2014年7月30日水曜日

生後454日目 人工内耳のリハビリ

今朝の出勤直前、妻にNHKのニュース内のレポートを「見て」と促された。愛媛県松山市にある、人工内耳を装着した子供たちのリハビリ施設についての報告だった。

人工内耳とは、頭部またはその周辺に装着したマイクの電気信号を蝸牛の神経に直接伝える装置で、埋込手術が必要だ。レポートでは、生後すぐに重度難聴と診断されて人工内耳の埋め込み手術を受けたお子さんがリハビリを受ける様子を映し出していた。

私が受けた印象は、大きめの補聴器に加えて、かなり大きめのマイクがかなり目立つということ。装着しているお子さんが小さいのでそのように見えるのかもしれないが、レポート内でもある程度外見を気にするような年齢になると、人工内耳を嫌がって外し、手話でコミュニケーションを取るという選択をする人もいると報告されていた。

人工内耳で聞こえる音を再現した音声を聞いたが、 質の悪いトランシーバーから聞こえるような音だった。静かな環境であれば聞き取れるだろうが、周囲が騒がしい環境ではかなり難しそうだ。したがって、リハビリでは人工内耳での聞き取り、その音を聞いた上での発声、手話の練習を並行して行うことになるそうだ。

妻のママ友にも、口唇口蓋裂と片耳難聴のお子さんをもつ方がおられる。

ラベル:難聴

そういうこともあって、妻としても気になっているのだろう。

人工内耳のリハビリ施設の一覧を調べると、人口が多めの県で1~2施設、人口の少ない県にはない、という感じだった。

人工内耳の地域別病院情報

口唇口蓋裂の構音障害のリハビリも時間が掛かると思われるが、人工内耳のリハビリも長期間に渡ると思われる。その期間は頻繁に通う必要があるので、遠隔地の場合はかなりの負担になると思われる。

・・・
昨日の息子は、海岸沿いの親戚の家に遊びに行った。高齢の伯母(妻から見て)がおり、ウェルニッケ脳症を患い、元々マシンガントークする伯母さんだったのが普通の喋りになったらしいが、息子と遊ぶのはちょうどいい刺激になったようだ。



他のブログもチェック→にほんブログ村 病気ブログ 口唇口蓋裂へにほんブログ村 子育てブログ 障がい児育児へ

2014年7月29日火曜日

生後453日目 佐世保の事件の動機は・・・

長崎・佐世保で起きた女子高校生による同級生の殺人事件は、何とも痛ましい。捜査当局によって慎重に動機などが調べられているが、本人は「人を殺してみたかった」とか「遺体を解剖してみたかった」という趣旨の供述をしていると伝えられている。

その供述が本当であれば、被害者には何の落ち度もなく、単に「殺したいから殺した」という犯人の興味本位の行動の犠牲になったことになる。これでは本人も浮かばれないし、御遺族はやりきれないことだろう。妻はそのニュースを見て、「もし子どもがそんなふうに殺されたら、時が止まってしまうわ・・・」と呟いた。

犯人の女子生徒の母親は昨年に亡くなり、父親はその後再婚。継母とあまりうまくいっておらず、それが理由で独り暮らしを始めたという報道もある。とはいえ、母親がおらず、父親が再婚したという境遇の子どもは世の中に沢山いるし、その子達のほとんどは普通に暮らしている。犯行の理由にはならない。

妻は、「育て方なのかなぁ」と訊いてきた。それもあるかもしれないが、この場合は生まれ持ったものが大きいのではないかと思える。良心や他者への共感性の欠如。反社会性人格障害(サイコパス)の疑いもあるようだ。

・・・

妻は昨日も、子育て支援センターに息子を連れていった。前回話しかけられた、言語発達を心配するお母さんとお子さんも来ておられた。今回も色々と話をしたらしい。

生後443日目 言語発達を心配するお母さん

上の子の時にほとんど外出しなかったことを反省しているお母さんは、こうしてなるべく顔を出しているそうだ。「上のお子さんは何歳?」と聞かれた妻は・・・
「何歳というか・・・ 大学生・・・(>_<)」
 と答えた。そのお母さんが激しく驚いたのは言うまでもない。
「32歳位かと思ってました」
実年齢からマイナス10歳である(笑 まんざらでもない妻。
「ということは、もう、一人育て上げたんですね!」
「えっと、まあ、そういうことになるけど・・・。その時々にやることをやってただけで・・・」
「すごいなぁ。一番大変だったのはどんなことでした?」
「う~ん・・・ まあ強いて言えばお姉ちゃんは小学生の時に身体が大きかったから、デブとか何とか言われてからかわれたとか、かな。。。大学受験とかは主人に任せっきりで」
そんな会話をしていたら、他のお母さんにも話しかけられ、コップ飲みができるのをすごく驚かれたそうである。私達とて、口蓋裂手術がなければコップ飲みの練習などまだしていなかっただろう。

息子は相変わらず高い所へ登って目が離せない。登るだけならまだしも、立ち上がって踊る。そして足元を見ていない。たぶん何回か落ちるだろう。


他のブログもチェック→にほんブログ村 病気ブログ 口唇口蓋裂へにほんブログ村 子育てブログ 障がい児育児へ

2014年7月25日金曜日

生後449日目 日焼けに注意

1年前にどんな記事を書いていただろうかと参照してみると、2013年7月24日の記事は、望まぬ妊娠をした女性たちが駆け込むNPOの女子寮のドキュメンタリーの感想記事であった。

