2015年3月7日土曜日

生後675日目 骨移植はやっぱり痛いらしい/ステロイド変更

驚いたことに、妻のママ友のお嬢さんは昨日、なかば強引に退院したそうだ。ご家庭の事情が色々あるとはいえ、医師がOKを出すとは思っていなかった。妻によると、退院にあたってはこんこんと生活上の注意を受けていたそうだ。

口蓋裂の手術の後で最も怖いのは傷口からの出血。息子が通っている大学附属病院の症例の中で最悪のケースでは、母子で就寝中に子供の口から出血して止まらず、布団が血の海になってやっと気がついた、というものがある。幸いにも命に別状はなかったが、再手術となったそうだ。

口蓋裂手術の場合、退院後もしばらく軟らかい食事と抑制は続けなければならない。どちらも発達が進んだお子さんには特に、非常につらいものだろう。だが、再手術となるともう一度たいへん痛い思いをさせなければならないので、お母さん・お父さんに、ここは何としてもしっかり対応してもらいたいところだ。

今回、息子の眼科受診や義母の通院の用があり、2日に一度のペースで医大附属病院に行き、その度にママ友のお嬢さんのお見舞いに行った妻。病棟で色々な話を聞いてきたようだ。

その一つは、顎裂への骨移植手術について。両側の片側を手術したお子さんも入院していたらしいが、やはり顔の半分が腫れ上がって非常に痛いらしい。また、骨移植のための骨は自分の腰からとるのだが、その箇所も非常に痛いそうだ。手術の回数を聞くと、5回目。
  1. 口唇裂(生後3箇月)
  2. 口蓋裂(生後1歳半)
  3. 外鼻修正(小学校前)
  4. 骨移植1回目(小学校低学年)
  5. 骨移植2回目(  〃  )
と、こういう感じだ。お子さんの症状によって手術の回数は異なってくるが、息子は両側なので同じような感じになるだろう。また、下顎の反対咬合の手術もあるかもしれない。

・・・

息子の眼科受診では、腫れている部分への抗炎症剤の注射も検討されたが、年齢が低く痛みに耐え切れないだろうということで断念。内服のメイアクトは効果がなさそうなので中止。ガチフロ(抗生剤)は継続。抗炎症剤は開業医で処方されたフルメトロンを中止していたが、今回はステロイド系抗炎症剤としてはより強力なリンデロンが出された。その分眼圧上昇などの副作用にも注意が必要で、安易な長期使用は避けなければならない。次の受診は来週金曜日。これでおさまってほしいものだ。




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2015年3月6日金曜日

生後674日目 切開手術もあるかも?・・・「ものもらい」

現在、和が家の最大の関心事は、息子の「ものもらい」がいつ頃治るだろうかということだ。
今日も医大附属病院の眼科を受診することになっているのだが、ちょっと長引いているので妻は弱気。

「ほんとに治るかしら・・・(T_T)」

あまり腫れがひどい状態のまま長引くようなら、切開して膿を出す(その場合は息子の年齢だと全身麻酔)ことになるかもしれないが、それも考慮の対象になってきた。

・・・

さて、昨日は建具屋さんを連れてリフォーム業者さんが来てくれた。建具屋さんは引き戸のガラスをアクリル板に交換する作業と、別の引き戸の戸車の交換作業。リフォーム業者さんは、娘の部屋の天井のクロス(壁紙)交換や床補修、縁側の縁甲板交換、仏間のクロス貼りの見積をもってきた。見積書を見ると、金額的には妥当な気がする。

建具屋さんが作業している横で、妻とリフォーム業者さんでまた子育て談義をしていたらしい。リフォーム業者さんの娘さんは今度高2。ウチの娘もそのあたりの歳で一悶着あったから、そのくらいのお子さんを持つ人に対してはちょっとお節介をしたくなる(笑

「(娘が会社に来た時に)お菓子をボロボロこぼしてたから、『片付けなさい』って言っても片付けんのですよ~。でも他のベテラン社員が同じ事言ったらいうこと聞くんですよね~」

