2014年12月14日日曜日

生後592日目 「エコジョーズ」

先週リフォーム中の転居先を見に行った時に、新たに設置されたガス給湯器を見てちょっとがっかりした。元々の給湯は灯油ボイラーだったのだが、リフォームにあたり不動産会社が提携しているLPガス会社のプロパンガスに変更することになったのだが、取り付けられた給湯器はごく普通の、熱効率80%のものだった。

プロパンガス会社は不動産会社との取り決めで、新規契約の代わりに給湯器とコンロを無償提供し、既存の灯油ボイラーを撤去してくれることになっていた。古いガスコンロは以前のオーナーが撤去していたし、ガスコンロも買うと高いものなので、この条件でのプロパンガス会社との契約は了承していた。ただし、不動産会社とリフォーム業者の担当者に対しては、できればガス給湯器は効率の高い「エコジョーズ」にしてもらいたいと伝えていた。

それが、先週給湯器を確認した時には給湯器が普通のものだったのだ。要望を書面にしたわけでもなかったし、どこかで伝わらなかったのだろう・・・と思っていたのだが、昨日もういちど確認してみると給湯器が「エコジョーズ」のものに変わっていた。外装色も白からブロンズに変わっていたから勘違いではないだろう。ということは、リフォーム業者さんが覚えていてくれて、プロパンガス会社に交換を指示してくれたのだろうか。これはちょっと嬉しかった。

エコジョーズ」は通常のガス給湯器の熱効率(約80%)を90~95%にまで高めたものだ。通常のガス給湯器の排気が200℃ほどであるのに対し、エコジョーズではこの排気を2次熱交換器で利用することにより、最終的に排気温度は80℃以下になる。それによって熱効率が95%ほどにまで上がるのだが、ここで一つ問題がある。2次熱交換器で排気の温度がが100℃以下に下がるということは、2次熱交換器で排気中の水分が結露するということだ。

この結露には、排気ガス中の窒素酸化物などが溶け込むので酸性になる。エコジョーズにはこの酸性の結露水を中和して排水する装置が付いている。アパートなどでは、この余分な排水を行う余裕が無い場合があり、エコジョーズが設置できない場合もある。また、中和装置には炭酸カルシウムが充填されているのだが当然寿命があり、積算運転量が一定量に達すると中和装置の交換をしないとエラーになり運転できなくなる制御装置が付いている。ただ、通常の使用であれば中和装置の寿命は15年あるので、それほど気にすることでもない。

・・・と、理系なのでつい工学的な方向に話が行ってしまった。妻に話してもなかなか分かってもらえないので・・・(^^;;;

昨日のお風呂の体重は・・・と書きたいところだが、妻が体重計も引っ越し用の段ボール箱に片付けてしまったのでわからない。


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2014年12月13日土曜日

生後591日目 「コウノドリ」で知る”AED”

午後3時の客先打合せ前に、温かい飲み物を買ったコンビニから妻にSMSを送信してみた。体調が悪いと言っていたので気になっていた。


生後590日目 サンドイッチを自分で/妻の嘔吐

”少し気持ち悪いけど、夜中ほどじゃないよ”
ちょっとだけ安心して、打合せに向かう。打合せは1時間くらいで終わり、帰り道に別のコンビニに立ち寄って、木曜日に発売の「モーニング」を手に取る。巻頭は「コウノドリ」だ。ちなみに1~6巻まで電子書籍(Kobo)で購入している。7巻の紙の単行本は12月22日発売だが、電子書籍化されるのはかなり後になる。「進撃の巨人」など超売れ筋のコミックは紙の本と同時に電子書籍が販売されるので、「コウノドリ」もそのうち素早く電子書籍化される作品になってほしい。

ちなみに今週号の「コウノドリ」は、作者によると初めて主人公が1コマも登場しない回だった。産婦人科の研修医が、街中で倒れた妊婦を心肺蘇生法とAEDで救命し、勤務している病院に搬送したが・・・という展開。

作中でも触れられていたが、各所に配置されているAEDの使用率は4%ほどだそうだ。この低さはAEDに関する知識不足が要因の一つだ。

AEDに関する詳細は日本心臓財団を参照していただきたいが、使用時の概要は以下のようになる。
  • AEDは音声及びディスプレイやランプで使用法を全てガイドしてくれる。
  • 除細動の要不要はAEDが心電図を計測して自動的に判断する。
  • AEDを使用した人がその事のみで責任を問われることはない。
  • 妊婦が心室細動を起こしたなら、AEDを使用して妊婦を救命することが胎児にとっても最善である。

要はAEDを使うのに必要なのは「行動力」のみだ。心室細動を起こした人に対しては、いかに素早く除細動と心臓マッサージ・人工呼吸を行えるかが生死や後遺症、妊婦の場合なら胎児の生命を左右する。

・・・

帰宅すると、朝よりはいくぶん元気になった妻が迎えてくれた。
「明日、お医者さん行く?」
「ん~・・・」
どうやら引越が終わって落ち着いてから、と考えているようだ。なるべく早く受診してほしいが・・・

昨日の息子は普段にも増してイタズラしまくっていたそうだ。行った悪行を妻が髪にメモに列挙して教えてくれるくらいだ・・・・(^^;
さて、今日は引越し前のもろもろの雑事で1日が過ぎるだろう。



