2014年7月25日金曜日

生後449日目 日焼けに注意

1年前にどんな記事を書いていただろうかと参照してみると、2013年7月24日の記事は、望まぬ妊娠をした女性たちが駆け込むNPOの女子寮のドキュメンタリーの感想記事であった。

生後83日目 「彼女たちの出産」を観て

それから1年、状況が大きく改善したという話は聞かない。ただ、産科のある病院が幾つか無料で特別養子縁組を斡旋するようになったというニュースは耳にしたことがある。そうした取組みが、子供たちが幸せになるために拡がっていきますように。

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息子はと言えば、禁止されていたはずのテレビ台登りを敢行し、妻が根負けしている状態。テレビ台に上がる動作も慣れたもので、スムーズな動きに感心している。妻はストーブなどの周囲に使うフェンスを買おうかと真剣に考えているらしい。まあ、落ちなきゃ良いのだが・・・

昨日の妻と息子は、車で30分ほどの親戚に諸用で呼ばれて、お礼に「ゆずシャーベット」「たこ焼き」などを大量に貰ったそうだ。息子はシャーベットをカップに1個半食べたそうだ。夕方にも普通に食べたあとでヨーグルト2個+パン、さらにスポーツドリンクも200ml近く飲むなど、大食漢ぶりが加速している。しかし、お風呂での体重は11.0kgのまま。大量の汗をかいているからだろう。

汗と言えば、日本各地で猛烈な暑さとなっている。私達の家からは車で40分ほどの「高梁市」というところでは、昨日日本で2番目に暑い37.2℃だったそうだ。特にお年寄りと子どもの熱中症に注意したい。

そうした猛暑のニュースの中で、海水浴場で母親に抱かれた1歳くらいの幼児の映像が流れた。妻が注目したのは、暑そうな母子の顔ではなく首筋から肩にかけて真っ赤になった子どもの皮膚。
「何考えてるの! 日除けもせずに!!」
日陰もない海水浴場で、幼児を直射日光に晒したまま砂浜に座っている母親。自分は日焼け止めを塗っているのだろうか、その腕は赤くなってはいない。しかし幼児の皮膚の状態はもはや熱傷に近い状態だろう。恐らく昨晩あたり熱が出ているのではないか。夜間救急に連れていったら「あたりまえです」と言われるだろう。

海水浴でなくても、少しの外出でも熱中症やひどい日焼けになる可能性がある時期になった。十分に気をつけていただきたい。



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2014年7月23日水曜日

生後447日目 パチンコ屋の駐車場に放置された子

会社の帰り際に、同僚から大きなキュウリを貰った。同僚の両親が畑で作っているキュウリは、この時期どんどん成長するので自家消費では間に合わず、近所に配ってもまだ余り、会社に毎日のように持ってきている。

帰宅して妻にキュウリを見せると、彼女は夏野菜が大好きなので大喜び。10分後、キュウリはサラダになって食卓に出てきた。ちなみに昨日の夕食はキュウリ+トマトのサラダとナスの煮浸し。ダイエットのため夕食時には炭水化物を摂らず、朝食に回すようにしているので、メニューはそれだけ。

食事をしながら、妻が嫌なニュースを話題にした。よくある事件だが、沖縄のパチンコ屋の駐車場に停めた車に6時間半放置された生後5箇月の乳児が死亡した、というものだ。妻が言うには、母親は「死ぬと思っていた」と言っているとか。この時期の沖縄の気温ならば、車内に乳児を30分でも放置すれば生命の危険があるのは明白だ。それが6時間半となれば、重過失致死というより殺人だろう。。。

「子供は親を選んで生まれてくる」なんていう人がいる。幸せに、大切に育てる親であればそれで良いが、ではこの子はパチンコ屋の駐車場で蒸し焼きにして殺される為に親を選んだのか。死ぬほどではなくても、親に虐待を受けたことがある子供が「親を選んで・・・」という言葉を聞いたらどう思うだろうか。私自身も含め、子供に接する機会のある者は、言葉遣いに気をつけたい。

子供は親を選べない。そしてどうしようもないクズ親も一定の割合で存在する。ならば、こうした事件が起きる環境を少しでも減らすことが重要だ。賭博罪を厳格に適用してパチンコを違法とし、全面禁止するという方法もある。あるいは、15分といった短い周期での駐車場の車全台の監視を義務付け、子供が放置されている場合は窓ガラスを破壊して救出し、警察に通報する、という条文を駐車場の利用規定に明記する、など。こうした対策にかかる費用は、もちろんパチンコ屋が全て負うべきだ。

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昨日妻から聞いた話で楽しい方も書いておく。

息子はヨーグルトが大好きで、最近では70gのカップを一度に2個食べる(「ダブル」と呼んでいる)。その2個目が終わると、いつもクロワッサンなどのパンを食べるのが習慣になっている。昨日の日中、ヨーグルトが終わると、息子は脇においてあったパンの袋を取りに行き、ワーワー言いながら妻に渡したそうだ。

私もヨーグルトの「ダブル」を食べさせたあとで、パンをあげずに知らんぷりをしてみたら、やはりパンの袋を取りに行って私に渡してきた。色んな事が分かってるんだねぇ(^^)



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2014年7月20日日曜日

生後444日目 友達と遊ぶ姿を見る

行方不明になっていた倉敷市の女児は、岡山市内の民家で無事保護された。民家に住む49歳の無職男性が逮捕され犯行を認めているので、追々犯行の詳細や動機が判明するだろう。ともかく、命があって、怪我もなく帰ってきて良かった(怖かったとは思うが)。

