土曜日は地元の地銀の住宅ローンセンターに出かけて、ローンの相談。応対してくれた方はおそらく私より4~5歳若い色黒の男性で、あまり銀行員らしくない。どちらかと言うと国産車ディーラーの営業所にいるような、フットワークの軽い感じの人だった。
まだ審査申し込みをする段階ではないような気がして、一般的な話にとどめ、現在の金利で月の返済額がどうなるかをシミュレーションしてもらった。返済期間は10~15年、金利は5年固定や10年固定で、金額をいくつか変化させながら金額を出していくと、リスクも無理も少ないパターンを見つけることができた。相談員さんの話をまとめると・・・
- ボーナス返済はおすすめしない(勤め先が業績悪化すると、途端に返済が難しくなる)
- 現在の低金利だと、自己資金を目一杯使うよりも、すぐに使えるお金をある程度残しておくのが良い。
- 変動金利は近年ずっと底に張り付いているが、今後もずっとそうだとは限らないので、5年固定や10年固定にしておき、固定期間中の余裕のあるときに繰上返済するのがよい。
- インターネットバンキングなら繰上返済手数料無料。
話しているうちに、来年高校生の娘さんがおられるということが分かった。私達の娘が大学生だと知って、
「高校ってすぐに過ぎますよね?」
と聞かれた。
「そうですね。中学の倍くらいのスピード感ですね(笑 この前入学したと思ったら、すぐに文理選択、そしてすぐに志望校決める三者面談に呼ばれて、偏差値がどうとか、複雑怪奇な受験システムの勉強をさせられます。合格したらしたで、アパートの敷金とか含めるとものすごい金額を払うことになってました。これが私立だったらと思うと背筋が凍ります」
「やっぱりそうですか・・・」
最後の方は人生相談みたいになりながら、資料を頂いて帰ることにした。
・・・
夕方、不動産屋から電話がかかってきた。基本的に18時以後はご迷惑なので掛けません、と言われていたので緊急なのだろう、ちょっと嫌な予感。
電話の内容は、かの物件がいわゆる事故物件に近いものだったという連絡だった。私達が物件を見たあと、その後の売主の話に少し疑問を感じていた不動産屋さんが、念の為にと確認したところズバリ。ここにきてのどんでん返しである。
とりあえず状況を聞くだけ聞いて電話を切る。さて・・・私は超がつく現実主義者であり、スピリチュアルな話は全く信じないタイプなのだが、反対に妻はこういう話に非常に敏感だ。彼女にどう伝えたものかと数時間悩み、寝る間際に何とか話したのだが、案の定、話を又聞きしただけであまり眠れなくなってしまったようだ。
不動産業界は土日営業だから、日曜日に電話をかけるのは問題ない。さきほど、朝10時を待って電話をかけた。誠実で慎重な対応に感謝を表した上で、今回のお話は中止にさせていただくことを伝えた。不動産屋さんは、明るく承諾してくださった。
というわけで、また物件探しが振り出しに戻ったわけだ。実は以前にも一度見に行った物件で残念な事実が発覚したことがある。資金が山ほどあれば話は楽なのだろうが、限られた予算内で病院からの距離などの条件を限定して探すのだから、紆余曲折はある意味当然なのかもしれない。
・・・はぁ、ちょっと疲れたな。
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住宅ローンセンターからの帰りに立ち寄った実家のネコが息子をお出迎え |
まあしょうがない、息口蓋裂手術にはもう間に合わないけど、またイチからやり直しだ。息子のためだから頑張ろう。
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