2020年2月24日月曜日

生後2489日目 シングルマザーFさんと会食その2


口唇口蓋裂の顎裂を治療する手術として、骨移植がある。骨移植の前には、CTなどの検査を行い、口腔周辺の骨格模型を作成する。シングルマザーFさんの次女Mちゃん(写真左)も、3月の手術を前に骨格模型を作成した。私達家族3人も、Mちゃんの受診時刻に合わせて合流した。

待合室で、通りかかった馴染みの助手の方と歓談していると、Fさんが質問した。

「S先生はいつまで診てくださるの?」

子供たちを診てくださっているS先生はまだまだお元気だが、子供たちの治療はまだ10年以上かかる。良い先生だけに気になるところだ。

「お子さんたちが最後になると思います」

今はもう、新生児を診てはいないそうだ。6年前の私たちの子供が最後で、その後に口唇口蓋裂で生まれた赤ちゃんは、先生の弟子の若い先生に任せているらしい。この分野で抜群の技術を持ち、人格的にも申し分のない先生。Fさんも私達も絶大な信頼を寄せているが、いつかは引退の時が来る。技術を承継し、後進を育てた上で引退される。6年前にそこまで考えておられたとは。

さて、受診が終わったらお楽しみのランチ。今回は「露菴」。ブッフェスタイルなので心行くまで食べることができた。楽天Payが使えないのがちょっと残念だったが、PayPayが使えたのでよしとしよう。




当事者、親御さんのブログが他にもたくさん→にほんブログ村 病気ブログ 口唇口蓋裂へ
更新情報は:

2 件のコメント:

  1. 来月手術ですか!何も問題なく終了されます事願うばかりです。
    さて、技術の継承だけでなく、経験値他長年積み重ね作り上げた判断力を、人に引き継ぐことは本当に難しいものだと実感しております。医療の場合には、今後AIなどで、より良い施術を選択、施術するというのが、きっと近い未来には来るのでしょうね。人を育てるって一番大変で重要。 それができているというのことは、より先生なんでしょうね。
    東京の老人より。

    返信削除
    返信
    1. Mちゃんの手術は来月の13日になりました。その時期、新型コロナウィルスによる肺炎の流行が気がかりです。インフルエンザが減少しているので、小児病棟が一杯ということはないと思うのですが・・・

      S先生は指導医かつ大学の講師として若い歯科医を沢山育てておられます。私もS先生には及びませんが、AIで代替が利かないSEを育てていかなければ、と思います。

      削除

ほかのWEBサイトなど、著作物からの引用は常識的な範囲内でおねがいします。また、出典(URL、書名等)を示してください。