娘に甘~いお父さん、完全になめられてます(笑

黙々と作業していた建具屋さんも、そんな話を聞きながらクスクス笑っていたそうだ。ちなみに建具屋さんの娘さんは息子と同じくらいだ。

追加リフォームの実施は、4月中旬の予定。

・・・

妻は息子の眼科受診のついでに、今日もママ友のお嬢さんのお見舞いに行くことだろう。ママ友さんは強引にでも金曜日に退院したいと言っているようだが、まだしっかり食べることができていないのと、少し傷口から出血していたらしいので、素人の私が考えても今日の退院は無理だと思われる。



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2015年3月5日木曜日

生後673日目 右眼にも「ものもらい」/ベビーマッサージで死亡

昨日は自分の母親を下肢静脈瘤手術後の受診で医大附属病院に連れていった妻。義母は足首辺りに少し痛みを感じているそうだが、レントゲンなどの検査では特に異常なし。術後だから違和感くらいはあるだろう、ということで経過観察。

息子は私が出社した後で起きたのだが、その時右の上瞼も大きく腫れてしまったそうだ。
これは腫れが引いた夜の写真なのでわかりづらいが・・・。

そんなわけで医大附属病院に行ったついでに、急遽息子の眼科受診。 Dr.に確認したところ、よくあることらしく。。。

で、せっかく医大附属病院まで来たので、お嬢さんが口蓋裂手術で入院しているWさんのお見舞いにも行ったそうだ。手術は先週金曜日だったが、昨日(術後5日目)になってようやく、ちょっと食べられるようになってきたそうだ。また明日には息子の眼科受診で行くので、もっと元気になった姿を見られるだろう。

・・・

昨日は、無資格で乳児の首をひねる施術をして死亡させたNPO理事長が過失致死罪で逮捕されたというニュースが話題であった。

「「ズンズン運動」で乳児死亡、容疑のNPO元理事長を逮捕」 News i - TBSの動画ニュースサイト

赤ちゃんの体を揺さぶることで、アトピー性皮膚炎やダウン症に効果があるとうたい、1時間1万円で施術していたということです。

 「ズンズンという揺らぎと共にこのだっこをすると、宇宙につつまれた私たちの体の成長を感じて生きていける」(姫川尚美容疑者・NPO法人のDVD映像)

1時間1万円とるのに”NPO”とはどういうことかと思うが、それを置いといても、赤ちゃんを揺さぶってアトピー性皮膚炎はおろかダウン症にも効果があるとは、トンデモもいいところだ。「宇宙」云々に至ってはもはや何を言っているのか分からない。


残念なのは、こうした事故が以前にも起こっているにもかかわらず、その後の被害を防げなかったことだ。

 他にも、赤ちゃんの首を90度以上ひねったり、背中を海老ぞり状態にする施術を行っていました。姫川容疑者をめぐっては、過去にも施術を受けた別の幼児が死亡する事故が起きています。

無資格者が指圧やマッサージの類、それも頚椎周りに施術することは危険極まりない行為だ。ここで言う資格とは、すくなくとも国家資格でなくてはならない。万が一のことを考えれば、専門の医師以外に触らせるのは無謀な行為である。それが乳幼児であるならなおのこと。

お母さんの不安や悩み(病気、夜泣き、発達の遅れ・・・)につけこんで儲けようとする怪しげな民間療法が巷には溢れている。お金を取られるだけならまだしも、障害を負ったり死んでしまったりしては悔やんでも悔やみきれない。民間療法に騙される人が一人もいなくなってほしいものだ。



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2015年3月4日水曜日

生後672日目 Dr.も驚く息子の「ものもらい」

医大附属病院の眼科Dr.も「うわ、ひどい」と驚いた息子の「ものもらい」。月曜日の朝に一気に悪化していた。

点眼薬は、開業医に処方されたクラビットが効かなかったので、医大附属病院の眼科でガチフロに変更になった。内服のメイアクトも併用開始。次の金曜日に様子を見るためにもう一度受診することになっている。

月曜日、妻が眼科Dr.に腫れている部分の切開処置について聞いてみたところ・・・

「やるんだったら、この年齢だと全身麻酔になります」

と言われたそうだ。ということは少なくとも1泊入院になってしまう。

「こんなことで入院したくないわ・・・」

全く同感だ。新しい抗生物質が聞くことを願う。

・・・

引越しの荷物の整理が一段落し、住んでみて気になったところを少しずつ直していく計画が進行中だ。まず、娘の部屋の床板が部分的に弱くなっており、その交換。娘の部屋は天井の壁紙が古いままだったのでそれも交換。それから、縁側の木製建具のサッシへの交換と、縁側の板の貼り直し。

