2015年2月28日土曜日

生後668日目 SIDS予防機器・ファイナルアンサー?

当ブログではSIDS(乳幼児突然死症候群)の予防のための機器をいくつか紹介してきた。
どれも米国内での発売であり、在庫があったとしても直接日本に発送するのは難しいという問題があった(電波法の問題もあるが)。これに関しては、通販代行業者を使うことで日本へ送ることが可能であるとTwitterのフォロワーさんに教えていただいた。

個人輸入 輸入代行・転送サービス | グッピング

とはいえ、かなりの追加費用が発生するし、電波法の問題や保証の懸念もある。できれば日本に正規代理店のある製品を安心して使いたいものだ。こうした機器は数万円するし、使用期間が1年程度に限定されるため、できればレンタルという形が理想である。

心拍や酸素飽和度が分からずとも、"Mimo"のように呼吸(による微細な動き)を感知し、感知できなくなると警告を発する機器があればいいのではないかと探した結果、以下のサイトでレンタルサービスを発見した。

株式会社ファミリーヘルスレンタル

主要取扱商品
・乳児用呼吸モニター「ベビーセンス」
・他覚的聴力検査装置「エコースクリーン」
・予約受付システム「アットリンク」
・業務用空気清浄機「アースプラス・エアー」
・医療従事者用マスク「アースプラス・マスク」

薬事法第39条第1項の規定により高度管理医療機器等の販売業・賃貸業の許可を受けております。
上記のベビーセンスというのが呼吸モニターだ。多くの病院に導入されているらしい。最新機種は並行輸入品も2万円ほどで販売されている。


安心なレンタルサービスを使用するもよし、通信販売で購入してSIDSの心配が少なくなったら中古品を誰かに譲る・売るのもよし。実際、オークションサイトでも幾つか出品されているようだ。要はこうした機器が普及して、SIDSで亡くなる赤ちゃんが一人でも少なくなればいい。

・・・

さて、今日は特に予定がない。妻のママ友のお嬢さんが、昨日口蓋裂の手術を無事受けることができたので、もしかしたら(先方の都合・体調などが良ければ)小児病棟にお見舞いに行くかもしれない。あとは・・・リサイクルショップを覗くくらいかな。





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2015年2月27日金曜日

生後667日目 ベビーモニターその2、その3

最近は就寝前に1時間くらい勉強することにしているのだが、どうしても勉強の合間の息抜きのほうが長くなりがちだ。そんな息抜きの時間に、ベビーモニターを2つ発見した。

Owlet Baby Care | The Wireless Baby Breathing Monitor

More sleep, less stress. Owlet alerts you if your baby's heart rate and oxygen levels are outside the norm. Owlet silently checks on your little one and notifies you of potential problems, giving you peace of mind and maybe even a full night's sleep. 

センサーを靴のようなカバーで赤ちゃんの足に履かせ、心拍数と酸素飽和度が通常値を外れたら警告してくれるというものだ。対応デバイスはiOS8搭載のiPhone/iPad/iPod。残念なのはAndroid未対応なのと、米国外発送には対応していない点だ。価格は$250(約30,000円)だ。

もう一つは・・・

Smart Baby Nursery | About Mimo

Get real-time audio and insights about your baby’s sleep activity, right on your smart device, from anywhere in the world.

こちらはベビー服型。基本的には呼吸をモニターするようだ。また、うつ伏せになったことを感知することができる。対応デバイスはiOSとAndroidで、価格は$200(約24,000円)。ちなみにこのセンサーが付いた服は"Mimo Kimono"というらしい。なぜそこに日本語を使うのかは謎。”Shop Now"というボタンをポチってみたが、こちらも残念ながら米国外発送の対応はない。

子育てで何かと物入りの家庭にとって、1年くらいしか使わないものに24,000~30,000円(米国からの送料含まず)をかけるのは大きな負担だ。心拍だけでいいので日本のオムロンやタニタあたりが半額くらいで作ってくれないだろうか。ちなみにSproutling Baby Monitorの第2回の製造はまだのようだ。