ちなみに監禁されていたのは岡山市の楢津(ならつ)という地区で、女児の自宅からは車で30分くらいの場所である。女児の持っていた携帯電話のGPSの情報は今回あまり役に立たなかったことになる。発見の決め手は女児の母親や周辺住民の不審者の車に対する記憶だったそうだ。防犯用の携帯電話が役に立つ状況も多々あるが、最終的には家族や地域住民の防犯意識にまさるものではないだろう。

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さて、昨日も子育て支援に出かけて、息子にはしっかり遊ばせた。
他には1組だけ来ておられて、一緒に遊んでもらった。息子より1箇月ほど早く生まれた男の子。息子並みに頭が大きいので、思わずお母さんに「よく転びますよね!」と声をかけてしまった(^^; バランスをとるのが大変なのだろう。まだ歩かないそうだ。しかし手先の動きは息子よりしっかりしているし、(お母さんにしか分からないが)幾つか言葉がでている。体重は息子と同じ11kg。身長は息子のほうが3~4cm大きい。

私は息子が同世代の子供と一緒に遊んでいる姿を見るのは初めてだ。病院の受診や妻のママ友との会食の場で一緒になることはあったが、一緒に遊ぶという状況ではない。

お互いに興味はあるようで、息子はお友達の顔を触りにいったり、お友達は息子に玩具のボールを渡そうとしてくれたり。こうした中で段々とコミュニケーションができるようになっていくのだなぁと思うと、保育園というのは重要な場所だとあらためて思う。

お友達がお母さんと帰った後は一人になったので、滑り台や階段マットでしばらく遊んでから帰らせていただいた。帰りの車内から熟睡してくれたので、午後は私達もゆっくり過ごすことができた。



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2014年7月19日土曜日

生後443日目 言語発達を心配するお母さん

夕方、自宅最寄りの駅を出ると妻が息子をチャイルドシートに乗せて迎えに来ていた。ちなみに駅から自宅までは徒歩4分。どうしたのかと思ったら、妻の実家(青果市場)に果物を買いに行くという。最近お世話になっている親戚・知人に持っていくためだそうだ。

車内での妻の話によると、今日は妻の実家に近い子育て支援に息子を連れて行ったそうだ。そこは人数が多く、20組くらいの親子が来ていて、息子は騒がしさに驚いて最初の頃は泣いていた。しかし、そのうち慣れて遊びだした。

そうしているうち、他のお母さんに話しかけられた。1人目は、片言の日本語で喋る、見た目はインドネシアかフィリピンから来られたようなお母さん。お子さんは6箇月で、小柄なほうだが身体発達が早く、元気いっぱいだったそうだ。その方に「一人目デスカ?」と聞かれ、「上にお姉ちゃんがいます。大学生の・・・」と答えたら、のけぞって驚かれたらしい。「オ若ク見エルカラ、ビックリシマシタ」と、妙に日本人っぽいフォローをされたと言っていた。日本での初めての子育てで、気軽に話せる友達が欲しいのかもしれない。

もう1人のお母さんは、息子と同じ1歳2箇月の男の子を連れていた。そのお子さんは言葉、というか発声が無くて、とても心配しているのだそうだ。私達は息子の口唇口蓋裂の治療の一部として、リハビリや言語聴覚士の先生に頻繁に診察してもらっていることもあり、言語や構音に関して一般の方よりは関心がある。なので、そのあたりの悩みは共感できる部分がある。

そのお母さんは、お子さんの言語の発達が気になって、病院のリハビリには通うものの、他の外出はあまりできないのだと言う。外で会った人に子供に話しかけられると、反応が少ないことで変に思われるのが辛いとか、そんな気持ちはわからなくもない。しかし、それでは子供の発達に良くはないと、頑張って子育て支援に来て妻に話しかけた、ということらしい。

私達は生まれる前から子供の障害が分かっていて、出産前からそれと向き合い、出生直後から治療を第一優先にしてきた。多くの専門家と家族・親戚・知人の助けを得て、同じ病気のお子さんの親御さんと励まし合いながら進んできた。正直、生まれた時に何の問題もないお子さんを見ては少しだけ羨ましいと思ったこともあるが、子供の障害を通して学んだことや得られたものはそれよりはるかに大きい。障害はないに越したことはないが、障害があるからといってマイナスばかりではないということは分かるようになった。

言語発達を心配されているお母さんの気持ちは、私達で言えばエコーで口唇口蓋裂と診断された時の気持ちに近いのかもしれない。今は不安ばかりなのだろう。しかし口唇口蓋裂も言語発達障害も、治療は長丁場。お母さん一人で抱え込まず、色んな人に相談し助けを借りて、育児を楽しめるようになってほしいものだ。

それにしても妻は行く先々で様々なお母さんに話しかけられるようだ。今の子育て世代から見ると10歳くらい上で「昭和のお母さん感」が漂っているせいなのか、あるいは元看護師の雰囲気がそうさせるのか・・・。

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昨日の息子は、やたら賑やかだった。帰宅してからも台所から妻が「今日の出来事」を私に話してくれるのだが、息子がずっと手を口の前で動かして「ウワウワウワウワ~」とやっているので、妻に「ご~め~ん、まっ・た・く、聞・こ・え・な・い」と謝らなないといけないくらいだ。でも、こうして大きな発声ができるということも有難いことなんだな・・・。


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