すっかり仲良しになったリフォーム業者さんに月曜日に電話したところ、飛んできてくれたのでいろいろ話をしたらしい。それを私に伝えてくれたのだが・・・

「縁側の板はねぇ、何だったかな、『えいこういた?を替えましょうって言われた」

調べてみると、縁側に使う木材は「縁甲板」(えんこういた)と呼ばれ、ほとんどフローリングと同じ意味だが、和風建築の場合はこう呼ぶらしい。妻が言う名前がうろ覚えだったので検索でたどり着くのに少し時間がかかった。

「ごめんなさいね~、そういうものの名前ちゃんと覚えられないのよ」

だが、妻は親戚や知り合いや近所の車のナンバープレートは全て覚えているし、オペ室看護師だったこともあって、薬剤や器具の名前については100%正確だ。

「あとね、看護師なんですって業者さんに言ったら、『ありゃ~、そりゃあ人気の看護師さんだったでしょう。美人さんだし』って言われた♡ 否定はしないわ♪」

「そういう会話は完璧に覚えてんだね(^^;」

「都合のいいことしか記憶に残らないのよ♪」

・・・

景気回復と「省エネ住宅ポイント」が始まったこともあって、リフォーム業者さんは例年の1~2月の忙しさがさらに激しかったそうだ。計画では、妻が再就職のメドにしている5月くらいまでにできればいいかなと思っている。



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2015年3月3日火曜日

生後671日目 1歳10箇月 眼科変更

息子は今日で1歳10箇月になった。
土曜日に以前のアパートの近くの大きな公園で、初めて滑り台を一人で滑らせてみた。最初だけは私が抱えて滑り下りたのだが、2回目以後は上まで連れて上がれば自分でスタートするようになった。FRP製の滑り台は防寒着を着て滑ると恐ろしいほどの静電気が蓄積される。写真では、滑り降りている息子の髪の毛が若干逆立っているのが分かると思う。

1年前はどんなだったかというと・・・
まだ髪の毛薄かったんだね・・・。歩いてもいなかった。こんなチビを連れて、お姉ちゃんの一人暮らしの手配がタイヘンだった。

その息子だが、瞼の状態が一気に悪くなったため、受診先を医大附属病院の眼科に変え、昨日受診して今までのクラビットとは別の薬を処方して頂いた。内服の抗生物質(メイアクト)と、ガチフロ0.3%点眼薬である。

ガチフロはクラビットと同じくニューキノロン系の抗生物質で、幅広い抗菌スペクトルがあることも同様だが、ガチフロの方が世代が新しく、耐性菌ができにくい、とのこと。フルメトロン(抗炎症剤)は効き目が感じられないと妻が言うと、「じゃ、やめましょう」と処方はされなかった。

これで医大附属病院には、形成・小児・耳鼻・口腔・リハビリ・言語に加えて眼科の受診歴も加わった。車で15分の所に引越したおかげで通院の負担は少ないが・・・。

そして、医大附属病院には妻のママ友、Wさんのお嬢さんが口蓋裂手術で入院中。手術は先週金曜日だったから昨日で術後3日目だったが、それはそれはご苦労されている様子。手術が2回延期されたために口蓋裂の手術が1歳9箇月になったわけだが、元々発達が早く満2歳くらいのレベル。体格も息子とあまり変わらなくなっていたそうだ。女の子なのに。

このくらい心身ともに発達した子が口蓋裂の手術を受けると、ぐずり方も半端ではないようだ。Wさんがずっと抱っこしていないとダメらしい。病院食もほとんど拒否。眼科の後で見舞いに行った妻曰く、「親子ともげっそり」。

24時間抱っこのため、Wさんの肩は「痛いのを通り越して感覚が無くなってきた」とか。。。手術の延期は不可抗力とはいえ、口蓋裂の手術時期があまり遅れるとこうした事態になるらしい。