SIDS(乳幼児突然死症候群)を防ぐためにはかなり役立つと考えられるのだが、 こうしたモニターが一般化するまで、あともう少し時間がかかりそうな雰囲気である。

・・・

そういえば、息子の保育園の申込みは案の定ダメだった。これで息子も立派な待機児童である。仕事をしていなければ保育園は優先されず、保育園に入れられなければ仕事を見つけるのも大変という、よくあるデッドロック状態。

幸いにも妻は正看護師資格を持っている。大きな病院には看護師の子供のための院内保育施設があり、とりあえず保育園が見つかるまでそこで預かってもらうという方法がある。

試しに、看護師専門の求人サイトで
  • 日勤のみ
  • 託児所あり
  • 日曜休み
という条件で検索してみると、意外に沢山の件数がヒットした。

「○○病院だと、日勤のみ、託児所あり、4週8休(日曜休み)とかですが」

「ほうほう○○病院なら知ってる~。ボーナスある?」

「賞与2回」

「いいじゃ~ん。○○病院行こうかな」

看護師は慢性的な人手不足であり、提示されている給与額も悪くない。ぼちぼち妻の再就職活動も始まりそうだ。



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2015年2月26日木曜日

生後666日目 ひつじのショーン

家のダイニングとリビングは4枚の引き戸で仕切られているのだが、昨日の帰宅時には全部開け放たれていた。夕方でも気温は12℃程度あり、息子と遊んでいた妻は薄着なのに暑そうだ。息子はエンドレスで家中を走り回っている。

「これでも、日中はお庭で遊んだのよ。でもまだ体力が余ってるわね・・・」

僅かな時間も、起きている限りは動いている。ベビーバッグの中身を全部ぶちまけるなど、毎度のことだ。

いや、そういえば一つ起きている間もおとなしくなる例外がある。「ひつじのショーン」を観ているときだ。このときだけは、ピクリとも動かない。

ひつじのショーン|公式サイト

私と息子がお風呂に入りその後で妻が一人で入っている時に、1放送分(7分×3本)の録画を観るのが習慣だ。セリフはなく、すべて身振りと効果音のみで構成されているから子供にも分かりやすい。たまに細かいパロディが入っていたりして、大人が観ても面白い。



公式サイトを観ると、劇場版が今年の7月4日に全国公開されるらしい。劇場版というからには1時間以上だろう。ちなみにTV版では1秒間に25コマ撮影する。クレイアニメーションでは、1場面あたり1日で6秒分(150コマ)しか撮影できないという。1話は7分あり、実際にはこれを複数のグループで同時並行で作成しているそうだ。

仮に60分の映画を撮影するなら、60×60×25で90,000コマ。1グループだけでやると600日かかる計算だ。少なくともアニメーションだけで4グループは必要だろう。おそろしいほどの労力がかかっている。一部CGも使われているようだが、キャラクターは基本的に粘土。そこに味わいがある。

劇場版が公開される頃には息子は2歳2箇月。一緒に観に行けるかな。その後発売のDVDは買うことになりそうだ・・・が、そういえば家にはPCのDVDドライブの他には再生できる機械がなかった。TV内蔵のHDDもそろそろ容量が足りなくなってきたし、レコーダーくらい買ってもいいかもしれない。



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2015年2月25日水曜日

生後665日目 電車内ベビーカー問題?

