2014年10月8日水曜日

生後524日目 H2Aとノーベル賞

昨日は、日本の科学技術が大きく評価される事が2つあった。1つはH2Aロケット25号機によるひまわり8号の打ち上げ、軌道投入の成功。もう一つは青色LEDの開発での、日本の物理学者3名のノーベル賞受賞である。

H2Aロケットに関しては25回中24回の打ち上げ成功となり、成功率は96%となった。民間企業(三菱重工業)が主製造事業者となっていることと相まって、世界に誇るべき成果である。今後の日本企業の活路の一つが、こうした超精密かつ重厚長大な製品・施設・インフラの受注である。家電製品のように容易にはコピー出来ない(安易にコピーすると某国の高速鉄道のようなことになる)モノを作ることで、長期間競争力を維持できるだろう。

ノーベル物理学賞は南部陽一郎さんら3名が2008年に受賞して以来、6年ぶりの受賞。青色LEDの実用化で革命的な発明をしたことが受賞理由だ。これにより光の3原色が揃い、世界中の照明が一気にLED化して消費電力が下がり、省資源に貢献したことは言うまでもないだろう。波長の短い青色レーザーにより、光記録媒体の容量が格段にアップしたことも重要である。

こうした成果は同じ日本人として誇らしいものだが、H2Aにしろノーベル物理学賞にしろ、長年に渡る愚直な研究・努力が結実したものであり、そうしたことに思いを致さず、ただ日本製だから、日本人だからという理由で喜び、祭り上げる風潮にはいささか疑問を感じるところだ。

私の娘は何故か応用化学分野の学部に進学したので、うまく行けば化学(科学)分野の基礎・応用研究に携わることができるだろう。何か賞が取れたらすごいけれど、地道な努力を積み重ねて、何か社会の役に立つモノを一つでも作ってくれたら、と思う。若い人は自分がやりたいことは何か?で将来を考えるけれど、たまには自分ができることは何か?で考えてみてほしい。娘にも時々そう言っている。

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さて、息子。熱は平熱に下がったが、まだ咳が残っている状態だ。
とはいえ、それ以外は全く元気。暴れまわるという表現がぴったり。体重はちょっと戻して11.2kg。



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2014年10月7日火曜日

生後523日目 奥山佳恵さんの体験談(ダウン症児の出産・育児)

昨晩は珍しくバラエティ番組を視聴した。TBS系列の「私の何がイケないの?」である。司会の江角マキコさんの周辺のゴタゴタには特に興味が無いのだが、昨晩の放送では、女優の奥山佳恵さんが、次男のダウン症候群を番組内で告白し、出産から現在の子育ての様子を紹介する、ということだった。

奥山さんの話に至るまでに、虫を極端に怖がる赤井英和やら大酒飲みの布施博といった、心の底からどうでもいいと思える話題が続くが、妻はそういうのも嫌いではないらしく笑いながら観ていた。

さて、奥山さんの次男は現在3歳で、奥山さんが37歳の時のお子さんである。統計的に、母親の出産時年齢が上がるほどダウン症候群の赤ちゃんが生まれる可能性は高くなっていく。私の息子などは私達が42歳の時の子供だから、 確率としては奥山さんよりもずっと高かったのだ。もちろんダウン症候群なのかどうかが気にならなかったといえば嘘になる。だが、その頃実施され始めた新型出生前診断(NIPT)は受けなかった。

奥山さんのお子さんの映像を見て、可愛らしいと思わない人はいないのではないかと感じた。3歳だが、体格は1歳5箇月の息子よりももしかしたら小さいかもしれない。発達状態も、ようやく歩けるようになったというから、発達の速度は4割くらいという感じだ。だが、気付いたことは、とても笑顔が多いということだ。息子にも時々「ものすごく上機嫌な日」があるが、それがずっと続いているように見えた。VTRの編集による部分もあるのだろうが・・・

障害を持つ子の兄弟姉妹の心情のケアは、ひとつの大きな問題だ。奥山さんの長男は小学生で、次男のダウン症候群を公開すれば、彼にも何らかの影響があるかもしれない。奥山さん夫妻も当然、それを心配したそうだ。しかし彼は、友達に何か言われたとしても「弟はゆっくり大きくなるんだ。だから可愛い時間がたくさん楽しめるんだ」と自慢するんだ、と答えたという。彼はすでに、人生において最も重要なものの一つを手に入れているようだ。大人になっても兄弟で力を合わせて、生きぬいていくことだろう。

ダウン症候群の子供を授かった人の気持ちは、その人にしかわからない。胎児の障害のみを理由にした中絶を法律は認めていないとはいえ、実状としては妊婦・夫婦に産むか産まないかの選択が委ねられている。また、ダウン症候群で生まれた子がどれほど成長するのか、何ができるようになるのか、それは誰にもわからない。人それぞれだ。故に、胎児診断の病名のみをもって、産むべきとか産むべきでないとか、他人がどうこう口出しできることではない。ただ、産んだ人、そして産まなかった人それぞれの体験や気持ちを聞く機会をより多く作ることは、有意義なことだろうと思う。

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息子はまだ37℃くらいの熱があるので、お風呂はパス。ただし、活動量は通常どおりで、日中は妻を困らせ続けている。


