2014年2月5日水曜日

生後279日目 難聴と鼓膜チューブ留置術

作曲家の佐村河内守氏が、十数年前から実際の作曲を他の人に依頼していた、というニュースが流れた。私はクラッシック音楽には疎いので、佐村河内氏を知ったのもNHKの特集番組だった。その番組では、佐村河内氏の難聴は、常に轟音が聞こえているような状態だと伝えていた。よくそんな状態で作曲ができるなぁ、と感心したのは覚えている。


私の息子には今のところ難聴はないようだ。聴覚スクリーニングでも引っかからなかったし、呼べば振り向くし、音がする玩具は喜んで遊ぶ。今朝は自分で拍手をして音を出して喜んでいた。

しかし、妻のママ友のお子さんは片耳は聞こえておらず、もう一方も聞こえづらい状態。耳鼻科の医師によれば、滲出性中耳炎はあるものの、それとは関係なく、元々聞こえにくいのだという。

また、Twitterでフォローさせて頂いている方のお子さんの場合は、滲出性中耳炎による聞こえにくい状態で、「鼓膜チューブ挿入(留置)術」が検討されている。この手術の要点は以下のとおりである。
  1. 鼓膜を切開し、穴が塞がらないようにチューブを挿入、留置する。
  2. 中耳にたまった水分を鼓膜の外側(外耳)へ放出するのが目的。
  3. チューブはある程度の期間で自然に脱落する。
  4. 簡単な手術で、通常は局所麻酔で5分ほどだが、乳児の場合は全身麻酔で動かないようにして行う。
  5. 子供の場合は成長とともに耳管の通りが良くなる(口蓋裂がある場合は術後改善する)可能性が高く、その場合は再挿入不要。
  6. 鼓膜に穴は開いているが、入浴・シャワー等は可能。潜ったりしなければ水遊びも問題ない。
Twitterによれば、口唇口蓋裂の子の50%はチューブ留置をする・・・といった情報も流れてきている(真偽の程は不明)。ともかく、お子さんの音への反応に注意し、気になったら早めに医師に相談するのが良いだろう。



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2 件のコメント:

  1. 口唇口蓋裂の1才の男の子の母親です。
    うちの息子も、口蓋形成と同時に鼓膜チューブ留置を行いました。
    息子はすでに何度か中耳炎かかっているため、鼓膜チューブ留置を行いましたが、最近では、同時にチューブ留置を行う必要はないのではないかという見方もあるそうですよ。
    息子は中耳炎になっかことがあるため必要でしたが…必要がないのであれば15分程度で終わる簡単なものだとしても避けてあげたいなぁと思いました。
    さて、息子ですが…手術して2週間‼︎手術なんてなかっかのように、元気いっぱいです。今後も順調に成長していってほしいなぁ〜と思います。

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    1. おはようございます(^^)

      チューブ留置を行うかどうかは、担当Dr.の所見に基づいて判断されることと思います。もちろん必要ないのであれば全身麻酔も伴うことですし、しないほうが良いだろうとは思います。

      口蓋形成の術後の経過が順調で良かったですね(^^)
      順調にすくすく大きくなりますように!

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