自宅の郵便受けには、定期購読しているシステム開発関連の月刊誌と、税務署からの通知と思われる封筒が入っていた。税務署からの通知には、引越しに伴い所轄の税務署が変更になることと、確定申告書を移送した旨が書かれていた。

私は同一市内で引越しをしたのだが、実は市内は3箇所の税務署によって管轄が分けられている。そのこと自体は知っていたのだが、農業所得の所在地は変わらないので申告先は同じかと思って引越し元の管轄の税務署に出していたのだ。まあ、出し直しとかではなくて、管轄変更と申告書の移送までやってくれたので、親切な対応と言えるだろう。

昨晩の息子の遊びは写真のような「ソフト積み木でテレビ台の上に街を作る」的なことと、フローリングの上でダンボールに乗り、親に引っ張らせる「ダンボールそり遊び」。後者は親の体力消耗が激しい(笑

「中腰がっ、厳しい・・・はぁ、しんどい、暑い・・・・」

という妻に代わるが、私も10分位で限界に到達する。こういうとき、若い人だったらもうちょっと頑張れるのかな(^^;;

・・・

さて、ちょっと気になる記事がTwitterのTLに流れてきた。

「電車内ベビーカー」問題は、子育てへの理解不足が原因ではないと思う件(ふじいりょう) - 個人 - Yahoo!ニュース

誤解を恐れずに書くならば、その女性あるいは男性が子どもを一緒に連れて、ベビーカーで200%前後の乗車率の電車に乗らなければいけない必然性がある 事とは一体何なのか。お仕事ならばフレックスや在宅ではムリなのだろうかとか、通院ならばむしろ病状が悪化しないのだろうか、とか考えてしまう。

炎上マーケティングなら成功しそうなので、その片棒を担ぐこともないとは思うのだが、上記の引用部分に関して、頻繁な通院が必要な口唇口蓋裂の子を持つ親として一言。

口唇口蓋裂の赤ちゃんは、その月齢にもよるが、頻繁な時期は週1回以上の通院が必要になる。その時期は概ね生後1~4箇月で、当たり前だが自分では歩けない。病院での診察は多くの診療科(形成、耳鼻、口腔、リハビリ、言語・・・)を回るため、短くても数時間、通常は丸一日という長い時間がかかる。

このあたりの月齢の赤ちゃんを世話したことがない人には分からないかもしれないが、赤ちゃんとこれだけの長時間外出すると、大量の荷物も持ち歩くことになる。ミルクや哺乳瓶、お湯の入った水筒、オムツ、お尻拭き、着替え、タオル・・・など通常のお出かけ用品に加え、口蓋裂がある場合はホッツ床やその保管容器など疾病に特有の持ち物。これらの総重量は女性が手に持って長距離移動するにはギリギリ、もしくは限界をオーバーすることになる。

中には抱っこ紐に赤ちゃん、背中と両手に荷物という出で立ちで電車に乗っている逞しいお母さんもおいでになるが、普通の女性の筋力・体力ではまず無理だ。ベビーカーに赤ちゃんと荷物の半分くらいを載せるというのが妥当だし安全と言えるだろう。電車では畳めという人もいるが、その程度の荷物ならばそもそもベビーカーを使う必要がない。

そうしたお母さんが混雑する時間帯の電車に乗らなければならないのは何故か。言わなくてもわかると思うが、病院の受診予約時間に間に合わせるためである。ギリギリで試験やプレゼンに向かう会社員と事情は何ら違わない。これをずらせるものなら別の時間にするだろうし、そうしている人も多いだろうが、皆が皆希望の時間に診察予約できるわけではない。

口唇口蓋裂の治療は大病院に集約されつつある状況があり、その病院でも診察できる曜日は決まっている。いきおい、多くの赤ちゃんを連れたお母さんが長距離を移動して同じ病院の同じ曜日に殺到することになり、なかなか希望する時間に予約を入れることはできない。かくして、ベビーカーを押して満員電車に乗車せざるを得ない状況が発生する。

そして、ここまでは赤ちゃん一人の場合だ。もし年子のお兄ちゃんやお姉ちゃんもいたら? 双子だったら? お母さんの苦労が想像できるだろうか。

物書きならば、そこらへんまで調査して書きなはれ、と上記の記事の筆者には言いたい。こうした上っ面の記事が流れる事こそ、子育てへの理解不足が原因である。



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