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2014年12月12日金曜日

生後590日目 サンドイッチを自分で/妻の嘔吐

まあまあな時間に帰宅した昨日。Facebookのほうにアップした息子の近況報告にコメントが付いていた。7歳になる口唇口蓋裂の男の子のお母さんからだ。息子の口唇裂の手術の時に、鼻の修正手術で同じ病棟に入っていた。私達よりずっと若く、見た目は今どきのヤングなママ(笑)だったが、話してみるととても聡明な印象を受けたのを覚えている。

生後135日目 口唇裂術後1日目(2) 個室へ移動

Facebookの記事には以下のような事を書いた。
  • 口蓋裂の手術後も、前の方(上顎の付近)は開いていて、飲み物等が出てくるのでちょっとびっくりした。
  • Dr.にはもうちょっと早い時期に説明して欲しい。 
これに対して、要約すると以下のような意味のコメントを頂いた。

「手術後に少し開いてきます。米粒くらいの大きさです。最終的には骨移植で一緒に閉じるんだそうです」
Dr.の話よりよほどわかりやすいのはどうしたもんだろう・・・(^^;; ちなみに、米粒くらいの大きさなので、ご飯粒が入るとけっこう気持ち悪いし取り出すのに苦労するらしい・・・。

児の症状と医療機関によって異なるのではないかと思うが、私達が通う医大附属病院で顎裂を伴う口蓋裂の場合、上顎付近の開いているところは骨移植時に閉じることになるようだ。その時期は小学校1~3年生ぐらいで、夏休みが多い。コメントを頂いた方の息子さんも、 次の夏休みに骨移植だそうだ。

さて、いままで全く食事を自分で食べさせていなかったのだが、抑制筒解除と普通食解禁ということで、ぼちぼち自分で食べさせることにしてみた。とりあえずサンドイッチを少し小さくちぎったものから・・・と思ったら、いきなり自分で口に運んで食べ始めた。そうですか・・・(^^) 何か拍子抜けですが。

・・・

就寝後、午前2時。
「・・・ううう。気持ち悪い。ちょっと吐いちゃった」
という妻の訴えで目が覚めた。トイレで吐いて、ちょっと血が混じっていたという。
「朝になったら病院行ってみる? 全部休むのは無理だけど午前半休くらいなら取れるし、最悪午後3時からの客先打合せだけ行けばいいから・・・」
「う~ん・・・。朝、あなたが会社行くまでに考える」
で、朝になって出した結論が
「もし胃カメラとかになったりすると、3時とか過ぎるかもしれないし・・・。明日にしようかな」
というもの。ちなみに妻は胃腸科外科に勤務して胃・大腸カメラの補助などもしていたことがある。土曜日は患者が多いが、時間を気にせずに受診しようと思えば土曜日のほうがいいだろう。牡蠣ツアーはお預けだ。それより、重い病気でないことを確認するほうがはるかに重要なので・・・

もし症状が悪化するようなら電話するように妻に行って出勤してきた。何事もなければいいが。



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2014年12月11日木曜日

生後589日目 抑制筒卒業し、通常食へ

昨日の妻はその前日に比べれば元気が戻ってきていて、少し安心できた。元気になって、ローカルテレビ局のとある番組を見ていた。ローカル局の局アナが自転車に乗って地元をめぐるという安上がりな番組である(笑

RSKテレビ | 国司憲一郎のリンだRiNだ

昨晩の放送は岡山県の南西部の寄島町・笠岡市。妻の従姉妹がその付近の主要道路沿いに住んでいることもあって、 「映るかも!」と思って観ていたらしいが、見事にスルー。

それでも、番組内で取り上げていた「牡蠣」の店には心惹かれていた。息子が生まれる前、妻の妊娠中のあまり悪阻が酷くない時に、岡山県の「日生」(ひなせ)というところに出掛けて蒸し牡蠣を食べたことがある。妻はものすごく喜んでいた。それを思い出したのか・・・
「おいしそう・・・ 牡蠣食べたい 牡蠣食べたい! た~べ~た~い~! た~べ~た~い~!!」
駄々っ子か。

そんなわけで今週末の外食は牡蠣で決定のようだ。寒そうだが・・・

・・・

さて、昨日はから息子は普通の白ご飯に戻した。本当は来週からということになっているが、口の中を覗いても粘膜はしっかり再生しているようだし、元々ご飯は柔らかく炊くので大丈夫だろう。固い子供用スナック菓子はまだおあずけ。そして、抑制筒もまったくしなくなった。元々口に指を入れる習慣はないし、昼間その様子もない。これで抑制筒も用済みだ。ネットに入れて洗濯した模様。





今朝、早起きして「システム監査」の勉強をしていたら、そのうち妻も起き出してきて朝食の準備を始めた。それから約10分後・・・

「はぁ!」
「何々? どした?」  (虫でも出たか?)
「こっち来て、見てみて」
そこには、紙ゴミ入れとして使っている箱の縁に綺麗に差された緑色のマーカー。息子が伯母のところから強奪し丸1日くらい遊んだ後、行方不明になっていた物だ。なくなってから、息子はマーカーを出せとうるさかったのだが・・・自分で差しておいて忘れたらしい。百舌のはやにえ的な?(^^;

ちなみにペンはこのほか2~3本行方不明のままである。そのうち意外なところから出てくるのだろう。

昨日の息子の体重は11.8kg。



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