2013年9月5日木曜日

生後126日目 妻、形成外科で初診のお母さんと出会う


昨日、妻は一人で息子を連れ、口唇裂手術の術前検査のために医大附属病院を訪れていた。そして、形成外科の待合で、隣県から来られた初診のお子さんとそのお母さんと話をする機会があったそうだ。

そのお子さんの口唇口蓋裂は、出産時にはじめて分かったそうだ。しかも、双子で生まれた子の一人。妊娠中に状態が悪くなり、どちらも1500g前後で帝王切開で出産したそうだ。

デュオアクティブ+テープだけは処置しているが、ホッツ床は作っていない。隣県の地元の病院で手術をするか、 私達が通う医大附属病院にするかを判断するために来院された。

私達が最初に形成外科を受診した時も不安でいっぱいだった。ちょうどその時におられた先輩ママさんにお話を伺って、少なからず安心することができた。そんな記憶があるので、妻は精一杯お話を聞き、長い待ち時間のあいだ自分の経験をできるだけ話したようだ。ホッツ床や矯正歯科のこと、予防接種のことなど。

妻の話を含め、様々な事情を勘案して、そのお母さんは私達が通っている医大附属病院の形成外科と、矯正歯科での治療を選択されたということだった。

双子の育児というだけで、夜も眠れないことだろう。加えて、これからは口唇口蓋裂の子の治療に隣県まで時間と交通費を掛けて通わなければならない。どうか周囲のサポートを得て頑張っていただきたい。妻も連絡先をお伝えしたそうだ。
「色んなしんどい事があって・・・、時々泣きたくなりますけど、眠っている顔やニッコリした笑顔を見ると、それだけでまた頑張れるんです」
そのお母さんが妻に行った言葉を、妻は私に伝えながら深く噛み締めているようだった。



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2013年9月4日水曜日

生後125日目 形成外科受診4回目・術前検査

口唇裂手術まであと9日。本来は先月に術前検査の予定だったが、ちょうどその日に発熱して緊急入院してしまい、本日に延期になっていた。

生後111日目 形成外科受診4回目・・・のつもりが発熱して入院

医大附属病院の予約時刻は10時で、天気予報では大雨が予想されている。今日は私が仕事を休めないので、妻一人で息子を連れていってもらわなければならないのだが、駐車場から病院の玄関までベビーカーで移動するあいだに雨に濡れてしまう。車寄せで病院の職員さんに預けて、駐車して戻ってきてはどうかと言っておいたが妻はどうするだろうか。

自分の手をまるごと口に入れようとする
寝返り完成までもうちょい

昨晩の体重は7.6kg。咳や痰、熱はない。

そういえば昨日のお風呂では、眠っていたところを無理に起こしたせいか、洗い場で洗ってバスタブに入れている間、ずっと大声で泣いていた。基本的に息子はお風呂が大好きなので、そうしたことは珍しい。今までに1度くらいしかなかったはずだ。

妻からは適宜SMSで状況や術前検査の結果を知らせてもらうことにしている。午後2時くらいにはわかるかな・・・

・・・

妻はSMSで血液検査の結果待ちではあるものの、術前検査では問題がなかったことを伝えてきた。

帰宅して話を聞くと、形成外科では口唇裂の手術の概要を絵で説明してもらったそうだ。


上(術前)と下(術後)の絵をよく見くらべると、だんだんとイメージが湧いてくる。

形成のあとは小児科・耳鼻科・リハビリ科と回り、特に問題がなかったので雨の中を運転して帰ってきたそうだ。おそらく血液検査でも問題は出ないので、熱が出たりしなければ9日後に手術になるだろう。

今回の受診では、同じ口唇口蓋裂のお子さんの初受診に来られたお母様との出会いがあったそうだ。全部妻からの伝聞になるが、少し明日の記事に書こうと思う。
 


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2013年8月29日木曜日

生後119日目 手術2週間前・妻の心境は・・・

「お口切れちゃってて、ごめんねぇ」

昨晩のお風呂の前、にこやかに世話をしながら、妻が息子に話しかけた。 深刻な口調ではないが、この小ささで手術を受けさせなければならないことに、申し訳ないという気持ちがあるのだろう。


「もしお口のこと(口唇口蓋裂)がなかったら、僕も君もこんなに赤ちゃんを見ていなかったんじゃないかな。当たり前すぎて普通はスルーしてしまうようなことに気づけてると思うよ」

そう言ってみて、では普通の子育てとはどんなものだろうと考えてみたりする。


昨晩のお風呂ではテープとホッツ床を外していた。素に近い顔を見て、

「このお顔もあとちょっと・・・」

と呟いた妻は複雑な表情だった。

・・・

目下の関心事は来週の術前検査と再来週の口唇裂手術に向けて、息子の咳を治すことだ。一時は声がかすれて出なくなっていたが、だいぶ戻ってきたのではないかと思う。

あと心配なのは妻のメンタルだ。私は日中仕事に出ていて、作業に集中している時は子供のことは頭の片隅にあるだけだが、妻は24時間向き合っている。術前検査や手術、入院のことがプレッシャーになっているだろう。できるだけ話を聞いてやらなければ・・・。



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2013年8月28日水曜日

生後118日目 子供へ伝えるとき/ドライシロップの飲ませ方


口唇裂の手術まであと16日となった。順調にいけば生後4箇月と10日での手術となる。もちろん本人の記憶には残らないだろう。まだ私達の言葉はわからないから、手術について説明をすることもない。私達が注意するのは、手術まで息子の体調を整えていくことくらいだ。

ではもっと成長した頃、本人への手術の説明はどうしたらいいだろうか。6歳の息子さんに骨移植の説明をされたお母様に、その時の状況のコメントをいただいてから気になっている。 コメントから引用させていただくと・・・
「なんでボクはお母さんのお腹の中でケガしちゃったの?」
「どうしてボクだけ?」
「痛いのはイヤだ!」
自分の息子も、その頃はこんな感じかなと思う。その時の彼の疑問や不安にできるだけ答えたいと思うけれど、答えきれない事もあるだろう。その分は息子自身で乗り越え、受け入れていかなければならない。それができる心をもった子に育てていきたい。

・・・

さて、さしあたっては処方されてもらったお薬をしっかり飲んでもらわなくては。

最初はミルクに溶かしていたのだが、どうしても溶けきらずに乳首の穴に詰まってしまう。仕方ないので妻が、洗った指で口に直接顆粒の状態で入れることにした。


 この様子を見ると、結構美味しいらしい。スムーズに口に入れてくれたので、このあと普通にミルクを飲ませた。いろいろな薬の飲ませ方については「薬の上手な使い方・飲ませ方」が参考になった。



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