Wさんのお嬢さんの1日も早い回復を願う。。。明日にはまた妻が義母を連れて医大附属病院に行くので、また様子がわかるだろう。



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2015年3月2日月曜日

生後670日目 後輩の結婚式

日曜日は午後から前の会社の後輩の結婚式に呼ばれており、午前中は妻の実家がらみの諸用があって忙しく、ブログ更新できなかった。

前の会社を辞めてからもう9年近く経過するが、それでも覚えていてくれて結婚式に呼んでくれたことは嬉しかった。会社の関係者は私を含めて5人。うち3人は「元」社員だ。

人前式の形式だったが、伝統的な神前式などと比べて結婚式の時間は短く、その分披露宴の時間に余裕がもてるので、合理的なやり方だと感じる。参加者が特定の信仰を持っていてもあまり気にする必要がないところも良い。

「社員席」に座っていると、挨拶の合間などの雑談も盛り上がる。5人(うち2人夫婦で出席)全員既婚者だが、子供構成は
  • 娘一人
  • 息子三人
  • 子供なし
  • 娘一人息子一人(私)
とバラバラだ。やはり話題の多くは子供のことになる。3人兄弟のお母さんになった元社員などは、あまりにも勉強せずにゲームばかりしているので、ニンテンドー3DSを半分に叩き割った話をしてくれた。「じゃあ3/2DS (にぶんのさんDS)だね」と言ったらアルコールのせいか大ウケであった。

披露宴が進み、最後のほうで新婦から御両親へのお手紙・・・定番だが・・・はからずもちょっとウルっときてしまった。私もそういう歳になってきたのか・・・。1歳10箇月の息子もいるが、今年二十歳の娘もいるので、もしかしてあと5~6年すると・・・(笑

・・・

「ものもらい」に対してクラビット(抗生剤)とフルメトロン(抗炎症剤)を併用しているが、左の下瞼の腫れ様はかなりひどくなってきた。今週は妻の母の受診もあって、いつもの医大附属病院に行くので、そこの眼科に連れて行こうかと思う。


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2015年2月28日土曜日

生後668日目 SIDS予防機器・ファイナルアンサー?

当ブログではSIDS(乳幼児突然死症候群)の予防のための機器をいくつか紹介してきた。
どれも米国内での発売であり、在庫があったとしても直接日本に発送するのは難しいという問題があった(電波法の問題もあるが)。これに関しては、通販代行業者を使うことで日本へ送ることが可能であるとTwitterのフォロワーさんに教えていただいた。

個人輸入 輸入代行・転送サービス | グッピング

とはいえ、かなりの追加費用が発生するし、電波法の問題や保証の懸念もある。できれば日本に正規代理店のある製品を安心して使いたいものだ。こうした機器は数万円するし、使用期間が1年程度に限定されるため、できればレンタルという形が理想である。

心拍や酸素飽和度が分からずとも、"Mimo"のように呼吸(による微細な動き)を感知し、感知できなくなると警告を発する機器があればいいのではないかと探した結果、以下のサイトでレンタルサービスを発見した。

株式会社ファミリーヘルスレンタル

主要取扱商品
・乳児用呼吸モニター「ベビーセンス」
・他覚的聴力検査装置「エコースクリーン」
・予約受付システム「アットリンク」
・業務用空気清浄機「アースプラス・エアー」
・医療従事者用マスク「アースプラス・マスク」

薬事法第39条第1項の規定により高度管理医療機器等の販売業・賃貸業の許可を受けております。
上記のベビーセンスというのが呼吸モニターだ。多くの病院に導入されているらしい。最新機種は並行輸入品も2万円ほどで販売されている。


安心なレンタルサービスを使用するもよし、通信販売で購入してSIDSの心配が少なくなったら中古品を誰かに譲る・売るのもよし。実際、オークションサイトでも幾つか出品されているようだ。要はこうした機器が普及して、SIDSで亡くなる赤ちゃんが一人でも少なくなればいい。

・・・

さて、今日は特に予定がない。妻のママ友のお嬢さんが、昨日口蓋裂の手術を無事受けることができたので、もしかしたら(先方の都合・体調などが良ければ)小児病棟にお見舞いに行くかもしれない。あとは・・・リサイクルショップを覗くくらいかな。





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2015年2月27日金曜日

生後667日目 ベビーモニターその2、その3

最近は就寝前に1時間くらい勉強することにしているのだが、どうしても勉強の合間の息抜きのほうが長くなりがちだ。そんな息抜きの時間に、ベビーモニターを2つ発見した。

Owlet Baby Care | The Wireless Baby Breathing Monitor

More sleep, less stress. Owlet alerts you if your baby's heart rate and oxygen levels are outside the norm. Owlet silently checks on your little one and notifies you of potential problems, giving you peace of mind and maybe even a full night's sleep. 

