2014年7月16日水曜日

生後440日目 形成外科受診11回目

ベネッセの情報漏えい事件では、ベネッセからシステム運用を委託された子会社が業務を協力会社へ再委託し、実際の作業はそこに派遣された派遣社員が行っていたところ、その派遣社員がカネ目当てに情報を抜いたというのが真相らしい。

つまり、ベネッセ→子会社→協力会社→派遣会社→派遣社員という多重下請け構造(悪く言えばピンハネ構造)ができあがっていた中で起きた事件である。例えば人月80万円で子会社が請け負っていたとしよう。各々が2割の利益を取るとすると、子会社(80万)→協力会社(64万)→派遣会社(51万)→派遣社員(40万)となる。実に最初の金額の半分だ。ここから年金や健康保険料などの諸々を差し引けば、派遣社員の手取りは20万円台になるだろう。

ベネッセの新顧客基盤はOracleの高度なデータベースシステムで構成されており、運用管理には広く高度な知識・技術が要求される。各種手続きも煩雑だろうし、時間外に呼び出されることもあっただろう。 そうした高度な知的労働の対価として、当該社員に支払われていた賃金は妥当なものであっただろうか(その可能性はかなり低い)。

もし十分な待遇を受けている子会社の社員が、必要な知識を得て自ら運用していたら、今回のような事件は起きなかったのではないか。情報犯罪は、こうしたスキルと待遇の逆転現象を下地として起きることが多い。今回の事件の責任を派遣会社社員の個人の責任にしてしまうならば、何度でも同じような事件は発生するだろう。

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今日は有給休暇を取得して、息子の形成外科受診に向かう。いつも一緒に受診している妻のママ友さんは、急に来れなくなってしまった。保育園に通うお姉ちゃんがヘルパンギーナを発症してしまったとのこと。妻も3ヶ月ぶりに会えると楽しみにしていたので残念そうだ。
今回の受診は、形成外科・耳鼻科と言語。リハビリはDr.の予約が取れず3科だけになっている。午前中には終わるだろう。ママ友さんが来ていれば病院のレストランでランチを、と思っていたが、私達だけなら早々に帰ってくるかもしれない。

形成では、そろそろ手術の日程が決まるだろう。ママ友さんからは手術の時期を合わせたいので教えてほしいと言われているそうだ。耳鼻科は恐らく簡単なチェックのみ。問題は言語聴覚士さんとの面談かな。。。発達の状態をどのように捉えられるか、少々プレッシャーがある。

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病院からの帰り道、西松屋とディスカウントスーパーでの買い物を済ませて帰宅した。

形成外科では、口蓋裂の手術日が決まった。11月11日(火)で、入院は前日から。入院期間は10日から2週間と予想されている。術前検査は10月29日(水)。医師からは、とにかく風邪を引かせないようにという注意を受けた。3箇月間全く風邪を引かないというのは難しいと思うので、10月に入ったら、他の子供との接触や不要な外出を控えるようにするぐらいだろうか。

耳鼻科は簡単なチェックのみ。今日はリハビリが予約できていなかったと思っていたのだが、予約できていなかったのは言語のほうだった。リハビリでは、発達に関する質問に答えて、アドバイスを頂いた。医師の意見では、口蓋裂がある子としては構音の経過は良い方。ただし、多くの例と同じように段々遅れてくると思われるが、2歳くらいまでに徐々に追いつく感じになるように見守りましょう、ということだった。



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2014年7月15日火曜日

生後439日目 大食漢・・・

妻がNexus7(2012)でFacebookを見ながら、この「知り合いかも」ってどういう条件で出てくるの?という質問をしてきた。「友達の友達を候補表示してるのが主だけど、細かい条件はFacebook社しか分からないね」と答えてみたが、スーパーアナログ人間の妻はイマイチ納得がいっていないようだ。

少し調べてみると、「知り合いかも」の表示基準が以下のページに示されていた。

Facebookで足跡はバレる?「知り合いかも?」の仕組について

自分が「知り合いかも」に表示されないようにする方法もあるので、気になる方はご覧頂きたい。

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昨日帰宅してからのこと。午睡から起きたばかりの息子に、まずはヨーグルトを1個と食べかけのクロワッサンの残り約1/4食べさせた。それだけでは収まるはずもなく、妻が食事を取りながらクロワッサンを丸々1個。もうお腹いっぱいか?と思いきや、さらに欲しがるのでお味噌汁ご飯をお茶碗一杯完食した。