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2014年10月6日月曜日

生後522日目 引越し先のネット接続

現在入居しているアパートは、家賃の中にインターネット接続サービスが組み込まれていて、その分の契約を解除して安くしたり、プロバイダを変更するといったことはできない。たまにサービスプロバイダの機器が不調になるようで、1~2日間ネット接続できなくなったりする。

そういう時の為に、現在WiMAXを1つ契約している。そこそこのスピードが出るし、通信量の上限もなくて月額4,000円程度なので使いやすい。12月頃には、現在購入手続中の物件へ引越しするのだが、とりあえずネット接続はそのWiMAXでまかなおうと思っていた。

土曜日のリフォーム確認時に、念のため現地でWiMAXルータを起動してみたところ、まさかの圏外。ためしにauの端末で確認してみたところ、3Gは届くもののLTEは圏外。これはちょっと残念な結果だった。

引越し先で普通に光ファイバーを契約すると、月額は5,000円くらい。WiMAXで4,000円だから大差ないとも言えそうだが、これを機にネット接続環境を見直しても良いだろう。

光ファイバー以外の選択肢としては
  • ADSL
  • CATV
  • LTE(au以外・・・docomo?)
くらいがある。 ADSLは電話局からの距離がありそうなので除外。そうなるとCATVかLTEである。地元のCATVは、6Mbpsのプランだと月額3,000円。LTEは様々なタイプがあるが、NTTぷららだと3Mbps(通信量制限なし)で月額2,980円だ。

あらためて普段の我が家のネット使用状態を考えてみると、日中は妻がタブレットでFacebookを見たり、ネットチラシを閲覧する程度。夜は、私がPCで調べ物やメール受信をする程度である。動画などの大容量コンテンツはほとんど見ない。妻が働きに出るようになれば、使用量はもっと減るだろう。娘が帰省した時は別だが。

そうなると、ここは思い切って格安のMVNOのSIMを契約してもいいかもしれない。たとえば、NTTぷららの定額プランなら、通信量制限は100MB/日(3GB/月)だが、制限を超過しても450Kbpsは出る。これくらいのスピードなら、Facebookを眺める程度であれば苦にならない。これで、月額は2,036円である。WiMAXの半額だ。

これを広めの戸建てで使う場合、モバイルルータのWiFi出力では届かない所が出てくるので、クレードルを準備して、そこから現在使用しているWiFiルータにイーサネットケーブルで接続すれば良いだろう。というわけで、現在LTEモバイルルータの中でも人気の高い、ATerm MR03LN+クレードルの入手方法を検討中。

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今朝の息子、起きているような寝ているような。

昨晩はまだ熱が少しあったが、さすがに3日入っていなかったので、短時間だけお風呂に入れて洗った。体重は11.1kgと、やはり少し減っている。今朝の体温は36.8℃。まだ少し咳が出ている。



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2014年10月5日日曜日

生後521日目 リフォーム内容確認

息子の症状がやや改善していたので、予定どおり、中古物件のリフォームの内容を現地で確認した。明細にもとづいて細部を詰めていく。妻は新設する巨大なクローゼットの中の造作について、かなり熱心に業者さんと話していた。私は光熱費の中でも特にガス代が気になるので、そのあたりを相談してみた。

私達が購入する物件は、元々都市ガスを使用していた。ただし、お風呂は灯油ボイラーという変則的な構成。これをプロパンガスにした場合、ガスコンロや給湯器の設置と灯油ボイラーの撤去はプロパンガス会社が行うという話だった。その分、ガス料金に転嫁されるのだろう。ある程度は当然だと思うが、それ以上にガス料金に転嫁されることは避けたい。都市ガスを契約して、コンロや給湯器を自分で調達するという方法もある。

そうした話をリフォーム業者さんと不動産会社の担当者に話したところ、リフォーム業者さんから、そのあたりはプロパンガス会社と交渉できた経験があると聞くことができた。
  • 都市ガスとプロパンガスでは熱量が違うが、それを換算した料金に近くできる
  • エコジョーズ(高効率給湯器)にもさせたことがある
 ということだった。交渉先のプロパンガス会社は不動産会社と提携している会社なので、不動産会社の担当者が交渉してくれることになった。それによって妥当な料金で使えるなら文句はない。

ひと通りの確認が終わり、今度はユニットバスの詳細を決めるためにショールームへ。概ね標準構成なのだが、妻は洗い場水栓を掃除の簡単そうなデザインのものを希望。洗い場床の掃除担当の私は、汚れが付きにくく暖かいという床材を追加してしまった。それでも、かなり自制したほうだ。

帰宅してからは、壁紙とクッションフロアを選んでいた。壁紙を貼り直すリフォームの場合、どうしてもデコボコが出てしまうらしく、細かい模様よりも荒い模様の壁紙を選んだほうがいいらしい。また、できるだけ室内を明るくしたいので、基本的に色は白。そうなると数種類に限られる。クッションフロアは制約がほとんど無いので逆に選びにくかったが、これもなるべく明るいものを選んだ。

見積書時点のリフォームの金額は予算の95%くらいで収まっていたが、細々した希望や浴室のオプションを足すとギリギリになってくる。色々考えた結果、一部傷んでいたフローリングのリペアを、単純な保護塗装に変更することにした。おそらくこれで、予算内に収まるはずだ

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息子はリフォーム内容の確認中に左の眉毛の下を蚊に刺されたようで、こんな顔になっている。


 まだ少し熱はあるものの、だいぶ元気になってきた。



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