センサーを靴のようなカバーで赤ちゃんの足に履かせ、心拍数と酸素飽和度が通常値を外れたら警告してくれるというものだ。対応デバイスはiOS8搭載のiPhone/iPad/iPod。残念なのはAndroid未対応なのと、米国外発送には対応していない点だ。価格は$250(約30,000円)だ。

もう一つは・・・

Smart Baby Nursery | About Mimo

Get real-time audio and insights about your baby’s sleep activity, right on your smart device, from anywhere in the world.

こちらはベビー服型。基本的には呼吸をモニターするようだ。また、うつ伏せになったことを感知することができる。対応デバイスはiOSとAndroidで、価格は$200(約24,000円)。ちなみにこのセンサーが付いた服は"Mimo Kimono"というらしい。なぜそこに日本語を使うのかは謎。”Shop Now"というボタンをポチってみたが、こちらも残念ながら米国外発送の対応はない。

子育てで何かと物入りの家庭にとって、1年くらいしか使わないものに24,000~30,000円(米国からの送料含まず)をかけるのは大きな負担だ。心拍だけでいいので日本のオムロンやタニタあたりが半額くらいで作ってくれないだろうか。ちなみにSproutling Baby Monitorの第2回の製造はまだのようだ。

SIDS(乳幼児突然死症候群)を防ぐためにはかなり役立つと考えられるのだが、 こうしたモニターが一般化するまで、あともう少し時間がかかりそうな雰囲気である。

・・・

そういえば、息子の保育園の申込みは案の定ダメだった。これで息子も立派な待機児童である。仕事をしていなければ保育園は優先されず、保育園に入れられなければ仕事を見つけるのも大変という、よくあるデッドロック状態。

幸いにも妻は正看護師資格を持っている。大きな病院には看護師の子供のための院内保育施設があり、とりあえず保育園が見つかるまでそこで預かってもらうという方法がある。

試しに、看護師専門の求人サイトで
  • 日勤のみ
  • 託児所あり
  • 日曜休み
という条件で検索してみると、意外に沢山の件数がヒットした。

「○○病院だと、日勤のみ、託児所あり、4週8休(日曜休み)とかですが」

「ほうほう○○病院なら知ってる~。ボーナスある?」

「賞与2回」

「いいじゃ~ん。○○病院行こうかな」

看護師は慢性的な人手不足であり、提示されている給与額も悪くない。ぼちぼち妻の再就職活動も始まりそうだ。



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2015年2月26日木曜日

生後666日目 ひつじのショーン

家のダイニングとリビングは4枚の引き戸で仕切られているのだが、昨日の帰宅時には全部開け放たれていた。夕方でも気温は12℃程度あり、息子と遊んでいた妻は薄着なのに暑そうだ。息子はエンドレスで家中を走り回っている。

「これでも、日中はお庭で遊んだのよ。でもまだ体力が余ってるわね・・・」

僅かな時間も、起きている限りは動いている。ベビーバッグの中身を全部ぶちまけるなど、毎度のことだ。

いや、そういえば一つ起きている間もおとなしくなる例外がある。「ひつじのショーン」を観ているときだ。このときだけは、ピクリとも動かない。

ひつじのショーン|公式サイト

私と息子がお風呂に入りその後で妻が一人で入っている時に、1放送分(7分×3本)の録画を観るのが習慣だ。セリフはなく、すべて身振りと効果音のみで構成されているから子供にも分かりやすい。たまに細かいパロディが入っていたりして、大人が観ても面白い。



公式サイトを観ると、劇場版が今年の7月4日に全国公開されるらしい。劇場版というからには1時間以上だろう。ちなみにTV版では1秒間に25コマ撮影する。クレイアニメーションでは、1場面あたり1日で6秒分(150コマ)しか撮影できないという。1話は7分あり、実際にはこれを複数のグループで同時並行で作成しているそうだ。

