集団全体としての能力を高めることができる。優れた能力をなかなか見出すことができない子供がいたとしても、その子供を含む集団は、そうした子供をケアするスキルを高めることができる。

イギリスでは障害を持った子供を普通の学校のクラスに受け容れる義務があるそうだ。 もちろん障害を持った子供自身も成長することができるわけだが、健常な子供達にも大変よい影響がある。自分との違いや人それぞれの個性を尊重すること、ハンディのある人に対する接し方を学ぶことができる。もし、障害のある子もおらず、一様に「遺伝的に優良」な子供ばかりであれば、そうした成長も期待できない。多様性は失われ、環境や必要とされる能力が大きく変わった時に、集団として適応できない事態になるだろう。

障害はその子にとってまさにマイナスであるかもしれないが、集団として長期的に見ればプラスの面もあると、私は思っている。

・・・
息子が昨日やっていた遊びは、ダイニングと「フリースペース」の間の戸のところで行ったり来たりすること。せっかく暖房しているダイニングに冷たい空気が流れこんでくるので、やめてほしいのだが・・・(^^;


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2014年12月25日木曜日

生後603日目 2歳までの予防接種完了/サンタブーツ

今年のインフルエンザの主流はA香港型らしい。以下の記事によると、従来A香港型はワクチンが効きづらいらしいが、今年の場合は特に小児の場合に予防効果が予想以上に高いらしい。

インフル:ワクチン、小児に効果大 流行のA香港型で6割 - 毎日新聞

 この冬に流行中のA香港型インフルエ ンザについて、15歳以下の小児でワクチンの効果が予想以上に高いことが、慶応大の研究グループの調べで分かった。接種を受けた小児の約60%に発病を抑 える効果が見られるという。グループ代表でけいゆう病院小児科の菅谷憲夫医師は「予想外の結果だ。未接種の人は早めにワクチン接種を受けてほしい」と呼び 掛けている。
息子はちょうど昨日、今期2本目のインフルエンザの予防接種を水痘の2回めと合わせて注射したところだ。私と妻は、11月の息子の口蓋裂手術の前にインフルエンザの予防接種を済ませており、これで完全に安心・・・というわけではないが、ある程度効果はあるだろう。

行きつけのクリニックでは、「これでしばらく(毎年のインフルエンザを除いて)、3歳までは予防接種はありませんね」と言われたそうだ。VPDのスケジュールを確認すると、次は3歳の日本脳炎になっている。

口唇口蓋裂の子供は、生後3~4箇月で口唇裂の手術を行う。術前・術後のそれぞれ4週間は予防接種ができない(特に生ワクチン)ので、B型肝炎・ロタ・ヒブ・小児肺炎球菌・四種混合・BCGの接種スケジュールを組むのが大変だ。生後2箇月で予防接種できるタイミングになったら、できるだけ同時接種をするべきだ。特にロタは月齢が進むと接種できない(腸重積のリスクが発生する) ので、注意が必要。以下に、このブログの予防接種カテゴリのリンクをあげておく。

予防接種関連の記事

さて、クリスマスである。昨日の夕方は駅前が混雑するだろうと読んで徒歩で帰宅したのだが、家から最寄りのバス停まで来た時に、後ろからバスに追いつかれ、まさかの同着である。家に入り、息子にサンタブーツをプレゼント。ディスカウントスーパーで800円くらいで買ったものだ。サンタは引越で金欠なので、これで勘弁してもらう。
サンタの顔を触ったかと思うと・・・
踏んだ(T_T)

中身はお菓子なの・・・

あと、妻が息子用に西松屋さんでツナギの防寒着と靴を買っていた。靴は今使っているのと全く同じもの(笑
昨日の新居DIYは、ドア・引き戸の隙間・戸当り対策。 まだ全部は終わっていないが、少しずつ快適になっていると思う。



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2014年12月24日水曜日

生後602日目 予防接種(この冬2回目)と新居DIY

引越し後、新居の荷物の整理中で非常に慌ただしいのだが、息子の予防接種もすみやかに行いたいので、今日は以前のアパートの近くのクリニックで「チックン」の予定だ。今回は水痘(2回目)と今期2回目のインフルエンザの2本同時。前回は3本同時だったので1本少ないが、また泣いてしまうだろう。

FluMist(フルーミスト:アクセントは「ル」にある)という点鼻型のインフルエンザ弱毒化生ワクチンが日本で承認されれば、2歳以上の子供に比較的安価で使用することができるようになる。フルーミストの特徴は、点鼻型で接種が楽なことの他に、インフルエンザの型が不一致でも予防効果が高く、罹患しても症状が軽くなるということがあるらしい。なお、国内でも(高価だが)扱っている医療機関で接種は可能だ。米国では、小児(2~18歳)に接種が奨励されている。

というわけで、来年のインフルエンザシーズン前に承認されたら、2歳になっているはずの息子に使えるのでありがたいなぁ、とは思っている。

昨日はさまざまな買い物をしたが、その合間に回転寿司で昼食。すし飯が大好きなので、トータル6貫くらい食べただろうか。特にタマゴが好きである。卵アレルギーが無くなったので助かっている。

帰宅してからは新居のDIY。
  • 寝室の照明リモコンのホルダーを壁に取り付け
  • 寝室のドアヒンジの「鳴き」に潤滑スプレー吹付け
  • ワイヤレスドアホン取り付け
  • 寝室の単板ガラス窓に断熱シート貼り付け
ワイヤレスドアホンは、出かけたホームセンターの売り場でELPAのWDP-100が14,000円ほどと通販最安値に近かったので購入。


木造日本家屋なので、電波は非常によく届く。来客が画像記録されるので不在時の来客を確認するのにも便利だ。

それから、断熱シートは緩衝材(プチプチ)のような感じで、水貼りできるタイプ。

寝室の窓のカーテンは開けないので、外が見える必要はない。というわけで、3面もある寝室の窓ガラスの2面に妻と二人で貼ってみた(2本入りを買ったのだが、もう1面貼るには足りなかった)。今朝の明け方の室温が2~3℃上がったので、妻も効果を実感したようだ。貼れていないもう1面と、娘の部屋に貼るべく、妻がもう一度ホームセンターに買いに行くと言っていた。




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