生後83日目 「彼女たちの出産」を観て

それから1年、状況が大きく改善したという話は聞かない。ただ、産科のある病院が幾つか無料で特別養子縁組を斡旋するようになったというニュースは耳にしたことがある。そうした取組みが、子供たちが幸せになるために拡がっていきますように。

・・・
息子はと言えば、禁止されていたはずのテレビ台登りを敢行し、妻が根負けしている状態。テレビ台に上がる動作も慣れたもので、スムーズな動きに感心している。妻はストーブなどの周囲に使うフェンスを買おうかと真剣に考えているらしい。まあ、落ちなきゃ良いのだが・・・

昨日の妻と息子は、車で30分ほどの親戚に諸用で呼ばれて、お礼に「ゆずシャーベット」「たこ焼き」などを大量に貰ったそうだ。息子はシャーベットをカップに1個半食べたそうだ。夕方にも普通に食べたあとでヨーグルト2個+パン、さらにスポーツドリンクも200ml近く飲むなど、大食漢ぶりが加速している。しかし、お風呂での体重は11.0kgのまま。大量の汗をかいているからだろう。

汗と言えば、日本各地で猛烈な暑さとなっている。私達の家からは車で40分ほどの「高梁市」というところでは、昨日日本で2番目に暑い37.2℃だったそうだ。特にお年寄りと子どもの熱中症に注意したい。

そうした猛暑のニュースの中で、海水浴場で母親に抱かれた1歳くらいの幼児の映像が流れた。妻が注目したのは、暑そうな母子の顔ではなく首筋から肩にかけて真っ赤になった子どもの皮膚。
「何考えてるの! 日除けもせずに!!」
日陰もない海水浴場で、幼児を直射日光に晒したまま砂浜に座っている母親。自分は日焼け止めを塗っているのだろうか、その腕は赤くなってはいない。しかし幼児の皮膚の状態はもはや熱傷に近い状態だろう。恐らく昨晩あたり熱が出ているのではないか。夜間救急に連れていったら「あたりまえです」と言われるだろう。

海水浴でなくても、少しの外出でも熱中症やひどい日焼けになる可能性がある時期になった。十分に気をつけていただきたい。



他のブログもチェック→にほんブログ村 病気ブログ 口唇口蓋裂へにほんブログ村 子育てブログ 障がい児育児へ

2014年7月23日水曜日

生後447日目 パチンコ屋の駐車場に放置された子

会社の帰り際に、同僚から大きなキュウリを貰った。同僚の両親が畑で作っているキュウリは、この時期どんどん成長するので自家消費では間に合わず、近所に配ってもまだ余り、会社に毎日のように持ってきている。

帰宅して妻にキュウリを見せると、彼女は夏野菜が大好きなので大喜び。10分後、キュウリはサラダになって食卓に出てきた。ちなみに昨日の夕食はキュウリ+トマトのサラダとナスの煮浸し。ダイエットのため夕食時には炭水化物を摂らず、朝食に回すようにしているので、メニューはそれだけ。

食事をしながら、妻が嫌なニュースを話題にした。よくある事件だが、沖縄のパチンコ屋の駐車場に停めた車に6時間半放置された生後5箇月の乳児が死亡した、というものだ。妻が言うには、母親は「死ぬと思っていた」と言っているとか。この時期の沖縄の気温ならば、車内に乳児を30分でも放置すれば生命の危険があるのは明白だ。それが6時間半となれば、重過失致死というより殺人だろう。。。

「子供は親を選んで生まれてくる」なんていう人がいる。幸せに、大切に育てる親であればそれで良いが、ではこの子はパチンコ屋の駐車場で蒸し焼きにして殺される為に親を選んだのか。死ぬほどではなくても、親に虐待を受けたことがある子供が「親を選んで・・・」という言葉を聞いたらどう思うだろうか。私自身も含め、子供に接する機会のある者は、言葉遣いに気をつけたい。

子供は親を選べない。そしてどうしようもないクズ親も一定の割合で存在する。ならば、こうした事件が起きる環境を少しでも減らすことが重要だ。賭博罪を厳格に適用してパチンコを違法とし、全面禁止するという方法もある。あるいは、15分といった短い周期での駐車場の車全台の監視を義務付け、子供が放置されている場合は窓ガラスを破壊して救出し、警察に通報する、という条文を駐車場の利用規定に明記する、など。こうした対策にかかる費用は、もちろんパチンコ屋が全て負うべきだ。

・・・
昨日妻から聞いた話で楽しい方も書いておく。

息子はヨーグルトが大好きで、最近では70gのカップを一度に2個食べる(「ダブル」と呼んでいる)。その2個目が終わると、いつもクロワッサンなどのパンを食べるのが習慣になっている。昨日の日中、ヨーグルトが終わると、息子は脇においてあったパンの袋を取りに行き、ワーワー言いながら妻に渡したそうだ。

私もヨーグルトの「ダブル」を食べさせたあとで、パンをあげずに知らんぷりをしてみたら、やはりパンの袋を取りに行って私に渡してきた。色んな事が分かってるんだねぇ(^^)



他のブログもチェック→にほんブログ村 病気ブログ 口唇口蓋裂へにほんブログ村 子育てブログ 障がい児育児へ