2013年7月7日日曜日

生後66日目 堂々としていよう!

昨晩のお風呂で測った体重は5.8kg。お風呂からあげる時は妻を呼んで、湯船に入った状態で息子を渡すのだが、これはもう筋トレそのものだ。

・・・

少し前に、Yahoo!知恵袋で質問に回答した。質問者様は口唇口蓋裂で生まれ、成人した現在は会社で働いておられる。 質問の概要は

「一応障害者手帳は持っていますが、仕事上何ら支障はありません。会社に障害者として申請したいと頼まれました。何だか憤りを感じていますが、自分の感情が正しいものなのかわかりません」
というものだった。

企業には、一定の割合で「障害者」を雇用する義務がある。この義務が果たせなければ、不足している人数1人あたり障害者雇用納付金を月額5万円、支払わなければならない。この納付金は、基準を上回って障害者を雇用している企業に調整金として給付される仕組みだ。

この法律の目的は、上記の仕組みを通して障害者の雇用機会を増やし、自立を支援するというものだ。法律は障害者の雇用にあたって、企業が何らかのコストを負担し努力をすることを期待している。

しかし、質問者様の状況では、企業は雇用にあたって何らコストを負担しておらず、努力もしていない。実質的に「健常者」である質問者様を「障害者」として申請して納付金を逃れ、あるいは調整金を得ようとしている。結果として本来雇用されるべき人の機会が失われている。質問者様が憤りを感じているのはその部分ではないかと回答した。

他の回答では、「企業も質問者様も損をしないのだから構わないのではないか」というものも見られた。それでは法律の本来の障害者雇用の促進という目的を見失っているし、他の職員と全く変わりなく業務をこなしている質問者様のプライドを傷つけることになりはしないか。

この回答は回答締切時に、質問者様よりベストアンサーに選んでいただいた。 そして御礼のコメントに
「息子さん、まだ二ヶ月なんですね。大変だと思いますが、堂々としていれば大丈夫です」
という励ましの言葉も頂いた。

昨日頂いたコメントでも、口唇口蓋裂のご本人様から、お母様が母が堂々としていて負い目を感じることも無かったと教えていただいた。

「親が堂々としていること」・・・これは外見に現れる障害を持った子の親が、しっかりと示す必要がある態度なのだと改めて感じた。人目を気にして子どもと家に閉じこもっていては、親が成長することはない。外に出れば好奇の視線を向けられることもあるし、心無い言葉や、陰口を叩かれることもあるかもしれない。だが私達はそこを突破し、「お前は私達の自慢の子供だ」としっかりと伝える義務がある。そうして子供の心に生まれた自尊感情こそが、子供の一生の宝になると信じている。




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