仮に60分の映画を撮影するなら、60×60×25で90,000コマ。1グループだけでやると600日かかる計算だ。少なくともアニメーションだけで4グループは必要だろう。おそろしいほどの労力がかかっている。一部CGも使われているようだが、キャラクターは基本的に粘土。そこに味わいがある。

劇場版が公開される頃には息子は2歳2箇月。一緒に観に行けるかな。その後発売のDVDは買うことになりそうだ・・・が、そういえば家にはPCのDVDドライブの他には再生できる機械がなかった。TV内蔵のHDDもそろそろ容量が足りなくなってきたし、レコーダーくらい買ってもいいかもしれない。



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2015年2月25日水曜日

生後665日目 電車内ベビーカー問題?

自宅の郵便受けには、定期購読しているシステム開発関連の月刊誌と、税務署からの通知と思われる封筒が入っていた。税務署からの通知には、引越しに伴い所轄の税務署が変更になることと、確定申告書を移送した旨が書かれていた。

私は同一市内で引越しをしたのだが、実は市内は3箇所の税務署によって管轄が分けられている。そのこと自体は知っていたのだが、農業所得の所在地は変わらないので申告先は同じかと思って引越し元の管轄の税務署に出していたのだ。まあ、出し直しとかではなくて、管轄変更と申告書の移送までやってくれたので、親切な対応と言えるだろう。

昨晩の息子の遊びは写真のような「ソフト積み木でテレビ台の上に街を作る」的なことと、フローリングの上でダンボールに乗り、親に引っ張らせる「ダンボールそり遊び」。後者は親の体力消耗が激しい(笑

「中腰がっ、厳しい・・・はぁ、しんどい、暑い・・・・」

という妻に代わるが、私も10分位で限界に到達する。こういうとき、若い人だったらもうちょっと頑張れるのかな(^^;;

・・・

さて、ちょっと気になる記事がTwitterのTLに流れてきた。

「電車内ベビーカー」問題は、子育てへの理解不足が原因ではないと思う件(ふじいりょう) - 個人 - Yahoo!ニュース

誤解を恐れずに書くならば、その女性あるいは男性が子どもを一緒に連れて、ベビーカーで200%前後の乗車率の電車に乗らなければいけない必然性がある 事とは一体何なのか。お仕事ならばフレックスや在宅ではムリなのだろうかとか、通院ならばむしろ病状が悪化しないのだろうか、とか考えてしまう。

炎上マーケティングなら成功しそうなので、その片棒を担ぐこともないとは思うのだが、上記の引用部分に関して、頻繁な通院が必要な口唇口蓋裂の子を持つ親として一言。

口唇口蓋裂の赤ちゃんは、その月齢にもよるが、頻繁な時期は週1回以上の通院が必要になる。その時期は概ね生後1~4箇月で、当たり前だが自分では歩けない。病院での診察は多くの診療科(形成、耳鼻、口腔、リハビリ、言語・・・)を回るため、短くても数時間、通常は丸一日という長い時間がかかる。

このあたりの月齢の赤ちゃんを世話したことがない人には分からないかもしれないが、赤ちゃんとこれだけの長時間外出すると、大量の荷物も持ち歩くことになる。ミルクや哺乳瓶、お湯の入った水筒、オムツ、お尻拭き、着替え、タオル・・・など通常のお出かけ用品に加え、口蓋裂がある場合はホッツ床やその保管容器など疾病に特有の持ち物。これらの総重量は女性が手に持って長距離移動するにはギリギリ、もしくは限界をオーバーすることになる。

中には抱っこ紐に赤ちゃん、背中と両手に荷物という出で立ちで電車に乗っている逞しいお母さんもおいでになるが、普通の女性の筋力・体力ではまず無理だ。ベビーカーに赤ちゃんと荷物の半分くらいを載せるというのが妥当だし安全と言えるだろう。電車では畳めという人もいるが、その程度の荷物ならばそもそもベビーカーを使う必要がない。

