生後409日目 古い母子手帳

実家に息子を連れて行ったときは、ネコ様にご挨拶するのが通例となている。ネコ様は応接室で外を眺めておられたので・・・

後ろからそっと近づき・・・（耳がこっち向いてる）

ファースト・コンタクト！

睨まれたのでビビる

結構凶暴な性格のネコ様なのだが、息子はどうも苦手なようだ。噛んだり引っ掻いたりするとひどく叱られそうなことが分かっているのだろう。このあともすぐに逃げてしまった。



実家から帰ったのち、夜になって実家の母から電話がかかってきた。タンスの整理をしていたら、姉と私の母子手帳が出てきたという。４７年前と４４年前のもの。よく残っていたと思うが、どの母親にとっても母子手帳というのは特別に大切なものなのだろう。妻も２冊、大事にしている。１冊は現役だ。

電話で実家の母は、母子手帳には（母自身が忘れたようなことが）色々たくさん書いてあると言っていた。何でもメモするのが癖の母だから、さもありなん。姉を産んだ頃の実家はかなり貧しい暮らしで、二人目（私）を産んだ時には同居していた義母（私の祖母）から、「二人目なんか要らんのに」と言われたそうだ。それが悔しかったのか、意地でも元気に育てるんだという気持ちで、母子手帳に細かく記録したのか。

私の母子手帳には、色々なことがかなり早くできるようになったと書いてあるらしい。これは意外だった。確か私は２歳まで喋らなかったと聞いているので、他の発達もゆっくりだと思っていたからだ。どんなことが書いてあるのかは、来週の楽しみとしよう。

寝る前に、妻がいきなり「・・・じゃあ、来週は父子対決ね♪」と言うので何のことかと思ったら、私と息子の母子手帳を見比べてみようということらしい。身長では負けているのではないかと思うが、頭囲は勝つ（？）自信がある（笑

親子（母子）手帳は、ほとんどの場合お母さんが記入するだろう。自分が親になった時、母が書いた手帳を見て、一生懸命に、時には悩みながら育ててくれたことを知って、感動するだろう。是非お父さんも、欄外にでも何かコメントを書いてほしい。

私は少し障害のある子を授かったことで、同じような子をこれから産み育てようとするお母さん・お父さんの、ちょっとした助けにでもなればと思ってこのブログを始めた。しかし、こうして１年以上毎日書き続けたことで、母子手帳の「母の一言」に少しは近づいたものになったのではないかという気がする。もちろんこれからも書き続けていく。

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