2014年6月12日木曜日

生後406日目 新型出生前診断のみで人工妊娠中絶?

あってはならない事が起きていた。

確定診断受けずに中絶 新出生前診断で陽性判定の2人
異常の疑いがある「陽性」と判定された妊婦2人が、その後の確定診断を受けずに人工妊娠中絶をしていたことが11日、日本医学会への取材で分かった。
同学会によると、2人は陽性と判定を受けた病院とは別の病院で中絶した。うち1人は、判定を受けた病院で結果に関する遺伝カウンセリングを受け、おなかに針を刺す羊水検査も予約したが、検査当日に来なかったという。
新型出生前診断(NIPT)は「99%の精度でダウン症などがわかる」とマスコミ等で大きく報道され、あたかも、陽性と判定されれば必ずダウン症などであるかのような印象を持った人が大半ではないかと思われる。完全にマスコミのミスリードで、実際のところは異なる。

こうした検査の精度は、「感度」と「特異度」という2つの基本的な指標を理解していなければ、ただしく判断することはできない。私も、以下の記事で少しまとめている。

生後362日目 新型出生前診断の「陽性的中率」

もういちど簡単に言えば、新型出生前診断では、「陰性」と判定された場合に本当に陰性である確率が99.9%であり、「陽性」と判定された場合に本当に「陽性」である確率はそれほど高くない(年齢などによって異なる)。

つまり、陰性と判定されれば羊水検査などの、少しリスクのある検査が回避できる。新型出生前診断とは、それだけのものなのである。 しかし、当時の報道を鵜呑みにした人達は、その検査で陽性と判定されれば、確定のような印象をもっている。「出生前診断 99%」といったキーワードで検索してみれば分かる。

今回の2人の妊婦は、カウンセリングにもかかわらず、全く健康な胎児を人工妊娠中絶してしまったおそれがかなりある。自分が該当者だということは分かるはずだから、現在の報道で「異常がなかった可能性がある」と知って苦しんでいるのではないだろうか。こうした検査の精度の意味については、慎重に正しく、だれでも理解できるように報道されることが望まれる。

そして、それとは別の問題として、胎児の障害を理由にした人工妊娠中絶が認められるのか?という議論がある。日本では、出産による母体リスクが高い場合は別として、母体保護法では胎児の障害のみを理由とした人工妊娠中絶は認められていない。だが、今回のように多く実施されているのが現実だ。実態と即していない法律の運用はどうあるべきなのだろうか。

・・・
昨日の息子は、ベビーサークル内で何も持たずに2歩進んだ。



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2014年6月11日水曜日

生後405日目 予防接種6本同時?

昨晩のこと。洗い物をしている妻のガラケーに着信した。「出て~」と言うので、画面に表示された発信元を見ると「実家」。さすがに出られないので、話せる状態にして電話を渡した。要件は簡単なものだったようで、妻はすぐに電話を切ったが、何やら電話の画面をじっと見て、「手が濡れてて今読めない。ちょっと読んで」と。

「読んで」というのはEメールで、結構長い。送信元はWさん。息子と同時期に同じ病院で口唇裂の手術を受け、妻の口唇口蓋裂ママ友として仲の良い方。

2014年6月10日火曜日

生後404日目 予防接種追加 B型肝炎・小児肺炎球菌・Hib

B型肝炎の予防接種ができていなかったので、それに小児肺炎球菌とHibの予防接種も合わせ、昨日は計3本の注射を打った。
右腕に1本、左腕に2本打っている。少し赤くなっているのがわかる。

B型肝炎の予防接種が遅れたのは、最初の生後2箇月の予防接種の時クリニックの受付で、「B型肝炎も」と言ったら「家族にキャリアがおられますか」と聞かれ、何だか必要性が低いような言われ方をしたためだ。もちろん任意接種ではあるが、B型肝炎の怖さを考えれば接種すべきだ。そう思い直して今回接種している。

2014年6月9日月曜日

生後403日目 多種アレルギー

今朝妻が、ポツリと言った。
「土曜日に(昔の同僚看護師と)会えて良かった~」
乳幼児を抱えていると、なかなか友人とあって食事という機会が少ない。運転手&頷き役として協力できたなら良かった。

その会で、急遽参加してくださったIさんは、二人の娘さんのお母さん。私達の息子に卵アレルギーがあるという話をすると、娘さんのアレルギー体質について話をしてくださった。