「さすがにこれだけ食べたら吐くんじゃ・・・」
と心配になったが、当の本人はエネルギーが充填されたため、元気に暴れまわって吐く様子はない(お腹は出ているが)。お風呂の後でもヨーグルトを食べお茶を飲み・・・、妻に聞いていたとは言え、恐ろしいくらいの食べっぷりである。これで体重の増え方が少しずつ(身長は伸びている気がする)なので、日中の消費カロリーが膨大なのだろう。昨日の日中は遂にテレビ台から2回も落下し、妻に「テレビ台登り禁止」を言い渡されている。
そんな息子の、移り変わる「お気に入りのお歌」は、現在「しまじろうのわお!」のエンディングテーマである「トモダチのわお!」になっている。
作曲は石野卓球氏、作詞と歌はPUFFY。これが流れるとかぶりつき。まあ、現在何かと話題のベネッセのキャラクターなのが微妙なところだが、子供が好きなものなので仕方ない。DVDを買おうかと一瞬真剣に考えたが、そういえば我が家のTVにはHDDが内蔵されているものの、DVDの再生機能は無かったのだった。。。




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2014年7月14日月曜日

生後438日目 口唇裂術後の授乳

サービス付高齢者向け住宅に入居している伯母の、「気兼ねなく弟妹に連絡を取りたい」というリクエストを受け、現在携帯電話の契約を検討している。 85歳だし軽度の認知症なので、スマートフォンのタッチ操作は難しいのではないかと思われる。私の家族、および妻の家族は全員auに契約しており、巨大な 家族割グループを形成しているので、契約するならauだろう。しかしauのオンラインショップで見るところ、京セラの「簡単ケータイ」でもかなりの金額 だ。契約者を誰にするかも含め、いろいろ考えている。

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さて、息子は既にホッツ床を自ら卒業し、フォローアップミルクを飲む回数も減ってきた。その代わりに、ヨーグルトとパン、味噌汁かけご飯などを大量に食べる毎日だ。特にヨーグルトは1日に6個とか7個とか食べており、妻の言う「暴飲暴食」も大袈裟ではないように思える。

なのだが、数少なくなってきたフォローアップミルクの授乳では、いまだに「細口」で飲んでいる。口唇裂の手術後、傷痕の保護の必要が無くなった頃から、「普通の乳首にして上顎の筋肉を鍛えましょう」といった指導を受けていたし、他のお子さんの親御さんにも、そうした指導を受けたという話を聞いていたので、何回かトライしたことはある。

だ が、術前にあれほど嫌がっていた細口なのに、術後にそれに慣れてしまうと、普通の乳首どころか、術前にそれでしか飲まなかったP型すら、思いっきり拒否。 1日に1度、私が帰宅した時に練習していたのだが、全く成果はなかった。そしていつの間にか諦めてしまい、細口のまま今に至る。

形成外科ではそういった指導をうけてはいたが、矯正歯科で診てもらうと特にそういうことは言われず、「上顎の状態は良いのでホッツ卒業OK」とお墨付きを頂いたりした。

考 えてみれば、術後の哺乳における乳首だけで構音障害が出るか出ないか決まるわけでもない。離乳食を食べる時のお口のモグモグでも、口内の筋肉は鍛えられる はずだ。通常乳首の練習をして、それを素直に受け入れられるお子さんなら何の問題もない。しかし、そうでないお子さんも沢山いるのだ。

医療側としては、「普通乳首にして吸う力や顎を動かす筋肉を鍛えれば、構音障害の確率を減らせる」という思いがあるのだろう。それは正しい。だが所詮、それは当事者でなく、24時間ケアをしなくてはならない親でもない他人の意見であり、ただの「理論」だ。

口 唇口蓋裂のお子さんを出産されたお母さんは、医師からそうした指導を受ければ、何とか実践しようと必死になる。市販されているあらゆる乳首を買い求めては 試行錯誤を繰り返す。だが、それでも、どうしても飲めないお子さんは居るものだ。授乳の度にお子さんを泣かせてしまって親子共にストレスが溜まり、「私が ちゃんと産んであげられなかったから・・・」と自分を責めてしまうお母さんが多い。けれど、それは誰のせいでもない。

