2013年9月11日水曜日

生後132日目 入院前日


ミトンをしたままの手で自分の顔を触りまくるので、頻繁にこんな感じになる。スキントーンが人中の下に潜り込んでしまうのだ。でもまぁ、寝ているから良いか・・・ってことで、大体は起きるまで放置している。テープを貼る時は大泣きになるから、わざわざ起こすこともないかと。

このテープやデュオアクティブを貼る作業も、明後日の手術までのことかと思うと感慨深い。


デュオアクティブ、テープ、ホッツ床は手術前に外す。退院して矯正歯科でホッツ床のボタンとNAM(鼻ステント)を除去する。手術後は上唇が形成されているので、ボタンや鼻ステントがなくてもホッツ床がその位置に保持できるそうだ。しかし外れやすいので、落下・紛失に気をつける必要があると聞いている。

・・・

私の職場には、心の不調から休職し、現在は時短勤務にしている同僚がいる。同僚と言っても私とは一回り以上若い。比較的のんびりした私のチームに入って、ボチボチ作業してもらっているのだが、昨日は出社直後にパニック発作が出てしまった。

ソファーで1時間ほど休ませて、心療内科の主治医に私から電話して対処を聞き、帰宅できそうな状態だったので帰らせた。パニック発作の引き金になるようなことは思いつかないが、当事者すら気づいていないような事が関係しているのかもしれない。職場のメンタルヘルスは重要なテーマだが、心的ストレスが溜まりやすいIT業界では予防も対処も簡単ではないと感じる。



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2013年9月10日火曜日

生後131日目 素朴な顔らしい


手術が明々後日に迫っているが、この数日細口補食器でのミルクの練習は全然できていないそうだ。こうなったら「ぶっつけ」でやるしかないか。先輩ママさん達からも、何とかなるとお話を伺っているし。ミルクそのものはピジョンP型で200ccを一気飲みすることもある。


体重は昨晩で7.9kg。今朝、私が出勤前にミルクを飲ませている時に、大きな音とともに大量のウンチをしたので、100g分くらいは軽くなったかもしれない。


「素朴な顔よね~」
今朝の妻の言葉だ。私はやんちゃ坊主っぽくなってきたと思っている。

現在の息子の体調は良好。 熱も咳も鼻水もないし、血液検査でも問題は報告されていない。




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2013年9月6日金曜日

生後127日目 妻が初めて風呂に入れる

口唇裂手術まであと一週間。体重増加が再開し、7.8kgになった。


ふと
「このお顔もあと一週間です。今のお気持ちを」
と妻に聞いてみた。
「う~ん・・・(>_<)」
何やら複雑そうだ。生まれて4箇月、このお顔を見ながら「可愛い 可愛い」と育ててきたので、愛着もあるだろう。手術の不安もあるし、期待もある。

そんなこともあり、息子が最も表情豊かになるコトの一つ、お風呂を妻に入れてもらうことにした。生後127日目にして、妻が息子を風呂に入れるのは初めてのことだ。

今回は妻にとっては初めてなので、赤ちゃん用のソープで洗うのは私がやって、バスタブで浸かるのをやってもらった。
「きゃあぁぁぁ 可愛い~ こりゃあお得ですなぁ」
何が「お得」なのか意味不明ではあるが、楽しんだようだ。楽しみすぎてちょっと時間が長くなり、息子が疲れて泣き出しそうになったところで風呂から上げた。

・・・

一昨日、形成外科で妻がお友達になった隣県のお母さんから、今日初めて矯正歯科に行くというメールが妻の携帯に届いていた。妻とのやりとりが、今まで一人で頑張ってこられたお母さんの心の支えの一部にでもなれば、と思う。



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2013年9月5日木曜日

生後126日目 妻、形成外科で初診のお母さんと出会う


昨日、妻は一人で息子を連れ、口唇裂手術の術前検査のために医大附属病院を訪れていた。そして、形成外科の待合で、隣県から来られた初診のお子さんとそのお母さんと話をする機会があったそうだ。

そのお子さんの口唇口蓋裂は、出産時にはじめて分かったそうだ。しかも、双子で生まれた子の一人。妊娠中に状態が悪くなり、どちらも1500g前後で帝王切開で出産したそうだ。

デュオアクティブ+テープだけは処置しているが、ホッツ床は作っていない。隣県の地元の病院で手術をするか、 私達が通う医大附属病院にするかを判断するために来院された。

私達が最初に形成外科を受診した時も不安でいっぱいだった。ちょうどその時におられた先輩ママさんにお話を伺って、少なからず安心することができた。そんな記憶があるので、妻は精一杯お話を聞き、長い待ち時間のあいだ自分の経験をできるだけ話したようだ。ホッツ床や矯正歯科のこと、予防接種のことなど。

妻の話を含め、様々な事情を勘案して、そのお母さんは私達が通っている医大附属病院の形成外科と、矯正歯科での治療を選択されたということだった。

双子の育児というだけで、夜も眠れないことだろう。加えて、これからは口唇口蓋裂の子の治療に隣県まで時間と交通費を掛けて通わなければならない。どうか周囲のサポートを得て頑張っていただきたい。妻も連絡先をお伝えしたそうだ。
「色んなしんどい事があって・・・、時々泣きたくなりますけど、眠っている顔やニッコリした笑顔を見ると、それだけでまた頑張れるんです」
そのお母さんが妻に行った言葉を、妻は私に伝えながら深く噛み締めているようだった。



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