そうしたお母さんが混雑する時間帯の電車に乗らなければならないのは何故か。言わなくてもわかると思うが、病院の受診予約時間に間に合わせるためである。ギリギリで試験やプレゼンに向かう会社員と事情は何ら違わない。これをずらせるものなら別の時間にするだろうし、そうしている人も多いだろうが、皆が皆希望の時間に診察予約できるわけではない。

口唇口蓋裂の治療は大病院に集約されつつある状況があり、その病院でも診察できる曜日は決まっている。いきおい、多くの赤ちゃんを連れたお母さんが長距離を移動して同じ病院の同じ曜日に殺到することになり、なかなか希望する時間に予約を入れることはできない。かくして、ベビーカーを押して満員電車に乗車せざるを得ない状況が発生する。

そして、ここまでは赤ちゃん一人の場合だ。もし年子のお兄ちゃんやお姉ちゃんもいたら? 双子だったら? お母さんの苦労が想像できるだろうか。

物書きならば、そこらへんまで調査して書きなはれ、と上記の記事の筆者には言いたい。こうした上っ面の記事が流れる事こそ、子育てへの理解不足が原因である。



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2015年2月24日火曜日

生後664日目 妻、食洗機効果を実感する。

最近少し運動不足かなと感じ、駅からバスを使わずに歩いてみた。自宅までは2.8kmある。いつものバスには、自宅までバス停2つ分のところで抜かれ、自宅到着は10分くらい遅くなっただろうか。気温が高かったのでコートを着ていると少し汗ばむくらいだった。

迎えに出てきた妻が息子の代わりに言う。

「とうちゃん僕な、今日は5回も6回も頭ぶつけて泣いた」

なるほど・・・おでこにコブができている。

「あとな、スーパーでレジのおばちゃんおねえさんに『ベジたべる持ってる、かわい~』とか言われた。僕がかわいいのは当然じゃけどな」

「あと、かあちゃんがたこ焼き買ったんじゃけど、家に変えるのが待てずに大泣きして車で食べた」

いろいろお疲れさまです。。。。

妻によるとおでこのほか、下唇の内側もぶつけた時に少し切れたようだ。曰く・・・

「1日のうちの結構な時間、ぶつけて泣いてる(笑」

前髪で隠れているが、右のおでこに「たんこぶ」ができている。右の下瞼はまだ「ものもらい」。

・・・

昨晩、妻が食洗機をセットしてスタート後、入れ忘れた皿が1枚。

「ダメかしら?」

「まだスタートしたばかりだから大丈夫でしょ」

スタート直後は「除菌ミスト」で、まだ本格的に洗浄は始まっていない。一時停止を押して皿をセットして、一時停止解除。食洗機の中にはお箸に指したピジョンの細口哺食器の本体部分も入っている。息子はまだこの細口哺食器でフォローアップミルクを飲んでいるのだが、この形状の瓶を手で洗うのはかなり手間がかかる。その点、食洗機なら楽ちんだし食洗機の60℃の温水で除菌もできる。



妻はスピードコースで洗浄しているので乾燥がなく、すぐに終わる。

「スピードコースは速くていいですなぁ。お、途中で入れたお皿もキレイ♡」

「手荒れの状態はどうですか?」

「良くなった~。全然ないってわけじゃないけど、すごい楽。食洗機バンザイ\(^o^)/ あとは洗剤ね~。これいくらで買ったんだっけ」

妻が液体の食洗機用洗剤を差して私に聞く。

「600円くらいかなぁ」



近所のスーパーで私が買った時、詰替え用ばかりで本体を売っているのがこれしか無かった。他には特に選択の理由はない。

「ドラッグストアのポイントが6000円分くらいあるから、こんどあれで買おうかしら。貯まる一方で使うタイミングがなかなか無くて」

地元のドラッグストアは、土日には「○倍ポイントデー」とかやっていることが多いので、「ポイント使うより貯めたほうがお得」という意識が働いて、結局使えないことが多い。妻はいつ行くつもりかな。

妻もそうだが、食洗機を使わなかった理由は「よく分からない」 というのが多い。一度使えば、水道光熱費の節約、手荒れの軽減、家事時間の短縮ができて手放せないものだと分かるだろう。子育て中の方、まして口唇口蓋裂の口唇裂手術前などのように、ケアに余分な時間がかかるお子さんをお持ちの方には特におすすめしたい。



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