術 後の哺乳の指導をされる医師や看護師・言語聴覚士さんには、指導において少しの心遣いをお願いしたい。例えば、「できれば普通の乳首にしたら筋肉が鍛えら れていいんだけど、もしあまり嫌がるようだったら、1日1回くらい練習するくらいの感じでやってみてね」とか。それだけで、お母さんの気持がずいぶん軽く なるはずだ。
帽子を自分でかぶろうとする息子。頭にかぶるものだということは分かっているらしい。


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2014年7月13日日曜日

生後437日目 子育て支援、児童養護施設で暮らす子、そして伯母のこと

昨日は土曜日で私が休みだったので、市の子育て支援事業「親子クラブ」に私も参加した。車で30分の所だが、細かい場所が私にはわからないので、妻が車を運転。私と息子は後部座席。息子は、サングラスをした妻が振り返っても母親と認識しているのかどうか微妙な感じ。どちらかと言えば怖がっていたかもしれない。

開放されている部屋は広く、土曜日のせいか他のお子さんはおられなかった。対応してくださった職員さんを加え、大人3人で息子1人を見守るという状態だ。階段マットや滑り台、様々な玩具を使って広い空間で遊べ、そして怒られない(^^; ので、息子は楽しそうだ。

職員さんとは、色々な話をさせて頂いた。この時期までの手術やケアの苦労。形成やリハビリやST(言語聴覚士)の先生にどんな指導をされるのか、など。口唇口蓋裂のお子さんを持ったお母さんの中には、指導での言葉を深刻に受け止めすぎてしんどい思いをされている方もおられること。

口唇裂の傷痕を見て、何気なく「すごく綺麗になったわね」と言われるだけで心が重くなるということも、当事者の親でなければおそらく分からない。「他にも色々と(構音、歯列矯正、言語発達、遺伝、結婚・・・)しんどいのよ」と、口には出さないが、その思いは心の底に少しずつ積み重なっていく。そういった受け取り方も人それぞれではあるけれど。

私もそうしたお話を保育士の方などとお話することで、ある程度自分の心の中の重みを消化しているのかもしれない。このブログもそうなのかもしれない。

1時間半ほど経過して息子がぐずり始めたので、帰らせていただくことにした。こうした育児支援の場が提供されているということは、実際に行ってみて重要な事だと感じた。

息子は車内ですぐに眠りはじめ、帰宅してもしばらく眠っていた。

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起きて昼食のあと、いつもの週末のように実家へ。その行き道で友人の所に寄って、夏休み中に隣の市で開催されているサーカスのチケットを渡す。妻の実家が仕事のお付き合いで購入したチケットだ。息子にサーカスはまだちょっと早いと思われるので、小学生の子供を持つ友人なら・・・と思って渡すことにした。

チケットが使えそうか友人に聞いてみると、自分の子供ではなく、児童養護施設に入所しているある男の子と行こうと思っているとのこと。その子には、1年以上前の友人宅でのバーベキューで私も会っていた。 友人の子供達は3人きょうだいだが、まるで4人きょうだいのように遊んでいた子がいた。その子のことらしい。

そういえばあの時、ネグレクトのような状態らしいと聞いた記憶がある。その後すぐ、その子は児童養護施設に入ることになった。同じ地区に親が居て家があるというのに、児童養護施設から通わなくてはならない小学生。いったいどんな気持ちなのか、想像するだけで胸が痛む。私も、友人のように何かできることをしなくては。。。

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実家へ行って1時間ほどして帰り、自宅で休んでいると、携帯電話に実家から着信した。何か忘れ物でもしただろうか。

電話は母からで、内容は近くのサービス付高齢者向け住宅に入居している伯母のこと。伯母は昨年、足の甲にできた有棘細胞癌の手術と放射線治療を受けた。その治療の時、主治医から「あと2年」と言われていた、ということを、母は私に伝えたかったらしい。今までいろいろ考えたが、最終的に私には伝えておこうと思ったそうだ。

「そう・・・。わかりました」と低い声のトーンでやりとりしていた私の様子を心配して、電話が終わった後に妻が「大丈夫? たいへんなこと?」と訊いてきた。その時は反射的に「ん? いや、大丈夫だよ」と答えたが、いずれ妻にも話しておかなければいけないだろう。

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今日は雨模様だが、伯母の所に息子を連れて行ってみよう。



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